スポーツ

清原覚醒剤事件のキーマン 昔のメールや着信記録を警察把握

 覚せい剤取締法違反で逮捕された清原和博容疑者(48)の覚醒剤事件のキーマンが、元プロ野球選手のXだ。1991年、オリックスに入団。中継ぎとして活躍し、1998年に巨人に移籍、2000年には優勝・日本一に貢献した。その後はメジャーリーガーを目指して渡米。2005年に球界を引退している。その後、2006年、覚せい剤取締法違反の罪で逮捕され、有罪判決を受ける。

 本誌は判決を受けた直後、Xに480分もの長時間のインタビュー取材を行なった。清原も同法違反で逮捕され、過去の常習的な使用も疑われている今、本誌はこの証言が「清原がいつから薬物に溺れてしまったか」を探るための重要な意義があると考え、重大発言をあえて公開する。

 証言よればXが清原に覚醒剤を融通するようになったのは巨人で同僚だった1998年からだったという。以下、Xの証言だ。

 * * *
 清原さんから来る連絡は、ほとんどが電話でしたが、焦っている時は何度もメールが来ていました。そうしたメールは保存しています。例えば2001年11月に来た、「カネは後で用意するから24日までにほしい」というメールをしてきた時には、大切な女性と約束があったようです。

 連絡が突然来なくなったのは2004年の夏以降です。この頃私は離婚問題でゴタゴタしていたこともあったが、急に冷たくなった清原さんと揉めることが多くなった。実は2001年オフにメジャーに行った頃から、私がヤバいものを仕入れていた仲介者と、清原さんが直接話をするようになったのです。

 次第に汚れ役だった私と手を切りたくなったのかもしれません。手紙を書きましたが返事はありませんでした。そして2005年は音信不通になりました。

 私だって、本当ならこんな危険なことはしたくありませんでした。でも清原さんが監督になるのは間違いないと思っていたので、その時にヘッドコーチをやらせてもらうつもりだった。清原軍団の本部長だという自負はありましたからね。

 そこで2006年2月26日、2次キャンプのため高知に来ていたオリックスの宿舎に、清原さんを訪ねたんです。注文されていないけど、わざと覚醒剤を持って行った。ビニール袋に0.25グラムを入れて、プレゼント用のリボンをつけて持参しました。夜の8時頃で、フロントが預かってくれました。

関連記事

トピックス

復興状況を視察されるため、石川県をご訪問(2025年5月18日、撮影/JMPA)
《初の被災地ご訪問》天皇皇后両陛下を見て育った愛子さまが受け継がれた「被災地に心を寄せ続ける」  上皇ご夫妻から続く“膝をつきながら励ます姿”
NEWSポストセブン
子役としても活躍する長男・崇徳くんとの2ショット(事務所提供)
《山田まりやが明かした別居の真相》「紙切れの契約に縛られず、もっと自由でいられるようになるべき」40代で決断した“円満別居”、始めた「シングルマザー支援事業」
NEWSポストセブン
武蔵野陵を参拝された佳子さま(2025年5月、東京・八王子市。撮影/JMPA)
《ブラジルご訪問を前に》佳子さまが武蔵野陵をグレードレスでご参拝 「旅立ち」や「節目」に寄り添ってきた一着をお召しに 
NEWSポストセブン
前田健太と早穂夫人(共同通信社)
《私は帰国することになりました》前田健太投手が米国残留を決断…別居中の元女子アナ妻がインスタで明かしていた「夫婦関係」
NEWSポストセブン
オンラインカジノの件で書類送検されたオコエ瑠偉(左/時事通信フォト)と増田大輝
《巨人オンラインカジノ問題》オコエ瑠偉は二軍転落で増田大輝は一軍帯同…巨人OB広岡達朗氏は憤り「厳しい処分にしてもらいたかった。チーム事情など関係ない」
週刊ポスト
1990年代にグラビアアイドルとしてデビューし、タレント・山田まりや(事務所提供)
《山田まりやが明かした夫との別居》「息子のために、パパとママがお互い前向きでいられるように…」模索し続ける「新しい家族の形」
NEWSポストセブン
新体操「フェアリージャパン」に何があったのか(時事通信フォト)
《代表選手によるボイコット騒動の真相》新体操「フェアリージャパン」強化本部長がパワハラ指導で厳重注意 男性トレーナーによるセクハラ疑惑も
週刊ポスト
違法薬物を所持したとして不動産投資会社「レーサム」の創業者で元会長の田中剛容疑者と職業不詳・奥本美穂容疑者(32)が逮捕された(左・Instagramより)
【国立大に通う“リケジョ”も逮捕】「薬物入りクリームを塗られ…」小西木菜容疑者(21)が告訴した“驚愕の性パーティー” 〈レーサム創業者・田中剛容疑者、奥本美穂容疑者に続き3人目逮捕〉
NEWSポストセブン
国技館
「溜席の着物美人」が相撲ブームで変わりゆく観戦風景をどう見るか語った 「贔屓力士の応援ではなく、勝った力士への拍手を」「相撲観戦には着物姿が一番相応しい」
NEWSポストセブン
違法薬物を所持したとして不動産投資会社「レーサム」の創業者で元会長の田中剛容疑者と職業不詳・奥本美穂容疑者(32)が逮捕された(左・Instagramより)
【20歳の女子大生を15時間300万円で…】男1人に美女が複数…「レーサム」元会長の“薬漬けパーティ”の実態 ラグジュアリーホテルに呼び出され「裸になれ」 〈田中剛、奥本美穂両容疑者に続き3人目逮捕〉
NEWSポストセブン
前田亜季と2歳年上の姉・前田愛
《日曜劇場『キャスター』出演》不惑を迎える“元チャイドル”前田亜季が姉・前田愛と「会う度にケンカ」の不仲だった過去
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 自民激震!太田房江・参院副幹事長の重大疑惑ほか
「週刊ポスト」本日発売! 自民激震!太田房江・参院副幹事長の重大疑惑ほか
NEWSポストセブン