芸能

羽田美智子 早見あかりは「いやらしいくらいに本番に強い」

母娘のような仲の良さを見せた早見あかりと羽田美智子

 八王子発ドラマ『東京ウエストサイド物語』(12月2日22時~NHK BSプレミアムにて放送)の試写会に、主演の早見あかり(20)と、早見の母親を演じる羽田美智子(47)が登壇した。

 東京第1弾の地域発ドラマであるこの作品は、八王子まつりや八王子芸者など、八王子の魅力を織り込みながら、コメディータッチで家族のやり取りを描いていく。

 試写会終了後に登場した早見は、「私は就活生役だったので、自分が就活をしたらどうなのかなと想像しながら参加させていただきました。八王子は全然知らなかったんですが、オール八王子ロケだったので通ううちに、芸者さんがいて学生も多くて、すごくエネルギーにあふれたステキな町だとわかりました。

 羽田さんはじめ、高山家の人々がすごく仲良しで、本当の親子みたいにすぐなれて、すごく楽しかった。笑えて泣ける作品が作れたと思います」と、一生懸命に語った。

 羽田は、「最初に台本いただいたときに、ホントに笑って最後にグスンと泣けて、いい話だなぁと思いました。娘役が早見あかりちゃんと決まって、お会いしたときに、『ハーフですか?』って聞いたら、『日本人です』って。こんなきれいな子を産んだら、お母さんは期待するよなって思いました。天真爛漫に振る舞ってくれるので、楽屋の中が家族みたいにざっくばらんな感じで、自然と家の感じは出せたかなと思っております」と、笑顔で語った。

 羽田扮する母の晴恵は、突然、「芸者になる!」と宣言。八王子芸者になるのですが、その撮影を振り返り羽田、「都都逸を歌っているシーンがありまして、台本に、“へたっぴーな都都逸を、一生懸命、歌っている”と、書いてあったのでその通りやったら、見ている人には“へたっぴー”だけしかわからないじゃないですか。

“ホントにこいつ、へたっぴーだな”と思われるくらいのド下手ぶりが、自分でもちょっと愕然としてしまいました。一生懸命やってもあのレベルだったんですけど…。常に、一生懸命であることが試されたドラマでした」と、恐縮しきり。

 印象に残ったシーンを聞かれると、早見は「普段、お母さんはすごくやさしいんだけど、私がお父さんに対してひどいことを言ったときに、はじめてすごい勢いで怒るというシーンがあって…。“私のことはどういわれてもいいけど、あなたを育ててきたお父さんを大事にしなきゃいけないんだよ”というお母さんの感じと、逆にそれを聞いていたお父さんがワタワタしてて、どうしたらいいかわからない…みたいな、あのシーンが高山家らしくていいなぁと思いました」とニッコリ。

 早見の発言を聞いて、「私も同じです! やっぱり気が合っちゃう」と大喜びした羽田。

「そのシーンは、テストやリハを何回もやったし、慣れになってはいけないと思っていたら、あかりちゃんも同じことを思っていて…。本番のこの子の迫力がいちばんよかったんです。聞いていてグッと来ちゃって。“うわぁすごい! やった!”と思っていたら、監督も“OK!”って。この子、本番に強いんです、いやらしいくらいに。旦那さん役の羽場裕一さんと“末恐ろしい子だ”と、言い合ってました」と、早見を絶賛した。

撮影■平野哲郎

関連記事

トピックス

『徹子の部屋』に月そ出演した藤井風(右・Xより)
《急接近》黒柳徹子が歌手・藤井風を招待した“行きつけ高級イタリアン”「40年交際したフランス人ピアニストとの共通点」
NEWSポストセブン
世界的アスリートを狙った強盗事件が相次いでいる(時事通信フォト)
《イチロー氏も自宅侵入被害、弓子夫人が危機一髪》妻の真美子さんを強盗から守りたい…「自宅で撮った写真」に見える大谷翔平の“徹底的な”SNS危機管理と自宅警備体制
NEWSポストセブン
鳥取県を訪問された佳子さま(2025年9月13日、撮影/JMPA)
佳子さま、鳥取県ご訪問でピンクコーデをご披露 2000円の「七宝焼イヤリング」からうかがえる“お気持ち”
NEWSポストセブン
長崎県へ訪問された天皇ご一家(2025年9月12日、撮影/JMPA)
《長崎ご訪問》雅子さまと愛子さまの“母娘リンクコーデ” パイピングジャケットやペールブルーのセットアップに共通点もおふたりが見せた着こなしの“違い”
NEWSポストセブン
永野芽郁のマネージャーが電撃退社していた
《坂口健太郎との熱愛過去》25歳の永野芽郁が男性の共演者を“お兄ちゃん”と呼んできたリアルな事情
NEWSポストセブン
ウクライナ出身の女性イリーナ・ザルツカさん(23)がナイフで切りつけられて亡くなった(Instagramより)
《監視カメラが捉えた残忍な犯行》「刺された後、手で顔を覆い倒れた」戦火から逃れたウクライナ女性(23)米・無差別刺殺事件、トランプ大統領は「死刑以外の選択肢はない」
NEWSポストセブン
国民に笑いを届け続けた稀代のコント師・志村けんさん(共同通信)
《恋人との密会や空き巣被害も》「売物件」となった志村けんさんの3億円豪邸…高級時計や指輪、トロフィーは無造作に置かれていたのに「金庫にあった大切なモノ」
NEWSポストセブン
愛子さまが佳子さまから学ぶ“ファッション哲学”とは(時事通信フォト)
《淡いピンクがイメージカラー》「オシャレになった」「洗練されていく」と評判の愛子さま、佳子さまから学ぶ“ファッション哲学”
NEWSポストセブン
年下の新恋人ができたという女優の遠野なぎこ
《部屋のカーテンはそのまま》女優・遠野なぎこさん急死から2カ月、生前愛用していた携帯電話に連絡すると…「ポストに届き続ける郵便物」自宅マンションの現在
NEWSポストセブン
背中にびっしりとタトゥーが施された犬が中国で物議に(FB,REDより)
《犬の背中にびっしりと龍のタトゥー》中国で“タトゥー犬”が大炎上、飼い主は「麻酔なしで彫った」「こいつは痛みを感じないんだよ」と豪語
NEWSポストセブン
(インスタグラムより)
《“1日で100人と寝る”チャレンジで物議》イギリス人インフルエンサー女性(24)の両親が現地メディアで涙の激白「育て方を間違ったんじゃないか」
NEWSポストセブン
藤澤五月さん(時事通信フォト)
《五輪出場消滅したロコ・ソラーレの今後》藤澤五月は「次のことをゆっくり考える」ライフステージが変化…メンバーに突きつけられた4年後への高いハードル
NEWSポストセブン