芸能

スター・トレックのP 女優の妻と二人一緒に教育熱心

J.J.エイブラムスが語る教育論

『スター・トレック』を始め、昨年大ヒットした『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』では、ジョージ・ルーカス監督からの指名でプロデューサーを務めたJ.J.エイブラムス(50才)。彼は、その才能からルーカス、スピルバーグの後継者と呼ばれているが、その素顔とは…?

 ニューヨークに生まれ、ロサンゼルスで育った彼は、生まれついた環境にも恵まれていた。両親ともにテレビ映画の関係者で、この世界で活躍する下地はできていた。

 ある種、“選ばれし者”的な環境で育っているが、アイルランド生まれで17才下の女優ケイティ・マクグラス(超美形!!)と結婚し、彼らの子供たちはそれ以上に恵まれた環境にあるといえる。いったいどんな育て方をしているのだろうか。

 JJは、自ら10才、17才、18才の3人の子供がいると教えてくれたが、教育方針について聞くと、ちょっぴり真顔になった。

「私も妻も教育熱心です。しつけに力を入れています。ぼくの周りの人たちの中には、子供が18才、19才といった年齢になったときに、その子供たちが悪い方向へ進んでしまった人もいて、そんな姿を見たり聞いたりすることがないわけではありません。10代後半になって厳しくしても、もう遅いということがあるんでしょう。だから、過保護になってはいけないけれど、常日頃から子供たちをよく見てしっかりしつけているんです」

 折にふれて言い聞かせていることは、「人に対して尊敬の気持ちを持つこと、人のために役立つよう心がけること、人の気持ちになって考え、行動すること」だと言う。

「そのために、子供たちに“それはダメ”と言うことも多いですね。愛していながら、ダメと言うのは簡単ではないし、ぼくら夫婦が嫌われることもあるかもしれない(笑い)。でも、言うべきことは言わなければ」

 ドラマのもとになるような対立もときにはある、と言う。

「でも、本当の絆を深めるためにはそれは不可欠なんですね。だから、“ダメ”を言うときは、毎回、親として試されているような気がしています(笑い)」

 彼の作品には “家族”という テーマが据えられていることも少なくない。激烈なアクションの一方で、家族を思う気持ちや情愛、絆がきっちりと描かれている。だからこそ、マニアックなSFファンに限らず、初めて見た人であっても、強く惹きつけられるのだろう。

撮影■森浩司

※女性セブン2016年11月17日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

オールスターゲーム前のレッドカーペットに大谷翔平とともに登場。夫・翔平の横で際立つ特注ドレス(2025年7月15日)。写真=AP/アフロ
大谷真美子さん、米国生活2年目で洗練されたファッションセンス 眉毛サロン通いも? 高級ブランドの特注ドレスからファストファッションのジャケットまで着こなし【スタイリストが分析】
週刊ポスト
公金還流疑惑がさらに発覚(藤田文武・日本維新の会共同代表/時事通信フォト)
《新たな公金還流疑惑》「維新の会」大阪市議のデザイン会社に藤田文武・共同代表ら議員が総額984万円発注 藤田氏側は「適法だが今後は発注しない」と回答
週刊ポスト
“反日暴言ネット投稿”で注目を集める中国駐大阪総領事
「汚い首は斬ってやる」発言の中国総領事のSNS暴言癖 かつては民主化運動にも参加したリベラル派が40代でタカ派の戦狼外交官に転向 “柔軟な外交官”の評判も
週刊ポスト
黒島結菜(事務所HPより)
《いまだ続く朝ドラの影響》黒島結菜、3年ぶりドラマ復帰 苦境に立たされる今、求められる『ちむどんどん』のイメージ払拭と演技の課題 
NEWSポストセブン
初代優勝者がつくったカクテル『鳳鳴(ほうめい)』。SUNTORY WORLD WHISKY「碧Ao」(右)をベースに日本の春を象徴する桜を使用したリキュール「KANADE〈奏〉桜」などが使われている
《“バーテンダーNo.1”が決まる》『サントリー ザ・バーテンダーアワード2025』に込められた未来へ続く「洋酒文化伝承」にかける思い
NEWSポストセブン
公職上の不正行為および別の刑務所へ非合法の薬物を持ち込んだ罪で有罪評決を受けたイザベル・デール被告(23)(Facebookより)
「私だけを欲しがってるの知ってる」「ammaazzzeeeingggggg」英・囚人2名と“コッソリ関係”した美人刑務官(23)が有罪、監獄で繰り広げられた“愛憎劇”【全英がザワついた事件に決着】
NEWSポストセブン
立花孝志容疑者(左)と斎藤元彦・兵庫県知事(写真/共同通信社)
【N党党首・立花孝志容疑者が逮捕】斎藤元彦・兵庫県知事“2馬力選挙”の責任の行方は? PR会社は嫌疑不十分で不起訴 「県議会が追及に動くのは難しい」の見方も
週刊ポスト
超音波スカルプケアデバイスの「ソノリプロ」。強気の「90日間返金保証」の秘密とは──
超音波スカルプケアデバイス「ソノリプロ」開発者が明かす強気の「90日間全額返金保証」をつけられる理由とは《頭皮の気になる部分をケア》
NEWSポストセブン
三田寛子(時事通信フォト)
「あの嫁は何なんだ」「坊っちゃんが可哀想」三田寛子が過ごした苦労続きの新婚時代…新妻・能條愛未を“全力サポート”する理由
NEWSポストセブン
大相撲九州場所
九州場所「17年連続15日皆勤」の溜席の博多美人はなぜ通い続けられるのか 身支度は大変だが「江戸時代にタイムトリップしているような気持ちになれる」と語る
NEWSポストセブン
一般女性との不倫が報じられた中村芝翫
《芝翫と愛人の半同棲にモヤモヤ》中村橋之助、婚約発表のウラで周囲に相談していた「父の不倫状況」…関係者が明かした「現在」とは
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 高市首相「12.26靖国電撃参拝」極秘プランほか
「週刊ポスト」本日発売! 高市首相「12.26靖国電撃参拝」極秘プランほか
NEWSポストセブン