「ご夫妻は、7月に熊本地震の被災地訪問を計画されています。先んじて5月19日、両陛下がまだ余震がおさまらない中で被災地を訪れられたのですが、ご夫妻はそのご様子をメディアを通じてご覧になっていました。
両陛下は日帰りという過酷なスケジュールで熊本ご訪問を果たされましたが、帰京された美智子さまのお顔には、痛ましい現状を目の当たりにされたこともあるでしょうが、お疲れが色濃く浮かんでいらっしゃいました。そのような状態でも人々のために祈りを捧げられる美智子さまのお姿から、きっと雅子さまもお感じになることが多く、美智子さまの祈りの旅に、少しでもお力添えができればとお考えになったのではないでしょうか」(別の東宮職関係者)
そして美智子さまは、懸命に療養を続ける雅子さまのご様子を、常日頃から気にかけられている。
「面と向かってご病状をお聞きになることはありませんが、雅子さまのご様子を関係者に尋ねられることもあったといいます。これまで雅子さまは、美智子さまからのそういった温かいまなざしを受けながら、まずはご自身の体調を万全に整えることを最優先に行動されてきました。それが、最近の上向きに加え、お疲れの見える美智子さまに“何かをお返ししたい”というご決意が感じられた。今回の2つの公務、そして予定される熊本訪問が、雅子さま完全復帰の呼び水となるような気がするのです」(前出・別の東宮職関係者)
両陛下が、皇太子さまが、そしてすべての国民が、「その日」を待ちわびている。
撮影■雑誌協会代表取材
※女性セブン2016年7月7日号