国内

早稲田祭セクシー予備校「エロを発信したかった」と主催学生

「私学の雄」早稲田大学の男子学生が、我先にと殺到した「予備校」がある。その名も「早稲田セクシー予備校」。11月8日に開催された「早稲田祭2015」の隠れた目玉となった企画だ。

「コンセプトは“ちょっぴりエッチな予備校”。現役AV女優が講師を務める予備校というイメージで開催した」(主催団体の学生代表)

 当日、登壇したのは乙葉ななせ、浅田結梨、広瀬奈々美、瑠川リナという4人の人気AV嬢。メイン企画の「ヌキ打ちセクシー試験」では、

〈その気持ち良さからセクシー男優しみけんが名付けた高級外車を彷彿とさせる名称の体位は?〉
〈瑠川さんがベッドでされて嫌なことは?〉

 など、性に関する“模擬試験”に参加者が回答。講師が自らのエッチな経験を踏まえて学生たちに解説を行なった(ちなみに正解はそれぞれ「ロールスロイス」「自分勝手な振る舞い」)。

 今回のイベントはAV制作会社のソフト・オン・デマンド(SOD)が協賛。学生のお遊びかと思いきや、前出の代表は「ガチのエロイベントにしたかった」と熱く語る。

「僕はSODの企画コンペに参加するほどの筋金入りのAV好き。卒論もAV女優論にしたかったけど指導教官に却下されました。

 今回のイベントは当初、大学に『橋下徹を呼んで講演会をする』と説明して大教室を押さえましたが、学祭が近づくにつれて段々とエロをやりたい気持ちが強くなり、最終的に橋下さんよりエロを選んだ(笑い)。早稲田からエロを発信したかったんです」

 しかし、大学側はすんなり許可したのだろうか。

「大学や学祭実行委員会からは“公序良俗に反していないか”を問う台本チェックがありました。

『騎乗位』はダメだけど『立ちバック』はOKなど基準はかなり曖昧でした。『潮吹き』はNGだけど『ザーメン』は医学用語だからOKというので、テレビの放送コードを基準に対策を練りました」(同前)

 学生500円、一般1000円の有料イベントだったが600人の定員が満員になる大盛況だった。しかし、若き男子学生の熱気が場を占拠する一方、女性の観客はわずか3~4人しかいなかった。

 実際にAV女優と触れ合うのは「帰り際のハイタッチだけ」だったそうだが、早稲田の女子学生に聞き込むと「参加する男子がキモい」「同じ大学の学生として残念」「早稲田のイメージダウン」とワセジョには不評だった。

 主催団体は変われども、ここ数年続いているという早稲田祭のエロイベント。“都の性北”は早稲田の新たな伝統になる?

※週刊ポスト2015年12月11日号

関連記事

トピックス

大谷翔平がこだわる回転効率とは何か(時事通信フォト)
《メジャー自己最速164キロ記録》大谷翔平が重視する“回転効率”とは何か? 今永昇太や佐々木朗希とも違う“打ちにくい球”の正体 肩やヒジへの負担を懸念する声も
週刊ポスト
竹内朋香さん(27)と伊藤凛さん(26)は、ものの数分間のうちに刺殺されたとされている(飲食店紹介サイトより。現在は削除済み)
「ギャー!!と悲鳴が…」「血のついた黒い服の切れ端がたくさん…」常連客の山下市郎容疑者が“ククリナイフ”で深夜のバーを襲撃《浜松市ガールズバー店員刺殺》
NEWSポストセブン
和久井学被告と、当時25歳だった元キャバクラ店経営者の女性・Aさん
【新宿タワマン殺人・初公判】「オフ会でBBQ、2人でお台場デートにも…」和久井学被告の弁護人が主張した25歳被害女性の「振る舞い」
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(Instagramより)
《愛するネコは無事発見》遠野なぎこが明かしていた「冷房嫌い」 夏でもヒートテックで「眠っている間に脱水症状」も 【遺体の身元確認中】
NEWSポストセブン
『凡夫 寺島知裕。「BUBKA」を作った男』(清談社Publico)を執筆した作家・樋口毅宏氏
「元部下として本にした。それ自体が罪滅ぼしなんです」…雑誌『BUBKA』を生み出した男の「モラハラ・セクハラ」まみれの“負の爪痕”
NEWSポストセブン
ブラジルを公式訪問されている秋篠宮家の次女・佳子さま(2025年6月4日、撮影/JMPA)
「佳子さまは大学院で学位取得」とブラジル大手通信社が“学歴デマ報道”  宮内庁は「全報道への対応は困難。訂正は求めていません」と回答
NEWSポストセブン
米田
「元祖二刀流」の米田哲也氏が大谷翔平の打撃を「乗っているよな」と評す 缶チューハイ万引き逮捕後初告白で「巨人に移籍していれば投手本塁打数は歴代1位だった」と語る
NEWSポストセブン
花田優一が語った福田典子アナへの“熱い愛”
《福田典子アナへの“熱い愛”を直撃》花田優一が語った新恋人との生活と再婚の可能性「お互いのリズムで足並みを揃えながら、寄り添って進んでいこうと思います」
週刊ポスト
生成AIを用いた佳子さまの動画が拡散されている(時事通信フォト)
「佳子さまの水着姿」「佳子さまダンス」…拡散する生成AI“ディープフェイク”に宮内庁は「必要に応じて警察庁を始めとする関係省庁等と対応を行う」
NEWSポストセブン
まだ重要な問題が残されている(中居正広氏/時事通信フォト)
中居正広氏と被害女性Aさんの“事案後のメール”に「フジ幹部B氏」が繰り返し登場する動かぬ証拠 「業務の延長線上」だったのか、残された最後の問題
週刊ポスト
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《ブログが主な収入源…》女優・遠野なぎこ、レギュラー番組“全滅”で悩んでいた「金銭苦」、1週間前に公表した「診断結果」「薬の処方」
NEWSポストセブン
ホストクラブや風俗店、飲食店のネオン看板がひしめく新宿歌舞伎町(イメージ、時事通信フォト)
《「歌舞伎町弁護士」のもとにやって来た相談者は「女風」のセラピスト》3か月でホストを諦めた男性に声を掛けた「紫色の靴を履いた男」
NEWSポストセブン