芸能

笑点が「学級崩壊」 昇太「師匠らが言うこと聞かない」

「師匠らが言うこと聞かない」という春風亭昇太

 国民的長寿番組『笑点』(日本テレビ系)。「マンネリの極致」と揶揄されながらも常に高視聴率を叩きだしてきた同番組が、51年目にして異常事態に直面している。それは、テレビで見てもハッキリわかる。海千山千のベテラン回答者たちが、5月から桂歌丸(80)に代わり新司会に就任した春風亭昇太(56)の言うことをゼンゼン聞いていないのである──。

 7月31日放送の「大喜利」コーナーで、その事件は起こった。三遊亭円楽(66)と、林家木久扇(79)が、それまでの番組進行を無視して勝手に漫談のようなやりとりを始めたのだ。

「やめなさい! 歌丸師匠が司会を辞めてから、無駄話が多すぎるよ!」

 そうストップをかけようとする司会の昇太。しかし2人の暴走は止まる気配もない。そんな様子を見て、三遊亭小遊三(69)が漏らした一言が振るっていた。

「コレを学級崩壊という!」

 会場は大爆笑。コントロールが利かなくなった場を制しようと、昇太が一喝。

「全員の(座布団を)1枚ずつ持ってって!」

 しかしこれが“問題児”たちのイタズラ心に火を付けた。円楽以下、全員が「ほーらよ!」と昇太に向かって座布団を投げつけたのだ。観客の爆笑はさらに大きくなったが、当の昇太は放心状態だった。

 最近も“学級崩壊”は繰り返された。11月6日の放送では、「100円ショップで売っている変なもの」というお題に対し、円楽が「三遊亭好楽(70)の独演会チケット」とぶちあげた。会場は大ウケだが、昇太から座布団は出ず。好楽に気を遣ってのことだったが、円楽は口をとがらせて昇太に「バ~カ」と大暴言。また会場は沸きに沸いた。

 回答者だけじゃない。7月17日の放送では、林家たい平(51)にイジられた山田(隆夫・60)くんが司会の昇太そっちのけでたい平を突き飛ばし、座布団を取り上げる暴走に出た。もはや司会の威厳も何もあったもんじゃない状態なのだ。

関連記事

トピックス

球種構成に明らかな変化が(時事通信フォト)
大谷翔平の前半戦の投球「直球が6割超」で見えた“最強の進化”、しかしメジャーでは“フォーシームが決め球”の選手はおらず、組み立てを試行錯誤している段階か
週刊ポスト
参議院選挙に向けてある動きが起こっている(時事通信フォト)
《“参政党ブーム”で割れる歌舞伎町》「俺は彼らに賭けますよ」(ホスト)vs.「トー横の希望と参政党は真逆の存在」(トー横キッズ)取材で見えた若者のリアルな政治意識とは
NEWSポストセブン
ベビーシッターに加えてチャイルドマインダーの資格も取得(横澤夏子公式インスタグラムより)
芸人・横澤夏子の「婚活」で学んだ“ママの人間関係構築術”「スーパー&パークを話のタネに」「LINE IDは減るもんじゃない」
NEWSポストセブン
LINEヤフー現役社員の木村絵里子さん
LINEヤフー現役社員がグラビア挑戦で美しいカラダを披露「上司や同僚も応援してくれています」
NEWSポストセブン
モンゴル滞在を終えて帰国された雅子さま(撮影/JMPA)
雅子さま、戦後80年の“かつてないほどの公務の連続”で体調は極限に近い状態か 夏の3度の静養に愛子さまが同行、スケジュールは美智子さまへの配慮も 
女性セブン
場所前には苦悩も明かしていた新横綱・大の里
新横綱・大の里、場所前に明かしていた苦悩と覚悟 苦手の名古屋場所は「唯一無二の横綱」への起点場所となるか
週刊ポスト
医療的ケア児の娘を殺害した母親の公判が行われた(左はイメージ/Getty、右は福岡地裁)
24時間介護が必要な「医療的ケア児の娘」を殺害…無理心中を計った母親の“心の線”を切った「夫の何気ない言葉」【判決・執行猶予付き懲役3年】
NEWSポストセブン
近況について語った渡邊渚さん(撮影/西條彰仁)
渡邊渚さんが綴る自身の「健康状態」の変化 PTSD発症から2年が経ち「生きることを選択できるようになってきた」
NEWSポストセブン
昨年12月23日、福島県喜多方市の山間部にある民家にクマが出現した(写真はイメージです)
《またもクレーム殺到》「クマを殺すな」「クマがいる土地に人間が住んでるんだ!」ヒグマ駆除後に北海道の役場に電話相次ぐ…猟友会は「ヒグマの肉食化が進んでいる」と警鐘
NEWSポストセブン
レッドカーペットを彩った真美子さんのピアス(時事通信)
《価格は6万9300円》真美子さんがレッドカーペットで披露した“個性的なピアス”はLAデザイナーのハンドメイド品! セレクトショップ店員が驚きの声「どこで見つけてくれたのか…」【大谷翔平と手繋ぎ登壇】
NEWSポストセブン
竹内朋香さん(左)と山下市郎容疑者(左写真は飲食店紹介サイトより。現在は削除済み)
《浜松ガールズバー殺人》被害者・竹内朋香さん(27)の夫の慟哭「妻はとばっちりを受けただけ」「常連の客に自分の家族が殺されるなんて思うかよ」
週刊ポスト
真美子さん着用のピアスを製作したジュエリー工房の経営者が語った「驚きと喜び」
《真美子さん着用で話題》“個性的なピアス”を手がけたLAデザイナーの共同経営者が語った“驚きと興奮”「子どもの頃からドジャースファンで…」【大谷翔平と手繋ぎでレッドカーペット】
NEWSポストセブン