【注意】おかずをチンしているのを忘れて「おかずがない」と言う
視聴者をざわつかせた冒頭のエピソード。でも、レンジや冷蔵庫に入れておいたおかずを、ほかのことをしているうちにすっかり忘れ、食卓に並べなかった、なんてことはよくある話。桜川ものわすれクリニックの院長・山本大介さんは、この行動を「グレー」と判断した。
「『レンジにあるよ!』と誰かに言われて思い出せればセーフですが、それを言われても“そんなの知らん”と思い出せないようなら、認知症の可能性があるので、ぜひ検査に行ってほしいです」
【アウト】誕生日パーティーをしたのに、誕生日を忘れる
浜田に誕生会を開いてもらった後輩芸人が明かした話。浜田から誕生会を開いてもらったのに、その会の2日後、浜田に呼び出され、「お前、誕生日いつやった?」と聞かれたという。
山本さんは、「これは危険レベル。病院で検査をしたほうがいいかもしれません」と診断するが、東京都健康長寿医療センター研究所老化脳神経科学研究部長・遠藤昌吾さんは「浜田さんなら偶然忘れただけかもしれない」と指摘する。
「友人・知人が多くいる浜田さんを診断するのは難しいです。つきあいで誕生会を頻繁に開くでしょうし、誕生会で、アルコールが記憶に影響を与えた可能性もあります」
先ほど同様、芸能人である浜田を診断するのは難しいようだが、遠藤さんはこう続ける。
「でも一般人が2日前の誕生会のことを忘れたら、さすがに危険です。自分の誕生日だとさらに危ないですね」
もし自分や夫にこんな症状が出た場合には、病院で診てもらったほうがいいだろう。
【セーフ】キャップがついたままひげを剃っていた
間違えて夫の歯ブラシを使いそうになってあわてた、歯磨き粉と洗顔料のチューブを間違えた、なんてことは私たちも身に覚えがある。
「単なる注意不足ですね。同じ注意不足でも、毎回赤信号を見落とすといったレベルだと危険ですが、そこまででなければ大丈夫です。浜田さんの間違いは、必ずしも認知症とはいえません」(山本さん)
※女性セブン2016年2月11日号