《知り得た事実関係に照らせば、高畑裕太さんの方では合意があるものと思っていた可能性が高く、少なくとも、逮捕時報道にあるような、電話で「部屋に歯ブラシを持ってきて」と呼びつけていきなり引きずり込んだ、などという事実はなかったと考えております》

 実際、隣の部屋に宿泊した撮影スタッフは、「裕太の部屋から争う物音はまったくしなかった」と話している。本誌記者もホテルに宿泊したが、壁は決して厚いとはいえず、隣の部屋のテレビの音が聞こえるほどだった。

 Aさんは右手親指と手首の関節に全治1週間のけがを負ったとされる。警察が主張するように、手首をつかんで部屋に引きずり込んだ時のけがなのか、暴行時に抵抗されないよう押さえつけたときのけがなのかは不明だ。

 一般に過去の強姦致傷事件では、被害者の抵抗を防ぐため首を絞めたり、顔を殴打するなど重傷を負わせがちだ。

 当時、Aさんは勤務中であり、酒で酩酊状態だったり薬で意識混濁といった状態ではなかった。裕太の暴行に激しく抵抗したことが予想されるが、恐怖のあまり声も出せず、身動きもとれなかったため幸いにも軽傷ですんだのかもしれない。

 また、裕太は行為後、ベッドで熟睡していた。

「強姦後、その場でそのまま寝るなんて常人には理解できない神経です。逮捕されてもいいと開き直って寝たとすれば、逮捕されたときの焦りようはあまりに不自然です。自分が“凶悪犯罪者”であるという意識が低かったのか、“罪”を犯したことにさえ気づいていなかった可能性もあります」(前出・社会部記者)

 裕太の眠りを妨げたのは警察だった。8月23日早朝、ホテルの部屋に群馬県警の捜査員が立ち入り、熟睡中の裕太を起こして、前橋署に任意同行を求めた。

 任意同行後、警察の取り調べに対して裕太は、「女性を見て、性欲を抑えられなかった」「申し訳ないことをした」などと容疑を認める供述をしたと報じられた。

「強姦事件の捜査はスピードが重要です。体液や傷跡など、女性の体に残る強姦の痕跡を証拠として押さえるには、なるべく早いほうがいい。男性にも早急に任意同行を求めるのが基本です。1つは逃亡や証拠隠滅を防ぐためであり、もう1つは弁護士と接触して法的アドバイスをされる前に供述調書を取っておきたいからです」(性犯罪に詳しい警察関係者)

 この捜査関係者によると、任意同行で強姦致傷の容疑者を逮捕するには、一般的に4つのことが必要になるという。

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