芸能

恵俊彰 『ひるおび!』開始時に島田紳助から受けた助言

恵が司会を務める『ひるおび!』は8年目に突入

 いまや司会者や役者としてすっかり定着した恵俊彰(51)。昨年末まで放映されていたドラマ『下町ロケット』(TBS系)では、敏腕弁護士の神谷を演じ、はまり役として話題を呼んだ。7年前にスタートした当初、2%そこそこだった『ひるおび!』(TBS系)の視聴率も、現在は同時間帯トップを維持している。だが、そもそもは石塚英彦との漫才コンビ「ホンジャマカ」で知られる芸人である。

 2人の曲がり角となったのは、レギュラー番組『大石恵三』(フジテレビ系)が1993年に2クールで終了したときのこと。恵は当時、「コンビこそ解散しないけど、個人にくる仕事はどんどん優先していこうと2人で決めたんです」という。

 ピンでも動き始めた恵と石塚は、やがてそれぞれの居場所を得て、活躍し始める。恵は『王様のブランチ』『COUNT DOWN TV』『J-SPORTS』(いずれもTBS系)などの司会業で頭角を現わし、2001年からは現在16年目を迎えた『MUSIC FAIR』(フジテレビ系)を担当する。

 そして2009年に『ひるおび!』の司会者に起用されてからは、一気に司会者恵俊彰は茶の間に浸透していく。もっとも『ひるおび!』を引き受けた当初、恵にはまるで自信がなかった。というのも、裏にはタモリの『笑っていいとも!』(フジテレビ系)が国民的番組として長きにわたって鎮座していたからだ。

 番組をスタートさせるにあたって、恵は、芸人から司会者へと転じた先輩である島田紳助からこう諭された。

「最下位の球団の監督をやるんやから、勝てるわけはない。FAで誰かをとってこられるわけでもないし。少なくとも1年やれば、視聴率をとることの難しさや、負けることを勉強できる。やるだけやってみればええ」

 恵は覚悟を決めて引き受けた。

「やっぱり生放送の情報番組ということに魅力を感じたんですね。とにかく、いま起きているニュースと徹底的に向き合うつもりでした。自分も40歳を迎えて子供もいるし、社会性のあることにチャレンジしてみたかった面もある。もちろん当初は『司会のくせにそんなことも知らないのか』という視聴者からのご批判も多かった。でも、自分の中ではバラエティ番組と真逆の真面目さで臨もう、やるだけやってやろう、と腹をくくっていた」

関連記事

トピックス

2013年に結婚した北島康介と音楽ユニット「girl next door」の千紗
《不倫報道で沈黙続ける北島康介》元ボーカル妻が過ごす「いつも通りの日常」SNSで垣間見えた“現在の夫婦関係”
NEWSポストセブン
秋篠宮家の長男・悠仁さまの成年式が行われた(2025年9月6日、写真/宮内庁提供)
《凜々しきお姿》成年式に臨まれた悠仁さま 筑波大では「やどかり祭」でご友人とベビーカステラを販売、自転車で構内を移動する充実したキャンパスライフ
NEWSポストセブン
中途採用応募者が急に増えて担当者は困惑(写真提供/イメージマート)
《SNSの偽情報で実害》中途採用に「条件満たさない」応募者が激増した企業、勝手にFラン認定された大学は「少子化の中、学生に来てもらう努力を踏み躙られた」
NEWSポストセブン
趣里(左)の結婚発表に沈黙を貫く水谷豊(右=Getty Images)
趣里の結婚発表に沈黙を貫く水谷豊、父と娘の“絶妙な距離感” 周囲が気を揉む水谷監督映画での「初共演」への影響
週刊ポスト
日本復帰2戦目で初勝利を挙げたDeNAの藤浪晋太郎(時事通信フォト)
横浜DeNA・藤浪晋太郎を大事な局面で起用する三浦大輔監督のしたたかな戦略 相手ファンからブーイングを受ける“ヒール”がCSの行方を左右する
週刊ポスト
宮路拓馬・外務副大臣に“高額支出”の謎(時事通信フォト)
【スクープ】“石破首相の側近”宮路拓馬・外務副大臣が3年間で「地球24週分のガソリン代」を政治資金から支出 事務所は「政治活動にかかる経費」と主張
週刊ポスト
15人の大家族「うるしやま家」(公式HPより)
《ビッグダディと何が違う?》フジが深夜23時に“大家族モノ”を異例の6週連続放送 今、15人大家族「うるしやま家」が人気の背景 
NEWSポストセブン
自身のYouTubeで新居のルームツアー動画を公開した板野友美(YouTubeより)
《超高級バッグ90個ズラリ!》板野友美「家賃110万円マンション」「エルメス、シャネル」超絶な財力の源泉となった“経営するブランドのパワー” 専門家は「20~30代の支持」と指摘
NEWSポストセブン
高校ゴルフ界の名門・沖学園(福岡県博多区)の男子寮で起きた寮長による寮生らへの暴力行為が明らかになった(左上・HPより)
《お前ら今日中に殺すからな》ゴルフの名門・沖学園「解雇寮長の暴力事案」被害生徒の保護者らが告発、写真に残された“蹴り、殴打、首絞め”の傷跡と「仕置き部屋」の存在
NEWSポストセブン
濱田よしえ被告の凶行が明らかに(右は本人が2008年ごろ開設したHPより、現在削除済み、画像は一部編集部で加工しております)
「未成年の愛人を正常に戻すため、神のシステムを破壊する」占い師・濱田淑恵被告(63)が信者3人とともに入水自殺を決行した経緯【共謀した女性信者の公判で判明】
NEWSポストセブン
指定暴力団山口組総本部(時事通信フォト)
《外道の行い》六代目山口組が「特殊詐欺や闇バイト関与禁止」の厳守事項を通知した裏事情 ルールよりシノギを優先する現実“若いヤクザは仁義より金、任侠道は通じない”
NEWSポストセブン
志村けんさんが語っていた旅館への想い
《5年間空き家だった志村けんさんの豪邸が更地に》大手不動産会社に売却された土地の今後…実兄は「遺品は愛用していた帽子を持って帰っただけ」
NEWSポストセブン