インターネットテレビ『AbemaTV』で『みのもんたのよるバズ!』のメインキャスターを務めるみのもんた(71才)に、ニュース番組とはどうあるべきなのか、について語ってもらった。
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もともとニュースを伝えることになったのは、昼間の番組(『午後は○○おもいッきりテレビ』(日本テレビ系))をやっているときに、「ニュースをバラエティーにしたい」とTBSのプロデューサーから声をかけられて、共感したからです。ニュースを難しく伝えても、多くの人の関心を引くことはできません。わかりやすく、面白く伝えることで、たくさんの人が世の中に関心を持つきっかけを作れると考えました。そして出演することになったのが、2005年に始まった『みのもんたの朝ズバッ!』(TBS系)でした。
今、キャスターを務める場がテレビからネットに変わりましたが、意識していることは変わりません。ただ、ネットにはやれることがいっぱいある。放送法の縛りもないので、政治家を呼んで自由に意見を戦わせたいです。
スマホやスカイプでユーザーと中継して悩み相談もやってみたいですね。今のニュース番組は見ていてもハラハラしないでしょ? それじゃ、つまらないじゃないですか。「炎上」も結構。開放感のある番組にできたらと思っています。
今のところ番組を視聴している人は40代前後の層なので、これからもっといろんな世代の人に見てもらいたいです。
撮影■玉井幹郎
※女性セブン2016年6月23日号