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あの大人気漫画の“その後”を描く「特別編」を読む方法

大人気漫画の特別編が読める

 愛読した漫画の続編と聞くと、気になって雑誌や単行本を手に取ってしまう。かつて夢中になった漫画の登場人物であれば、最終回のあとどうしているのか気になるものだ。『ビッグコミックスピリッツ』連載の人気作『東京ラブストーリー』(柴門ふみ)と『バンビ~ノ!』(せきやてつじ)に登場した彼ら、彼女たちのその後を描き下ろした特別編が必ず読めるキャンペーンが、5月23日からコンビニで始まる。応募条件は、期間中のクリアアサヒ購入だ。

 東京を舞台に描かれた恋愛ドラマ『東京ラブストーリー』の連載が始まったのは1988年、単行本は累計250万部以上、1991年のテレビドラマも平均視聴率22.9%を記録した。ドラマ放送終了後、永尾完治(カンチ)が自由奔放で自立した女性として描かれた赤名リカではなく、高校の同級生で優柔不断な関口さとみとの結婚を選んだため、リカに肩入れしていた女性ファンを中心に激しい議論が巻き起こったほど当時の若者の支持を集めた作品だった。

 いまだにカンチの選択に納得できないと語る人もいるほど読者を夢中にさせる同作品の特別編では、あれから25年後の50歳になったさとみが主人公。娘・ひなみがリカの息子・アフリカと結婚前提の交際をしていると知り、ネットの相談掲示板に、

「結婚は当人同士で決めることとはわかっていますが…心のざわめきを抑えることができません。どうすればいいのでしょう?」(ひいちゃんママ・50歳)

 と思わず書き込んでしまうところから始まる。

 ネットの相談なんてアテにならないと思いつつも、50歳のひいちゃんママとして書き込んださとみは、不安定な心理状態の中、元恋人と再会する。そしてネット掲示板でも思いがけぬ返信から予想外の展開が広がる。

 もう一つの特別編として用意されている作品『バンビ~ノ!』は、一流のイタリアンシェフを目指す伴省吾、通称バンビが六本木の人気レストラン「バッカナーレ」で修業を始め、料理人として成長してゆく姿を描いた作品。2005年に連載が始まり、2007年にはドラマ化、2013年に第2部が完結した。

「どげんしたと」「ばってん」などと博多弁が抜けない伴の料理への情熱と行動力、個性的な先輩や同僚、常連客すべてが印象的で、読むたびに伴がいる店へ行ってみたいと思わせる。

 今回の特別編では、横浜の2号店「レガーレ」のチーフとなった伴が、大切な常連客である野上に季節のスペシャリテ(特別料理)をふるまうため、幻の食材を探して自ら山形の山奥へ出かけることから始まる。だが、目的の食材を手に入れるには一筋縄ではいかなかった。

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