オードリー若林は担任、ノブコブ吉村は生徒役で出演
金井:ないでしょうね。相当大変です。
北野:週刊誌やワイドショーで騒がれて、みんながしくじってると思っている人っているじゃないですか。洗脳された人とか。でも私は洗脳されていませんって認めてもらえないと、しくじりにはならないわけです。
――洗脳された過去を明かした、辺見マリさんは印象的でした。
北野:ぼくの中で辺見さんの授業はよくできたなと思っています。あそこまで話してくれたのはありがたかったです。普段は打ち合せは3時間なんですけど、辺見さんの場合は毎回4、5時間でした。
毎回泣かれるんです。当時の話をすると、思い出すんでしょう。スタッフみんなウルウルきちゃう感じで。つらい話を何回もぼくらにしてくださって、授業でやってくださったから、すごくいい回になったと思います。番組を作るのに3か月くらいかかっています。
金井:これは他のバラエティー番組と比べて、相当時間がかかっています。普段でも、ひとつ授業を作るのに2か月くらいはかかりますね。教科書もあるので、同時並行で打ち合わせしながら作っていきます。
北野:本人が授業をするので、納得してもらっていないと、言わせていることになってしまうので。時間をかけて、言い方なども話し合って作っていきます。やっぱり、先生とスタッフの信頼関係がなければこの番組は成立しませんので。
◇しくじり先生 俺みたいになるな!!
テレビ朝日系で、毎週月曜20時放送。大きな失敗をしてしまった「しくじり先生」が、「自分のような人間を増やすまい!」としくじった経験を教える、バラエティー番組。2014年10月2日から放送(過去に3回特別番組あり)。当初は深夜枠だったが、4月20日からゴールデンに移動した。2015年12月21日19時~21時48分は、歴代のしくじり先生が集結する、年に一度のしくじりの祭典『しくじりアワード2015』が放送される。