当事者の昇太は何を思うのか。“学級崩壊”に歯ぎしりしているのか、それとも巧みな計算か。
本誌の直撃に対し昇太は「ポストさん、またアポなしですか~、あなた方だけですよ、そんな人たちは、モウッ!」と言いながらも答えてくれた。
「そうなんですよ~。歌丸師匠の時は皆さん、けっこう司会の言うことを聞いてたのに、僕になったら聞かなくなったんです。
でも、そういう変化って、僕自身も楽しんでいるんです。皆さんが投げかけてくる言葉に、その都度対応しているだけなんです。僕に代わってメンバーのイジリ方が過激になってる? やっぱり笑いって、チビとか仕事がないとか親の七光りとか、そういうマイナス要素がないと笑えないんですよ。
(林家)三平君は、美人と結婚してお子さんもできたし、幸せだけど、それが笑いに繋がるかというとそういうわけじゃないからね。彼には“親の七光り”のほうがいいわけですよ。やっぱり彼、オイシイなァ!」
学級崩壊は、キャラ立ちした演者がいてこその“芸”ということらしい。日曜の夕方が、また楽しみになってきた。
※週刊ポスト2016年11月25日号