これまで20年以上、いろいろな人の家計簿を見てきたという消費経済ジャーナリスト・松崎のり子さんは、お金が貯まる人と貯まらない人の家計簿には決定的な違いがあるという。
「お金が貯まらない人は月末の収支が計算されていないケースが多いんです。逆に、お金の管理ができている人は、使ったお金と残額がきちんと書かれています。家計簿は、いくら使ったのかを記録するのではなく、あといくら使えるかを知るためのものだと思った方が続けやすい。
だから、手帳に毎日の残金を記入するだけでも充分です。残高を書くことで、次の給料日までまだどれくらい余裕があるのか、もっと節約するべきなのかが見えてきます」(松崎さん)
さらに1か月分の食費は日数で割って1日に使える金額の目安を出すと、お金が貯まる流れを作り出せるという。
「買い物に行くペースに合わせて日割りの金額を入れて、買いすぎを防止しましょう。食費の予算は1000円札に両替して管理しておくと便利です」(松崎さん)
※女性セブン2016年1月1日号