また、理解不能な日本語を話すハーフモデル・滝沢カレンが初めて注目を浴びたのは昨年6月の『さんま御殿』。初登場でいきなり『踊る!ヒット賞』を獲得し、9月、再び『御殿』に呼ばれた際も「ヘンな日本語」で周囲を圧倒。それを受けて11月には『行列』に出演、ここでも爪痕を残した。すると、年明け2016年一発目の『しゃべくり007』への出演を果たしている。
もともと『1億人の大質問 !?笑ってコラえて!』の「朝までハシゴの旅」で注目を集めていた人気モデルの佐藤栞里。昨年8月20日に『ダウンタウンDX』、さらには8月29日に『嵐にしやがれ』、そして11月29日には『おしゃれイズム』、今年1月22日には『アナザースカイ』と次々に出演している。
かつて日テレには『スター誕生!』という、歌手のオーディション番組があった。勝ち抜いていくごとにファンがつき、芸能事務所がスカウト、昨日の素人が明日のアイドルになっていくプロセスを見届けられるというものだ。もちろんこの偉大な番組とは比べるべくもないが、今、視聴者はこうして、さまざまなトーク番組を見ながら、注目のタレントが現在進行形でステップアップしていく姿を見ることができる。
こうした同じタレントを次々と出演させる手法をゴリ押しと思う視聴者もいるだろうが、他局より先んじてキャスティングすることであらゆる番組を活性化させ、局全体の推進力にも変えることができる、それが今の日テレの強みなのかもしれない。