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屋台のルール、混雑したら会計して次の客に席を譲る

屋台では生もの販売はないのがルール

 高級な料亭や豪華なレストランもいいが、気軽にいろいろなグルメを楽しめるのが屋台。しかし、屋台には、いろいろなルールが存在している。

◆生ものの販売はなし

 出される料理はすべて火が通ったもの。屋台のルールは自治体によって違うが、生ものを出さないのは共通している。福岡県移動飲食業組合連合会・会長の白石幸生さんは、こう説明する。

「屋外なので保健衛生上、食中毒のリスクを避けるために、火を通したもののみ販売します。刺身はもちろん、冷や奴や漬物、生野菜も出せません」

 漬物をつまみに一杯…ということはできないのだ。

◆屋台は貸し切ることもできる

 ほとんどは予約不可だが、貸切ることはできる。この場合は飲食代以外に貸切料金も必要だが、10名近くで利用したい場合は屋台を丸ごと貸切ることもできるので、直接、店に尋ねてみて。

 福岡の屋台は、『ザ・屋台 酔ってかんね』というサイトから問い合わせも可能。また、キッチンカーもイベントなどで貸切ることができるので、店主やスタッフに確認を。

◆1人1品は注文しよう

 複数で来店し、1品しか頼まず、それをシェアするのはマナー違反。最低1人1品は注文しよう。また居心地がいいからといって、ビール1杯で何時間も居座るのはご法度。混雑してきたら、会計を済ませ、次の客に席を譲る配慮を持って。

◆お店のハシゴをしてみる

 複数の店が立ち並ぶ屋台だからこそ、1か所だけではなく、できればハシゴをして、いろんな味を楽しみたい。たこ焼き専門移動販売店主・平山晋さんは言う。

「フリーマーケットやフェスで屋台を利用する場合は、いろいろな店のものを買って、それぞれを味わってみるのも醍醐味。イベントの場合はテーブルと椅子があるので、何人かで違う店のものを何種類か買って、シェアすると楽しいですよ」

 ただし、ここでも席を独占するのは禁物。譲り合い、食べ終わったら、さっさと席を立とう。

◆ゴミは利用したお店に

 フェスなどのイベントでは会場にゴミ箱が設置されているケースが多いが、なければゴミは利用したお店に頼んで、捨ててもらおう。ゴミ箱がある場合も、ルールに沿って分別を。会場を離れたら、駅や近くのコンビニのゴミ箱には捨てず、家に持ち帰って捨てるのが大人のマナーだ。

◆防寒対策は忘れずに

 これからの季節、屋外での飲食は冷えるので、防寒対策はしっかりと。腹巻をして、その上から貼るタイプのカイロを身に着けておくと冷え対策になる。

 おしぼりや紙ナプキンがないことも多いので、ウエットティッシュは持参しよう。食べこぼしやテーブルを拭く際などにあると便利。手を洗いたいのに、洗えないときに重宝するのが、アルコール手指消毒剤。携帯タイプもあるので、バッグに忍ばせて。

※女性セブン2016年12月22日号

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