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補強活発も巨人に投手問題、抑えに来季も頭悩まされる

クローザーの問題で来季も苦しみが続く?

 総額30億円もかけたオフシーズンの巨人の補強が話題だ。しかし、一軍登録は4人までという外国人選手が投手3人、野手3人もいるため、年俸2億4000万円もするクルーズ(32)ですら開幕二軍濃厚といわれている。片岡治大(33)をはじめとしてセカンドのレギュラー候補だけで7人も重複しているのだから、そんなおバカ補強になるのも当然だ。投手陣も怪しい。FAでDeNAの山口俊(29、3年7億円)が加入して先発要員は少なくとも8人に膨らんだが、本当に働くのは誰か。

「山口はDeNAのクローザーとして25歳の最年少での100セーブを記録したものの、2014年から先発に転向。その理由が“重圧に耐えられない”というものだった。2016年は11勝を挙げたが、2桁勝利は初めて。プレッシャーのかかる巨人で力を発揮できるかは疑問だ。

 巨人が過去FAで獲得した投手は10人いますが、移籍後も2桁勝ったことがあるのは工藤(公康)と杉内俊哉(36)の2人だけ。それまで広島時代に2桁勝利を7回もあげていた川口和久でさえ実力を出せなかったのだから、山口がやれるとは思えない」(球団関係者)

 新守護神候補の米大リーグ・マリナーズの右腕カミネロ(29)にしても、2016年シーズンはメジャー2球団で通算57試合に投げた中継ぎ要員だ。球団側は2016年、セーブ王のタイトルを獲りながら8回も救援に失敗した澤村拓一(28)の代わりを期待しているが、「制球難といわれた澤村が23四死球(64回1/3)だったのに対して、カミネロは38四死球(60回2/3)。抑えの問題には来季も頭を悩ますよ」(巨人担当記者)といった声が早くもあがっている。

※週刊ポスト2017年1月1・6日号

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