「2人だけでD子と会うことは彼女に伝えませんでした。酔いが回りいい気持ちになり、D子に“お前カワイイな”と言うと“ヤダ、好きになっちゃう?”と嬉しそうに返したので、“まあな”と返事した。冗談のつもりでやり取りを楽しんでたんです」(C男さん)

 しかし翌日、C男さんは突然、彼女からこう告げられた。

「あなた、飲みながらD子を口説いたそうね。彼女が嬉しそうに私にチクったわ!」

 C男さんがD子に苦言を呈すと、彼女は「正義感です」とキッパリ。

「“親友の彼氏からあんなふうに言われて黙っていられないから、正義感で伝えた”とのこと。“彼女とは別れないでください”と言うけど、後の祭りでした」(C男さん)

 誰も望まない暴露に突っ走る――その魂胆はいったいなんなのか? 精神科医の片田珠美さんが分析する。

「暴露したがる女性は自己顕示欲が強く、とにかく他人の注目を集めたい。とくに恋愛問題では、“いかに自分が女性として魅力的か”を誇示したくて、不倫や秘密を自らバラしてしまう。わざわざSNSで拡散するのも多くの注目を集めるためです。自分の売名や相手への復讐が目的になるケースもあります」

 自己顕示欲が強く、注目を集めないと気が済まないタイプを、精神医学では「演技性人格障害」と呼ぶ。これは先天的な場合もあるし、生育環境が影響するケースもあるという。

「たとえば兄弟や姉妹が美形や優秀だとコンプレックスを抱き、“自分もかわいがられたい”という思いから自己アピールが強くなる。こうした人は恥の意識が薄く、暴露によって関係者や自分がいかに悪影響を被るかということに思いが至りません」(片田さん)

 ゾッとする思考回路だが、世の男性はなぜ、こうまで「ぶっちゃけ女」にハマるのか。

「演技性人格障害タイプの女性は胸を強調する服を着たり、男性に巧みにボディータッチしたりして誘惑的なので男性はコロッとまいります。宮崎元議員のお相手も、テレビで大げさに泣いているように見えました。こうした女性に男性は弱い。結局、宮崎元議員が謝罪会見で“人間としての欲が勝った”と言ったことに尽きるんですよ」(同前)

※女性セブン2016年3月17日号

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