ライフ

健康にいいみかんの皮 刻んで餃子やハンバーグに混ぜても

みかんは皮にも栄養たっぷり(Ph:Thinkstock/Getty Images)

 冬になると特に意識せずに食べているであろうみかんだが、栄養についてはあまり知らない人が多いのでは? みかんに含まれる栄養は意外にすごく多く、効果的な食べ方をすれば、健康にも美容にも役立つ優れものだ。

 みかんの実の部分には、ビタミンCやクエン酸、房や筋には食物繊維、ポリフェノールの一種であるヘスペリジンが豊富に含まれる。

「みかんを3個食べれば、1日に必要なビタミンCが摂れます。一度に大量摂取しても排出されてしまうため、朝・昼・夜と分けて食べるのが効果的です」(料理研究家・栄養士の青木敦子さん)

 また、皮には食物繊維やカルシウムが含まれている。

「オリーブ油と一緒に摂ると、カルシウムの吸収を高めます。刻んだ皮とオリーブ油をご飯に混ぜる“みかんご飯”が手軽でおすすめです。

 他にも、皮は、刻んで料理に使うといいですよ。汁物やそうめん、パスタに入れれば、柑橘の香りがプラスされ、薬味のように使えます。餃子やハンバーグのタネに少量混ぜると、苦味が気になりません」(青木さん)

 みかんの橙色は、β-クリプトキサンチンという色素。理学博士の向井克之さんはこう説明する。

「10年前、発がん抑制作用が発見されてから注目されている成分で、抗酸化作用(アンチエイジング)、骨粗しょう症・糖尿病・動脈硬化・肝機能障害の予防効果が認められています」

 β-クリプトキサンチンの含有濃度が最も高い食べ物はとうがらしで、次に温州みかんとされる。

「一度に食べられる量で見れば、温州みかんがダントツです。脂溶性なので、乳製品と一緒に摂取すると吸収率が高まります。カルシウムも同時摂取できるので、牛乳やヨーグルトなどと一緒に食べるといいですね」

※女性セブン2015年12月10日号

関連キーワード

トピックス

大谷翔平選手と妻・真美子さん
「娘さんの足が元気に動いていたの!」大谷翔平・真美子さんファミリーの姿をスタジアムで目撃したファンが「2人ともとても機嫌が良くて…」と明かす
NEWSポストセブン
メキシコの有名美女インフルエンサーが殺人などの罪で起訴された(Instagramより)
《麻薬カルテルの縄張り争いで婚約者を銃殺か》メキシコの有名美女インフルエンサーを米当局が第一級殺人などの罪で起訴、事件現場で「迷彩服を着て何発も発砲し…」
NEWSポストセブン
「手話のまち 東京国際ろう芸術祭」に出席された秋篠宮家の次女・佳子さま(2025年11月6日、撮影/JMPA)
「耳の先まで美しい」佳子さま、アースカラーのブラウンジャケットにブルーのワンピ 耳に光るのは「金継ぎ」のイヤリング
NEWSポストセブン
逮捕された鈴木沙月容疑者
「もうげんかい、ごめんね弱くて」生後3か月の娘を浴槽内でメッタ刺し…“車椅子インフルエンサー”(28)犯行自白2時間前のインスタ投稿「もうSNSは続けることはないかな」
NEWSポストセブン
「埼玉を日本一の『うどん県』にする会」の会長である永谷晶久さん
《都道府県魅力度ランキングで最下位の悲報!》「埼玉には『うどん』がある」「埼玉のうどんの最大の魅力は、多様性」と“埼玉を日本一の「うどん県」にする会”の会長が断言
NEWSポストセブン
受賞者のうち、一際注目を集めたのがシドニー・スウィーニー(インスタグラムより)
「使用済みのお風呂の水を使った商品を販売」アメリカ人気若手女優(28)、レッドカーペットで“丸出し姿”に賛否集まる 「汚い男子たち」に呼びかける広告で注目
NEWSポストセブン
新関脇・安青錦にインタビュー
【独占告白】ウクライナ出身の新関脇・安青錦、大関昇進に意欲満々「三賞では満足はしていない。全部勝てば優勝できる」 若隆景の取り口を参考にさらなる高みへ
週刊ポスト
芸能活動を再開することがわかった新井浩文(時事通信フォト)
《出所後の“激痩せ姿”を目撃》芸能活動再開の俳優・新井浩文、仮出所後に明かした“復帰への覚悟”「ウチも性格上、ぱぁーっと言いたいタイプなんですけど」
NEWSポストセブン
”ネグレクト疑い”で逮捕された若い夫婦の裏になにが──
《2児ママと“首タトゥーの男”が育児放棄疑い》「こんなにタトゥーなんてなかった」キャバ嬢時代の元同僚が明かす北島エリカ容疑者の“意外な人物像”「男の影響なのかな…」
NEWSポストセブン
滋賀県草津市で開催された全国障害者スポーツ大会を訪れた秋篠宮家の次女・佳子さま(共同通信社)
《“透け感ワンピース”は6万9300円》佳子さま着用のミントグリーンの1着に注目集まる 識者は「皇室にコーディネーターのような存在がいるかどうかは分かりません」と解説
NEWSポストセブン
真美子さんのバッグに付けられていたマスコットが話題に(左・中央/時事通信フォト、右・Instagramより)
《大谷翔平の隣で真美子さんが“推し活”か》バッグにぶら下がっていたのは「BTS・Vの大きなぬいぐるみ」か…夫は「3か月前にツーショット」
NEWSポストセブン
山本由伸選手とモデルのNiki(共同通信/Instagramより)
《いきなりテキーラ》サンタコスにバニーガール…イケイケ“港区女子”Nikiが直近で明かしていた恋愛観「成果が伴っている人がいい」【ドジャース・山本由伸と交際継続か】
NEWSポストセブン