しかし、昨年4月頃には、再びテレビ番組に出演するようになり、徐々に仕事も入り出した。同年8月には、『ダウンタウンなうSP』(フジテレビ系)で、ダウンタウンの浜田雅功から「クスリやってんの?」と聞かれ、「風邪薬は飲みますけど、(クスリは)やってません」と否定。薬物疑惑をギャグにしたことで、“完全復帰”が近いと思われていた。
だが、その頃も清原の気持ちは不安定で沈んだままだったという。支援チームの1人、B氏が振り返る。
「彼は外見とは対照的に非常にナイーブな人間。テレビの仕事が増えたのを喜ぶ一方で、テレビが恐いと漏らすこともあり、精神安定剤や睡眠薬を服用するようになっていた。ある時、酒席の後に睡眠薬を飲み、帰りの車に乗り込んだことがあった。“独りで家にいたら気が滅入る。家に着いたらすぐに眠りたいから、今飲むんや”と説明していました」
そうした清原の“弱さ”を知る友人たちが秋以降、彼をサポートし続けてきたのである。
※週刊ポスト2016年2月19日号