金井大介プロデューサー(左)、北野貴章ディレクター


金井:定例会議で作家からアイディアを募集して、候補が出てきます。その中からスタッフが興味があるないを振りわけつつも、雑誌や新聞の過去記事などを調べて、ブッキングに入ります。実際に事務所に電話をして、1回目の交渉ですね。

 それで、結構はじかれます。事務所から「しくじっていません」とか「今さら言いたくないです」とか。いろんな理由で断られてしまうことがあって。

 了承をもらったら、本人とディレクター陣、作家陣とP陣など、5人くらいで打ち合わせをします。この1回3時間くらいの本人打ち合わせを、スタジオに立つまでに少なくとも3回は行います。

――1回目の打ち合わせが済めば、オンエアまでいきますか?

金井:じゃないですね。

北野:本人が“ビジネスしくじり”の可能性があるんです。ネタになるから番組に出たら得だ、みたいなモチベーションで来られてしまうと(苦笑)。ありがたい話で、出演したいという人も最近は増えたんですけど、そういう人は大抵しくじっていません。

金井:打ち合わせの時に、こちらから断ることもあります。

北野:3パターンあるんです。1つは誰もが知ってる、しくじってる人。堀江さんとか、前園さん。

金井:国民的しくじり、一発でわかる人(笑い)。

北野:パターン2は、しくじっていそうな人。最近見ないけど、なにしてるのかな? とか。

金井:しくじってるから、メディアに出てないという。

北野:パターン3は、しくじってるのかどうかわからないけど、キャッチコピーが面白い人。メンタリストなのにメンタルボロボロのDaiGo先生とか、元大事MANブラザーズバンドの立川俊之さんは、『それが大事』のなにが大事なのかな、から入りました。

――断られたり断ったりで、採用率はどれくらい?

金井:10人に1人以下。10%切りますね。

――オファーして、こんなに出演率の低い番組って、他にありますか?

関連記事

トピックス

2025年はMLBのワールドシリーズで優勝。WBCでも優勝して、真の“世界一”を目指す(写真/AFLO)
《WBCで大谷翔平の二刀流の可能性は?》元祖WBC戦士・宮本慎也氏が展望「球数を制限しつつマウンドに立ってくれる」、連覇の可能性は50%
女性セブン
被害を受けたジュフリー氏、エプスタイン元被告(時事通信フォト、司法省(DOJ)より)
《女性の体に「ロリータ」の書き込み…》10代少女ら被害に…アメリカ史上最も“闇深い”人身売買事件、新たな写真が公開「手首に何かを巻きつける」「不気味に笑う男」【エプスタイン事件】
NEWSポストセブン
「名球会ONK座談会」の印象的なやりとりを振り返る
〈2025年追悼・長嶋茂雄さん 〉「ONK(王・長嶋・金田)座談会」を再録 日本中を明るく照らした“ミスターの言葉”、監督就任中も本音を隠さなかった「野球への熱い想い」
週刊ポスト
12月3日期間限定のスケートパークでオープニングセレモニーに登場した本田望結
《むっちりサンタ姿で登場》10キロ減量を報告した本田望結、ピッタリ衣装を着用した後にクリスマスディナーを“絶景レストラン”で堪能
NEWSポストセブン
日高氏が「未成年女性アイドルを深夜に自宅呼び出し」していたことがわかった
《本誌スクープで年内活動辞退》「未成年アイドルを深夜自宅呼び出し」SKY-HIは「猛省しております」と回答していた【各テレビ局も検証を求める声】
NEWSポストセブン
訃報が報じられた、“ジャンボ尾崎”こと尾崎将司さん(時事通信フォト)
笹生優花、原英莉花らを育てたジャンボ尾崎さんが語っていた“成長の鉄則” 「最終目的が大きいほどいいわけでもない」
NEWSポストセブン
出席予定だったイベントを次々とキャンセルしている米倉涼子(時事通信フォト)
《米倉涼子が“ガサ入れ”後の沈黙を破る》更新したファンクラブのインスタに“復帰”見込まれる「メッセージ」と「画像」
NEWSポストセブン
訃報が報じられた、“ジャンボ尾崎”こと尾崎将司さん
亡くなったジャンボ尾崎さんが生前語っていた“人生最後に見たい景色” 「オレのことはもういいんだよ…」
NEWSポストセブン
実業家の宮崎麗香
《セレブな5児の母・宮崎麗果が1.5億円脱税》「結婚記念日にフェラーリ納車」のインスタ投稿がこっそり削除…「ありのままを発信する責任がある」語っていた“SNSとの向き合い方”
NEWSポストセブン
峰竜太(73)(時事通信フォト)
《3か月で長寿番組レギュラー2本が終了》「寂しい」峰竜太、5億円豪邸支えた“恐妻の局回り”「オンエア確認、スタッフの胃袋つかむ差し入れ…」と関係者明かす
NEWSポストセブン
シーズンオフを家族で過ごしている大谷翔平(左・時事通信フォト)
《お揃いのグラサンコーデ》大谷翔平と真美子さんがハワイで“ペアルックファミリーデート”、目撃者がSNS投稿「コーヒーを買ってたら…」
NEWSポストセブン
愛子さまのドレスアップ姿が話題に(共同通信社)
《天皇家のクリスマスコーデ》愛子さまがバレエ鑑賞で“圧巻のドレスアップ姿”披露、赤色のリンクコーデに表れた「ご家族のあたたかな絆」
NEWSポストセブン
中国で延々と続く“高市降ろし”の反日攻勢にどう対抗するか? 「解決策のカギの1つは公明党が握っている」、大前研一氏の分析と提言
中国で延々と続く“高市降ろし”の反日攻勢にどう対抗するか? 「解決策のカギの1つは公明党が握っている」、大前研一氏の分析と提言
マネーポストWEB