夫婦の日常も様々だが、あらゆる夫婦のエピソードが、漫談家の綾小路きみまろにメールや手紙で続々と寄せられている。今回寄せてきたのは、家電メーカー勤務のご主人(47歳)。奥様(46歳)との間には5人の子供さんがいます。
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僕は男ばかり4人兄弟の末っ子。洋服は兄貴のお下がりでしたし、お客さんがくれたお菓子も4等分。「大きくなって結婚したら、子供は絶対にひとりだけにしよう」と思っていました。
妻とは職場結婚だったんですが、どちらかというとスリムな体型。それが結婚2年目、長女を出産すると貧乳だった胸が巨乳に。授乳している妻の胸を食い入るように眺める自分に気づき、「オレって巨乳好きだったんだ」と思いました。妻の胸元を見る度、新鮮な興奮を覚えましたね。
ところが、出産して1年も経つと、妻の巨乳がしぼみ、垂れ気味に。「ああ、あの巨乳をもう一度見たい! そうだ! 出産したら蘇る!」ひとりっ子から2人っ子です。翌年、長男が生まれ、妻の巨乳も復活。
でも、またもや1年後には、僕の気持ちと同じく、妻の巨乳もしぼみ……「もう一度!」、3人、4人で、まさかの5人の子持ちに。もう十分です。今は膨らみの興味が胸から下に。妻の3段腹とでっかいお尻に、家庭生活の安定と満足を覚えている僕なのです。
※週刊ポスト2015年11月13日号