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主婦がPTAで知らぬ間に磨いている就職向けのスキルとは?

 子供の進学や夫の転勤、引っ越しなど、4月は新生活をスタートする季節。そして主婦は、家計を助けるために、そして、あいた時間の有効活用のために、もう一度働きたいと考える人が増える時期でもある。

 主婦というと職が見つかりにくいと考える人も多いかもしれないが、主婦だからこその強みも少なくない。長年主婦をしているうちにスキルが上がる能力もあるのだ。

 毎朝の弁当&朝食作り、掃除洗濯を済ませ、家族の帰宅までに夕食準備を終わらせる。複数の家事を同時にこなし、時間通りに終わらせる段取り力は、主婦ならではの能力だ。ママ友やご近所づきあい、PTA活動などの幅広い交際を難なくこなすコミュニケーション力の高さもしかり。

 以下は知らぬまに磨かれている主婦力の例だ。

●子育て・介護
 思うようにならない子育てでは忍耐力がつき、予測のつかない行動への対応によりトラブル回避&収拾能力が培われてきたはず。介護経験者も同様で、相手の気持ちを考えて行動できる対人スキルは、マネジメント能力を高めている。

●PTAや自治会の役員
 会長としてのリーダーシップはもちろん、エクセルなどOA機器を使用しての資料作成、マンションの改修工事をまとめるなどの成果は、調整能力があるからこそ。趣味のサークルなどに積極参加している場合も、良好な関係を築く力が養われている。

●卒園アルバムの委員
 家庭用であってもパソコンの利用者は、IT機器の使用に抵抗がないとプラスに。卒園アルバムでデザインを担当、サークルのホームページサイトを立ちあげたなどの経験があれば、実物を見てもらうといい。

 これらの能力をアピールすれば、就職に役立つだろう。

※女性セブン2016年3月24日号

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