芸能

『笑点』「パッとしない」とネタにされる林家三平の課題

三平には、『笑点』ファンから厳しい声も…

 今年5月に、『笑点』(日本テレビ系)の新メンバーに抜擢された林家三平(45才)。起用後の番組は、6代目司会者になった春風亭昇太とともに話題を集め、視聴率もぐんぐん上昇した。しかし、肝心の三平の大喜利での回答はというと、「ハラハラして見ていられない」「ほかのメンバーと比べると物足りない」など、『笑点』ファンからは厳しい声も多い。出演から約半年、見えてきた三平の課題とは? これまで、『笑点』の現場取材を重ねてきたコラムニストのペリー荻野さんが鋭く指摘する。

 * * *
「妻女優 夫はパッとしない三平だ」

 林家たい平の答えに会場が沸いて拍手が起こる。

「拍手しなくていいんです!!」

 汗をかく林家三平の横で司会の春風亭昇太まで「そうだなーと思って」とちょいちょいと拍手して、またまた会場大ウケ。先日の『笑点』大喜利の一場面だ。
 
 生放送で28.1%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)と高視聴率を引っ提げて、林家三平が『笑点』新メンバーになって半年余り。「パッとしない」などと言われる三平に、笑いながらハラハラしている視聴者も多いらしい。なぜ、身内でもないのにハラハラするのか?
 
 それはやっぱり『笑点』大喜利では安心して笑いたいという気持ちが働くからだろう。三遊亭小遊三が自分を福山雅治と言いだしても、三遊亭好楽が「仕事がない」とぼやいても、林家木久扇が「いやーん、ばかーん」の歌や卵売りの歌でしっちゃかめっちゃかになっても、たい平がふなっしーのモノマネでひっくり返っても、三遊亭円楽が「歌丸師匠とは天国で…」とブラックネタを出しても、みんな視聴者の想定内。落ち着いて笑っていられるのである。

 しかし、三平がどんな答えを言うのか。まだ視聴者には想定できない。さらに初登場の放送後、「とにかくかまないで手を上げられてほっとした」と語った三平には、まだまだ回答のたびに緊張や固さが感じられる。そのあたりも先輩たちにすかさず突っ込まれることがしばしば。これもハラハラの要因だろう。

 11月27日放送の『大喜利』では、木久扇が「三平の答えがつまんなかったら、私が責任を負います」と言いだした。こんな発言が飛び出すのも『笑点』始まって以来だろう。

関連記事

トピックス

話題を集めた佳子さま着用の水玉ワンピース(写真/共同通信社)
《夏らしくてとても爽やかとSNSで絶賛》佳子さま“何年も同じ水玉ワンピースを着回し”で体現する「皇室の伝統的な精神」
週刊ポスト
ヒグマの親子のイメージ(時事通信)
《駆除個体は名物熊“岩尾別の母さん”》地元で評判の「大人しいクマ」が人を襲ったワケ「現場は“アリの巣が沢山出来る”ヒヤリハット地点だった」【羅臼岳ヒグマ死亡事故】
NEWSポストセブン
真美子さんが信頼を寄せる大谷翔平の代理人・ネズ・バレロ氏(時事通信)
《“訴訟でモヤモヤ”の真美子さん》スゴ腕代理人・バレロ氏に寄せる“全幅の信頼”「スイートルームにも家族で同伴」【大谷翔平のハワイ別荘訴訟騒動】
NEWSポストセブン
決勝の相手は智弁和歌山。奇しくも当時のキャプテンは中谷仁で、現在、母校の監督をしている点でも両者は共通する
1997年夏の甲子園で820球を投げた平安・川口知哉 プロ入り後の不調について「あの夏の代償はまったくなかった。自分に実力がなかっただけ」
週刊ポスト
中居正広氏の騒動はどこに帰着するのか
《中居正広氏のトラブル事案はなぜ刑事事件にならないのか》示談内容に「刑事告訴しない」条項が盛り込まれている可能性も 示談破棄なら状況変化も
週刊ポスト
離婚を発表した加藤ローサと松井大輔(右/Instagramより)
「ママがやってよ」が嫌いな言葉…加藤ローサ(40)、夫・松井大輔氏(44)に尽くし続けた背景に母が伝えていた“人生失敗の3大要素”
NEWSポストセブン
ヒグマの親子のイメージ(時事通信)
【観光客が熊に餌を…】羅臼岳クマ事故でべテランハンターが指摘する“過酷すぎる駆除活動”「日当8000円、労災もなし、人のためでも限界」
NEWSポストセブン
2013年に結婚した北島康介と音楽ユニット「girl next door」の千紗
《金メダリスト・北島康介に不倫報道》「店内でも暗黙のウワサに…」 “小芝風花似”ホステスと逢瀬を重ねた“銀座の高級老舗クラブ”の正体「超一流が集まるお堅い店」
NEWSポストセブン
夏レジャーを普通に楽しんでほしいのが地域住民の願い(イメージ)
《各地の海辺が”行為”のための出会いの場に》近隣住民「男性同士で雑木林を分け行って…」 「本当に困ってんの、こっちは」ドローンで盗撮しようとする悪趣味な人たちも出現
NEWSポストセブン
2013年に結婚した北島康介と音楽ユニット「girl next door」の千紗
《北島康介に不倫報道》元ガルネク・千紗、直近は「マスク姿で元気がなさそう…」スイミングスクールの保護者が目撃
NEWSポストセブン
娘たちとの関係に悩まれる紀子さま(2025年6月、東京・港区。撮影/JMPA)
《眞子さんは出席拒否の見込み》紀子さま、悠仁さま成年式を控えて深まる憂慮 寄り添い合う雅子さまと愛子さまの姿に“焦り”が募る状況、“30度”への違和感指摘する声も
女性セブン
違法薬物を所持したとして不動産投資会社「レーサム」の創業者で元会長の田中剛容疑者が逮捕された
「ローションに溶かして…」レーサム元会長が法廷で語った“薬物漬けパーティー”のきっかけ「ホテルに呼んだ女性に勧められた」【懲役2年、執行猶予4年】
NEWSポストセブン