ライフ

レーザー脱毛の素朴な疑問 全身脱毛しても健康に影響なし

全身脱毛は健康への影響はない?(PH:アフロ)

 ムダ毛が気になる夏。いっそのことレーザー脱毛をしてしまいたいという女性も多いはず。そこで、脱毛に関する素朴な疑問について、『秋葉原スキンクリニック』院長の堀内祐紀さんに答えてもらった。

 レーザー脱毛には、医療機関で行うものと、エステで行うものがある。その違いとは何なのだろうか?

「レーザー脱毛には、さまざまな種類がありますが、エステでは、医療レーザー脱毛は行えないので、IPI脱毛(フラッシュライトを使用した脱毛)など“光脱毛”を行っており、低出力なので効果が高いとはいえない。一方、医療機関で使用しているものは、高出力のレーザーなので、短期間ですみます。

 そもそもレーザー脱毛は、毛根を熱破壊させることで毛が生えなくなるという原理。適切な処置を怠れば、肌の細胞まで傷つけることになります。その点では、医療機関なら万が一のトラブルが起きた場合でも、適切な対処が迅速にできるので安心です」(堀内さん、以下「」内同)

 全身脱毛をしても特に健康に影響することはないというが、注意すべき点も。

「毛には本来、汗が流れるのを防ぐ作用や紫外線から肌を守る働きがあります。脱毛後は制汗剤や日焼け止めなどを使って、しっかりケアを行って」

 ちなみに、白髪はレーザーで脱毛できないという。

「レーザー脱毛は、毛のメラニン色素に反応して毛根部分に作用するため、白髪には効果が出ません。加齢でVラインなどの毛が白髪になったり、金髪のように色素が薄いとレーザーが反応しづらいので、そうなる前に処理しましょう」

 また、レーザー脱毛をする時期としては、秋がベストタイミングだという。

「紫外線も弱まり、肌の日焼けも落ち着く秋に行うのがおすすめ。レーザーは黒いものに反応するため、肌が日焼けしていると施術できないこともあるのです」

 とはいえ、黒く日焼けした肌でも処理可能なレーザー脱毛器を置いている医療機関も増えている。医師に相談のうえ行うといいだろう。

※女性セブン2016年7月21日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

元交際相手の白井秀征容疑者(本人SNS)のストーカーに悩まされていた岡崎彩咲陽さん(親族提供)
《川崎・ストーカー殺人》「悔しくて寝られない夜が何度も…」岡崎彩咲陽さんの兄弟が被告の厳罰求める“追悼ライブ”に500人が集結、兄は「俺の自慢の妹だな!愛してる」と涙
NEWSポストセブン
グラドルから本格派女優を目指す西本ヒカル
【ニコラス・ケイジと共演も】「目標は二階堂ふみ、沢尻エリカ」グラドルから本格派女優を目指す西本ヒカルの「すべてをさらけ出す覚悟」
週刊ポスト
阪神・藤川球児監督と、ヘッドコーチに就任した和田豊・元監督(時事通信フォト)
阪神・藤川球児監督 和田豊・元監督が「18歳年上のヘッドコーチ」就任の思惑と不安 几帳面さ、忠実さに評価の声も「何かあった時に責任を取る身代わりでは」の指摘も
NEWSポストセブン
大谷翔平と真美子さん(時事通信フォト)
《ハワイで白黒ペアルック》「大谷翔平さんですか?」に真美子さんは“余裕の対応”…ファンが投稿した「ファミリーの仲睦まじい姿」
NEWSポストセブン
赤穂市民病院が公式に「医療過誤」だと認めている手術は一件のみ(写真/イメージマート)
「階段に突き落とされた」「試験の邪魔をされた」 漫画『脳外科医 竹田くん』のモデルになった赤穂市民病院医療過誤騒動に関係した執刀医と上司の医師の間で繰り広げられた“泥沼告訴合戦”
NEWSポストセブン
被害を受けたジュフリー氏、エプスタイン元被告(時事通信フォト、司法省(DOJ)より)
《女性の体に「ロリータ」の書き込み…》10代少女ら被害に…アメリカ史上最も“闇深い”人身売買事件、新たな写真が公開「手首に何かを巻きつける」「不気味に笑う男」【エプスタイン事件】
NEWSポストセブン
2025年はMLBのワールドシリーズで優勝。WBCでも優勝して、真の“世界一”を目指す(写真/AFLO)
《WBCで大谷翔平の二刀流の可能性は?》元祖WBC戦士・宮本慎也氏が展望「球数を制限しつつマウンドに立ってくれる」、連覇の可能性は50%
女性セブン
「名球会ONK座談会」の印象的なやりとりを振り返る
〈2025年追悼・長嶋茂雄さん 〉「ONK(王・長嶋・金田)座談会」を再録 日本中を明るく照らした“ミスターの言葉”、監督就任中も本音を隠さなかった「野球への熱い想い」
週刊ポスト
12月3日期間限定のスケートパークでオープニングセレモニーに登場した本田望結
《むっちりサンタ姿で登場》10キロ減量を報告した本田望結、ピッタリ衣装を着用した後にクリスマスディナーを“絶景レストラン”で堪能
NEWSポストセブン
訃報が報じられた、“ジャンボ尾崎”こと尾崎将司さん(時事通信フォト)
笹生優花、原英莉花らを育てたジャンボ尾崎さんが語っていた“成長の鉄則” 「最終目的が大きいほどいいわけでもない」
NEWSポストセブン
日高氏が「未成年女性アイドルを深夜に自宅呼び出し」していたことがわかった
《本誌スクープで年内活動辞退》「未成年アイドルを深夜自宅呼び出し」SKY-HIは「猛省しております」と回答していた【各テレビ局も検証を求める声】
NEWSポストセブン
訃報が報じられた、“ジャンボ尾崎”こと尾崎将司さん
亡くなったジャンボ尾崎さんが生前語っていた“人生最後に見たい景色” 「オレのことはもういいんだよ…」
NEWSポストセブン