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長野・渋温泉の「斉月楼」 宮大工の技術を結集した旅館建築

斉月楼には社寺や遊郭に用いられる建築様式も採用されている

 一度は泊まりたい「名建築の温泉宿」。長野・渋温泉の「歴史の宿 金具屋」は、敷地内で温泉が湧き出たのを機に、松代藩出入りの鍛冶屋が宝暦8(1758)年、温泉宿として創業。屋号の「金具屋」は当時の藩主による命名と伝えられる。昭和初期に完成した木造4階建ての「斉月楼」、格天井が見事な大広間が国の有形文化財に登録されている。

 宮大工の技術が駆使された「斉月楼」は釘などをほとんど使わず、1階から4階まで貫く13本の杉柱と木組みで造られている。源泉は5つで浴場は8つ。昭和25年に造られた浪漫風呂では創業時からのにごり湯を楽しめる。

【住所】長野県下高井郡山ノ内町平穏2202

※週刊ポスト2015年11月27日・12月4日号

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