新旧メンバーによる最後の打ち上げは、25年分の苦楽を吐き出すように、長い長い宴となった。打ち上げの開始は夜7時。最初に来店したのは香取と草なぎ。少し遅れて稲垣、中居、森が合流した。
「2階の個室を貸し切っていました。1階には一般客も大勢いて、入り口付近の客は仰天していましたよ。“いま上がってったの、中居じゃね?”って。その後、メンバーが続々と来るもんだから、震えましたね。とんでもない瞬間に立ち会ってしまった、と」(居合わせた客)
沖縄の「もとぶ牛」の一頭買いを売りにする同店は、ミスジやとも三角、ザブトンなどあらゆる希少部位が味わえる。同夜のメンバーも極上の肉に唸っていたのだろうか、店員が慌ただしく個室にグラスと皿を運んでいた。
「10時に閉店だったのですが、他の客が退店後もメンバーは宴会を続けていました。この店、個室内にテレビはないので、紅白を見ながら盛り上がっていたわけでもないでしょう。ずっと昔話に花を咲かせていたのかな…」(居合わせた常連客)
出場を巡って諸説入り乱れた紅白(最終的にメンバーから辞退)には目もくれず、閉ざされた空間で5人だけの夜が更けていった。
「日付の変わる直前にはお店側に年越しうどんを用意してもらったそうです。店内でカウントダウンからの新年祝いしたんだとか」(SMAPを知る芸能関係者)
お開きとなったのは年をまたいだ深夜2時。7時間の宴を終えた赤ら顔のメンバーがゾロゾロと出てきた。
先頭は中居。マスクに眼鏡、帽子という変装姿で直撃にも無言を貫く。2番手で森が退店すると、後続の草なぎ、香取が二人で一台のタクシーに乗り込み、最後に稲垣が登場。冒頭のコメントを残して去って行った。
一人参加しなかった木村は何をしていたか。