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在韓中国大使館員 ソウルで乱痴気騒ぎ起こし韓国人反発

 韓国に駐在する中国大使館員ら男性数人が2月下旬、韓国のソウル市最大の繁華街、明洞(ミョンドン)の高級中華レストランで騒動を起こした。酔った挙句、テーブルに座ったまま女性を太ももの上に乗せて、破廉恥騒ぎを起こしたり、男女でトイレの個室に入りずっと出てこず、中から妖しげな声が漏れるなどしたのだという。香港紙「リンゴ日報」が韓国のJTBCテレビ局の報道として伝えた。

 ネット上でこのニュースへのコメントを見ると、「全く恥ずかしい。しかし、これは中国の外交官の特権ではないのか。外国で騒ぎを起こすことが、中国の権威を大きく見せるという、彼らにとっての外交なのではないか」や「外交部スポークスマンは『これはわが国(中国)の内政問題である。はたから口を挟むことではない』と語っているよ」などの皮肉も現れている。

 彼らは入店から1時間もすると酔ったためか、他の客が30人以上もいたのにもかかわらず、奇声を発したり、いかがわしい行為をするなど、やりたい放題。

 テレビ局の取材に対して、目撃者は「女性が男性の太ももにまたがり、お尻を振ったり、トイレの個室に男女が入り、時折、女性の上ずった声が聞こえて、ずっと出てこなかった」と当時の様子を生々しく語っていた。

 ほかの客の苦情に、レストラン側は中国人客一行を厳しく注意し、席も変えたが、このような乱痴気騒ぎはその後1時間以上も続いたという。

 この事件を知ったテレビ局側がレストランの監視カメラを分析したところ、一行のうち3人がソウルに駐在する中国大使館員であることを突き止めた。3人のうち1人は中韓関係の専門家で、韓国に10数年間駐在していることが分かっている。また、他の2人も大使館で働いていることが確認されている。

 また、女性のうちの1人は韓国の大手飲料メーカーの社員で、彼女は事件当日、レストランでの食事会に参加したことを認めたうえで、中韓の友好活動に参加したあとの出来事だったと証言している。

 テレビ局側は大使館に電話で事実関係を確認したものの、大使館側は「ノーコメント」を繰り返すばかりだという。

 テレビ局には「中国は韓国を属国とみなしているのだ。だから、われわれを尊重していない。韓国は彼らに反撃すべきだ」などとの抗議のコメントが寄せられている。また、リンゴ日報の記事にも「習近平はかつてのように大中華圏を形成しているが、すでに韓国が奴隷の朝貢関係を築いているのだ」との書き込みもみられる。

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