「ブランド名とアイテム名をインターネットで検索してみると、ネットショップで同じものがもっと安く売っていることがよくあります。目の前のものを買うかどうか迷ったら、フロアを1周するなどして、頭を冷やしてください。それでも欲しければ買えばいいし、もしも誰かに買われてしまっていたら、縁がなかったと諦める。セールでは、即決は厳禁です」(風呂内さん)
この時期のセールでの狙い目は、まず、いつもの服のアップデート。スタイリスト・ファッションジャーナリストの高田空人衣さんは「いつも着ているお気に入りのものの中に、くたびれたものがあれば、それを新たに買います。セールでは、買い足すのではなく、好きなもの、似合うものの刷新をするのがいちばんです」と話す。
その上で買い足すのなら、これから秋口にかけて長く活躍しそうなアイテムがいい。
「夏の素材でも、カーキやベージュといった色なら秋にも充分着られます。また、去年の秋物が安くなっていることもあります」(高田さん)
ガウチョパンツやスカーチョなど、今年大流行のものはファストファッションの店で手に入れるのが鉄則。
「何年も着るアイテムではないので、この夏で着倒すくらいの気持ちで安めのものを買いましょう」(風呂内さん)
一方、白シャツや黒や紺の羽織り物など、着回しのきくベーシックアイテムはデパートなどでゲットしたい。
「いいものを買うと、長く着られるので、結果的にお得です」(風呂内さん)
意外なところで、試着もセールならしやすいと高田さんはアドバイスする。
「通常は、店員さんが試着後を待ち構えているので“着たからには買わなくては”と思ってしまいがちですが、セールなら店員さんも忙しいので、断りやすい。後悔しないためにも、必ず試着を。以前試着したけれど、価格が高くて買えなかったものが安くなっていたら、即買いです」
※女性セブン2016年7月21日号