決算発表については主力処が一巡したため、今後は改めて決算を材料視した物色が強まりやすい。特に、今回の決算では決算内容によって株価は大きく反応しやすく明暗が分かれており、嫌気される局面においてはイレギュラー的な価格形成も目立つ。決算が一巡し、市場環境も郵政グループ効果と政策への思惑などでの先高期待により、修正リバウンドが強まる可能性もある。
今週の決算ではメガバンク3行や第一生命<8750>などが予定されている。機関投資家等による郵政グループ取得に向けた資金手当ての流れが重石との見方もされていたこともあり、決算をきっかけに見直しも意識される。
経済指標では10日に9月の国際収支、12日に9月の機械受注が発表される。海外では、10日に10月の中国の消費者物価指数、11日に10月の中国の小売売上高、鉱工業生産、固定資産投資が発表される。12日にEU首脳会議、13日に10月の米小売売上高が発表される。その他、週末は11月のオプションSQが控えている。先物主導による相場変動も意識しておく必要がありそうだ。