平子は報道に沈黙を貫いたが、ショックは大きかったという。
「平子さんはこれまで、栄作さんのやさしさに甘えてきた部分があった。別宅で生活してある程度恋愛も自由だったけれど信頼関係も強かったんです。ただ、自分の異性関係が報じられる度に“彼に迷惑がかかっちゃう”と気に病んでいました。そんな中、彼に初めて“浮気”報道が出た。
“もし、彼に好きな人ができたら? もしかして今まで栄作さんを私が縛りつけてしまっていたのか”と平子さんは悩むようになってしまった。このままズルズル結婚生活を続けていいのか…と。ふたりで真剣に話し合い、“一度関係を白紙に戻そう”という結論になったそうです」(別の芸能関係者)
春先すぐに離婚届を提出する予定だったというが、6月に平子の父が逝去。落ち着くまで待った結果、この時期になったという。
「大げんかして別れたわけではないし、逆に離婚が決まってからはわだかまりもなくなったみたいで…。意外にも今、ふたりはすごく仲がいいそうです」(平子の知人)
冒頭の引っ越し作業の後、ふたりはタクシーで近くの中華料理店に向かった。4人掛けのテーブル3つに、6人掛け円卓が1つという町中の小さな店だった。
「長年、夫婦の行きつけのお店なんです。この日もふたりはビールを片手に、春巻きやラーメンを食べていました」(居合わせた客)
平子は両手で頬杖をつき、吉田の話にうんうんとうなずく。ニコニコしながら吉田を見つめて、時折顔を近づけ合って囁き合う。まるでラブラブの恋人同士のような時間を過ごしていた。
1時間後に退店したふたりは、一緒にタクシーに乗り込んだ。別宅前で先に降りた平子は、タクシーが見えなくなるまで、笑顔で手を振っていた。
※女性セブン2016年1月7・14日号