スポーツ

高橋由伸監督を悩ます巨人の複雑なチーム内派閥事情

 加えて今オフの巨人は、FAで陽岱鋼(30、日ハムから)、森福允彦(30、ソフトバンクから)、山口俊(29、DeNAから)を相次いで獲得するなど、総額30億円を投じて大補強に走った。そうした新加入メンバーの動向も注目の的になっている。

「左のセットアッパーとして活躍が期待されている森福はグアムで自主トレを敢行し、現地で阿部を挨拶に訪れた。チームの“ドン”にいち早く仁義を切ったとみられています」(スポーツ紙デスク)

 一方、DeNAから移籍し先発ローテーションの一角を担うと期待される山口は、サイパンでの自主トレに参加。

「古巣でバッテリーを組んでいた相川亮二(40)を頼っての行動といわれています。このサイパン組には去年まで小林が参加していたのですが、今回はチーム阿部に“移籍”したので、グアム組とは微妙な距離感がありそう。開幕後は、山口―小林のバッテリーになるのか、相川が受けるのか、微妙なところです。高橋監督もそのあたりの人間関係を気にしているのでは」(同前)

※週刊ポスト2017年2月3日号

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