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2016.05.18 16:00  週刊ポスト

舛添氏 都知事は総理へのステップと安倍氏をライバル視

 公用車での毎週末の別荘通いや税金を使った海外出張時の大名旅行ぶりへの批判に加え、政治資金で家族旅行をしていたのではといった疑惑が次々発覚した舛添要一・東京都知事。舛添氏に対する都民の不信感は5月13日の釈明・謝罪を経てもなお高まり続けている。

 ここに来て都議会自民党関係者からは、6月1日辞任、7月10日に都知事選挙と参議院選挙をWで行なうといった憶測も急浮上してきた。裏で官邸が糸を引いているとの見方もある。都知事選では舛添氏を支援したにもかかわらずだ。政治評論家の浅川博忠氏が指摘する。

「舛添氏は都知事の職を将来の総理へのステップと考えている。だから安倍首相をライバル視して都知事の本来の仕事ではない外交パフォーマンスに力を入れてきた。安倍シンパが多い都議会自民党にはそのことが見えているから、知事に不信感を募らせていた。そこに公用車&家族旅行問題という格好の攻撃材料ができた。都議会での舛添降ろしは官邸の意を汲んだ動きとみていい。

 舛添氏は初動の対応を誤り、いまから謝罪しても立て直しは難しい。自民党がこれ以上、傷口を広げる前に辞めたほうがいいと説得すれば、6月議会前に辞職はあり得ます」

 安倍晋三・首相にすれば、想定していた衆参同日選挙が熊本地震で難しい情勢になり、選挙戦略に大きな狂いが生じている。だが、仮に、都知事選とのダブルに持ち込むことができれば、衆参同日選に近い相乗効果を期待できる。

 裏切りは政界の常ではあるが、安倍政権は選挙戦略のために自ら担いだ舛添知事を「用済み」と見て切り捨てようとしている。

※週刊ポスト2016年5月27日号

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