僕と同じように妻を亡くした男やもめの皆さんに言いたいのは、寂しさで俯く日々が続いてもどこかで立ち直らないといけない。新たに終末を共に迎えるパートナーが見つかればそれに越したことはありませんが、何より歳相応の行動をすることです。無理をせず、求め過ぎない。
これまで階段を3段も飛び降りていたものが、やがて1段も飛び降りるのが難しくなる日がきます。自分にとっての「歳相応」を見つければ、余裕も生まれます。老い先少ない人生ですから、自分を知って楽しく過ごすべきです。
僕も今年で72歳になる。うちのオヤジは92歳まで生きたけど、僕は無理かもしれないなぁ。でも、あと10年は頑張りたいから、その間、一緒に過ごせる女性がいてくれると嬉しい。
今年中にパートナーが見つかる可能性は70%はあると思うんです。でも、残りの30%が大事。戦国時代の武将と同じで最後の締めでしくじっちゃったら何にもならないからね。でも、今度始める番組で「新しいパートナーができました」って報告できたら嬉しいねぇ。
※週刊ポスト2016年4月15日号