【PM1:00】
普段はのどかな、都電荒川線が走る風景。しかしこの時、SMAPを表す5つの星の模様をヘッドマークにしたど派手な貸切電車が運行していた。車内にはSMAPバルーンが浮かび、うちわを持つファンでぎっしり。ツイッターで瞬く間に目撃情報が拡散された。
「貸し切り可能なのは平日10時から15時半までで、基本的に1日1組限定。料金はどんな距離でも一律、1両1万3820円(片道)です。往復の場合は×2。団体の遠足のような移動手段だけでなく、落語やコンサート、結婚式などに利用されることも。音楽をかけるのは自由ですが、既存のポスターを貼り替えたり、車両備品のマイクを使うのはNG。途中下車もできます」(都電荒川線担当者)
【PM7:00】
東京・恵比寿ではレストランを貸し切ってファンの交流イベントが行われていた。主催したファンの女性はその様子を振り返る。
「あまりにも悲しんでいるファンが多くて…。でも、せめて記念日の9月9日はハッピーな気持ちで過ごしてほしいと呼びかけたら、関東だけでなく、信州、東海、関西、北陸…と全国から42人も集まる大きなイベントになりました。食事をしながら彼らの曲を流し、思い出のムービーを見たり、ファン同士の“ベストドレッサー賞”を開催したりと、楽しく過ごしていたんですが、それぞれSMAPと自分の思い出を語るうちに、みんなで泣きだしてしまって…」(B美さん)
夕方4時半に閉園した西武園ゆうえんちから、「『SMAP×SMAP』収録現場に近いから」とお台場へ移動したファンもいる。
「『世界に一つだけの花』を買うことを“花摘み”と呼ぶんですが、お台場のタワーレコードで花摘みをしてきました。直後に累計出荷枚数が300万枚に達して、トリプルミリオン認定を受けたと知って。ハイテンションのままカラオケボックスに移動し、DVD見ながらペンライトとうちわを持って、ライブと同じように盛り上がりました」(女性ファンの“けいちゅん”さん)
※女性セブン2016年9月29日・10月6日号