ライフ

おうちチャーハン6つの極意 フライパンの振りすぎは御法度

おうちチャーハンは完成まで5分が目安

 パラッとしたご飯とふんわり卵、味わい深いチャーシューが渾然一体となって絶妙なハーモニーを生み出すチャーハン。お店で食べるようなあのパラパラ感を、家庭で再現するにはどうすればいいのだろうか?

「強い火力で一気に仕上げるのがおいしく作るコツですが、火力が弱い家庭のコンロの場合は、いくつかポイントがあります」と、料理家の上島亜紀さん(以下同)。

 まず、中華鍋型の深くて大きいフライパンを使うこと。均一に火が通り、熱も逃げにくいので高温をキープできる。2人分なら直径28cmがベスト。

「フライパンを振ると熱が逃げてしまうので、家庭ではご法度。パラパラに仕上げるには、一度にたくさんの量を作りすぎないことです」

 料理人によって意見が分かれるのが、卵を入れるタイミングだ。

「卵が生の状態でご飯を加えると、表面が卵でコーティングされ、パラパラにはなりますが、水分がとびにくく、お米のおいしさも感じにくい。その点、先に炒り卵を作って取り出し、後で戻す方法なら、卵のふんわり感や香りが引き立ち、失敗しにくいですよ」

 炒める時間を短くするためにも、ご飯は火の通りが早い温かいものを。ほぐれやすく、ふっくらしたままパラパラに仕上がるという。

【おうちチャーハン6つの極意】
・中華鍋型の大きいフライパンを使う
・強めの中火で一気に炒める
・卵は先にふわっと炒めて取り出す
・ご飯は温かいほうがパラパラに仕上がる
・むやみにフライパンを振らない
・ご飯と具はヘラで大きくほぐす

【おうちチャーハンのレシピ】
■材料
 ご飯…400g、チャーシュー…100g、卵…1個、長ねぎ…1/2本、酒…大さじ1、鶏がらスープの素(粉末)…小さじ1、塩・こしょう…各適量、しょうゆ…大さじ1/2、サラダ油…大さじ1.5

【1】すべての材料を作る前に準備
 チャーシューは5mm~1cm角に切り、長ねぎはみじん切りに。卵は塩・こしょうを加えて溶きほぐす。

【2】卵は熱した油で炒めて取り出す
 フライパンにサラダ油大さじ1を入れて強めの中火でよく熱し、卵を入れて約2秒後に火を止め、半熟の炒り卵にし、いったん取り出しておく。

【3】具は酒を回し入れ一気に火を通す
 フライパンをさっと拭いてサラダ油大さじ1/2を入れ、長ねぎを入れて強めの中火で炒める。ねぎの香りがしてきたら、チャーシューを加えてすぐに酒を入れて炒めてアルコール分をとばす。

【4】温かいご飯を入れてほぐしながら炒める
 ご飯を入れてヘラで大きく返しながら手早く炒める。ご飯を押さえたり、かき混ぜたりしすぎると、ご飯粒がつぶれてベタつきの原因に。フライパンは振らず、ヘラのほうを動かす。

【5】味付けして完成 ここまで約5分!
 鶏がらスープの素を入れて炒め、卵を戻してほぐしながらさらに炒める。塩・こしょうで味を調えて火を止め、鍋肌からしょうゆを回し入れて全体をさっと混ぜる。

撮影■高橋進

※女性セブン2016年3月31日・4月7日号

関連キーワード

トピックス

小林ひとみ
結婚したのは“事務所の社長”…元セクシー女優・小林ひとみ(62)が直面した“2児の子育て”と“実際の収入”「背に腹は代えられない」仕事と育児を両立した“怒涛の日々” 
NEWSポストセブン
松田聖子のものまねタレント・Seiko
《ステージ4の大腸がん公表》松田聖子のものまねタレント・Seikoが語った「“余命3か月”を過ぎた現在」…「子供がいたらどんなに良かっただろう」と語る“真意”
NEWSポストセブン
今年5月に芸能界を引退した西内まりや
《西内まりやの意外な現在…》芸能界引退に姉の裁判は「関係なかったのに」と惜しむ声 全SNS削除も、年内に目撃されていた「ファッションイベントでの姿」
NEWSポストセブン
(EPA=時事)
《2025の秋篠宮家・佳子さまは“ビジュ重視”》「クッキリ服」「寝顔騒動」…SNSの中心にいつづけた1年間 紀子さまが望む「彼女らしい生き方」とは
NEWSポストセブン
イギリス出身のお騒がせ女性インフルエンサーであるボニー・ブルー(AFP=時事)
《大胆オフショルの金髪美女が小瓶に唾液をたらり…》世界的お騒がせインフルエンサー(26)が来日する可能性は? ついに編み出した“遠隔ファンサ”の手法
NEWSポストセブン
日本各地に残る性器を祀る祭りを巡っている
《セクハラや研究能力の限界を感じたことも…》“性器崇拝” の“奇祭”を60回以上巡った女性研究者が「沼」に再び引きずり込まれるまで
NEWSポストセブン
初公判は9月9日に大阪地裁で開かれた
「全裸で浴槽の中にしゃがみ…」「拒否ったら鼻の骨を折ります」コスプレイヤー・佐藤沙希被告の被害男性が明かした“エグい暴行”「警察が『今しかないよ』と言ってくれて…」
NEWSポストセブン
指名手配中の八田與一容疑者(提供:大分県警)
《ひき逃げ手配犯・八田與一の母を直撃》「警察にはもう話したので…」“アクセルベタ踏み”で2人死傷から3年半、“女手ひとつで一生懸命育てた実母”が記者に語ったこと
NEWSポストセブン
初公判では、証拠取調べにおいて、弁護人はその大半の証拠の取調べに対し不同意としている
《交際相手の乳首と左薬指を切断》「切っても再生するから」「生活保護受けろ」コスプレイヤー・佐藤沙希被告の被害男性が語った“おぞましいほどの恐怖支配”と交際の実態
NEWSポストセブン
国分太一の素顔を知る『ガチンコ!』で共演の武道家・大和龍門氏が激白(左/時事通信フォト)
「あなたは日テレに捨てられたんだよっ!」国分太一の素顔を知る『ガチンコ!』で共演の武道家・大和龍門氏が激白「今の状態で戻っても…」「スパッと見切りを」
NEWSポストセブン
2009年8月6日に世田谷区の自宅で亡くなった大原麗子
《私は絶対にやらない》大原麗子さんが孤独な最期を迎えたベッドルーム「女優だから信念を曲げたくない」金銭苦のなかで断り続けた“意外な仕事” 
NEWSポストセブン
ドラフト1位の大谷に次いでドラフト2位で入団した森本龍弥さん(時事通信)
「二次会には絶対来なかった」大谷翔平に次ぐドラフト2位だった森本龍弥さんが明かす野球人生と“大谷の素顔”…「グラウンドに誰もいなくなってから1人で黙々と練習」
NEWSポストセブン