内海哲也一覧

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巨人の人脈勢力図 サカチョー組解体し「菅野派」が最大派閥
 2月に入るとプロ野球12球団は一斉にキャンプインする。番記者たちが紙面で書けない裏話を打ち明ける。セ担当記者:内海哲也(西武)の古巣・巨人では、自主トレの人脈勢力図が塗り変わりました。「内海組」や、坂本勇人と長野久義らの「サカチョー組」は解体し、「菅野派」が最大派閥になった。東海大の後輩・中川皓太や、鍬原拓也、直江大輔、宮國涼丞らが同行していました。スポーツ紙デスク:巨人は、FA戦線で惨敗してブルージェイズに移籍した山口俊の穴を埋められず、苦しいところだな。セ担当:既存戦力にハッパをかける意図なのか、何人かの選手の背番号を“出世”させました。増田大輝が「63」から「0」に、大城卓三も「46」から「24」に、戸郷翔征は「68」から「13」に変更されました。ベテラン編集委員:原監督は背番号をコロコロ変える印象だけど、その効果は疑問だな。OBの堀内恒夫氏もブログに「今年もなんだか変わる選手が多いようで」「記憶力が勝負のピッチャー出身と言えども、こうも変わるとついていけません」と書いて皮肉っていた(笑い)。セ担当記者:山口の代わりに先発の柱として期待がかかる新外国人投手・サンチェスや、ゲレーロに代わって獲得したメジャー通算88本塁打のパーラ(ナショナルズ)の活躍も未知数ですからね。※週刊ポスト2020年2月7日号
2020.01.31 07:00
週刊ポスト
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西武・松坂のキャンプ 腕を引っ張られないよう警備員を増員
 2月に入るとプロ野球12球団は一斉にキャンプインする。番記者たちが紙面で書けない最新情報と裏話を打ち明ける。セ担当記者:ロッテのドラ1・佐々木朗希のライバルのヤクルト・奥川恭伸は、右ひじの炎症で二軍スタートが決まりました。ただ、奥川の身体能力にはコーチ陣も驚いています。 助走なしの5段跳びは14m10、1000m走では3分12秒で新人トップ。持久力も瞬発力とも抜群なので、炎症が治ったら楽しみですね。スポーツ紙デスク:新人以外で目を引くのは西武に出戻った松坂大輔か。パ担当記者:宮崎・南郷の一軍でキャンプインしますが、状態がいいからというより南郷に人気者を置いておきたいのが球団の本音。 昨年の中日は松坂グッズが売れに売れて、キャンプで年俸をペイできましたから。西武も中日を見習ってグッズを大量生産した上で、ファンから腕を引っ張られないよう警備員を増員してるそうですよ(笑い)。 一方、単独自主トレで体をつくり、背水の陣で臨む内海哲也は二軍スタートですね。※週刊ポスト2020年2月7日号
2020.01.28 07:00
週刊ポスト
今オフもFA補強を狙う巨人、プロテクトから外れるのは誰?
今オフもFA補強を狙う巨人、プロテクトから外れるのは誰?
 今年のプロ野球は日本シリーズでパ・リーグ2位のソフトバンクがセ・リーグ1位の巨人を倒して、日本一に輝いた。それから1週間も経たないうちにFA(フリーエージェント)戦線へと話題が移っている。毎年のように、FAで名乗りを上げる巨人は、ロッテ・鈴木大地、楽天・美馬学の獲得に乗り出す意向を示している。野球担当記者が話す。「阿部慎之助の引退などもあって層の薄くなった巨人は、内野ならどこでも守れる鈴木大地は是が非でも欲しい選手でしょう。外国人選手は計算が立ちにくいし、日本シリーズで若手の経験不足も露呈した。彼らが本当にレギュラーを張れる選手なら、鈴木大地との競争に勝てるはずです。かつては、落合博満や広澤克実、清原和博と他球団の4番が移籍してきて、居場所を失った若手選手もいましたが、その時とはワケが違うと思います」(以下同) 鈴木は2年目の2013年から今年まで7年連続140試合以上に出場し、うち5回は全試合出場を果たしている。「『うまい選手はいらない、強い選手がほしい』と公言する原辰徳監督にとって、理想の選手の一人でしょう。今年、切り込み隊長として期待した吉川尚輝は開幕早々、ケガで離脱。セカンドは吉川尚のほかに若林晃弘、山本泰寛、田中俊太、増田大輝、吉川大幾と6選手がスタメンに名を連ねましたが、決め手に欠けた。ショートの坂本勇人も腰に爆弾を抱えていますから、内野をどこでも守れる鈴木大地は巨人にとって貴重な戦力になります」 楽天の美馬学は2013年、巨人との日本シリーズでMVPを獲得している。今期の推定年俸は6500万円で、人的補償が必要なBランクとみられているが……。「今年1年間ローテーションを守り、過去4年で30勝を挙げている実績は魅力でしょう。日本シリーズでルーキーの高橋優貴や戸郷翔征が投げたように、巨人の投手陣の層は決して厚くない。補強に走る気持ちはわかります。 とはいえ、かつてFAで西武から獲得した野上亮磨が思うような活躍ができていない現状もある。美馬にしても楽天時代のように活躍できるかどうかは未知数です。プロテクトできない選手の伸びしろを考えた上で獲得するかどうか熟考すべきでしょう」 野上の人的補償で西武に移籍した高木勇人は結果を残せず、今年限りで自由契約になったが、過去に巨人から人的補償で出て行った選手が活躍するケースもある。2012年、村田修一の代わりにDeNAに渡った藤井秀悟はチーム2位の7勝を挙げた。最も活躍したのは、2014年に大竹寛の代わりに広島に移った一岡竜司だろう。その年に31試合に登板し、防御率0.58と好成績を残し、2016年からの広島の3連覇に中継ぎとして大きく貢献した。他にも2017年に山口俊の代わりにDeNAに行った平良拳太郎は昨年、今年と2年連続5勝を挙げ、先発の一角に食い込もうとしている。 一岡という開花直前の若手を失った反省を踏まえて内海哲也、長野久義というベテランをプロテクトから外した昨年、西武と広島に持っていかれ、内外から疑問の声が挙がったという苦い経験もある。「たしかに2人は今年活躍できませんでしたが、生え抜きのベテランを失うことはファン離れにも繋がるし、フロントもできるだけ避けたいと思っているでしょう。昨年の例があるため、今年は知名度の高い選手を守りにいきたくなる。ただ、澤村拓一のようなベテランをプロテクトすれば、伸び盛りの若手全員を守れるわけではなくなる」 仮に巨人が鈴木大地と美馬を獲れば、人的補償で2人の選手を失う可能性がある。他球団が獲得したくなるような選手で、プロテクトを外れそうなのは誰か。「開幕投手経験がありながら伸び悩んでいる宮國椋丞は、来年28歳を迎えますし、現在の投手陣を見ると、プロテクトから外れる可能性は考えられる。また、今年のシーズン途中に日本ハムから獲得した藤岡貴裕は生え抜きではないうえに、30歳という年齢もあるので、どう評価されるか。移籍後、藤岡は1軍登板こそなかったが、ファームでは4勝を挙げ、安定感のある投球を見せていました。若手とは言えない年齢ですが、野村祐輔(広島)、菅野智之(巨人)とともに『大学ビッグ3』と呼ばれた逸材が開花する可能性もないとは言えない」 今年、活躍の場が少なかった選手たちの伸びしろとFA選手の力量を、総合的に考えた上でどう判断するかがポイントとなる。「過去の人的補償で、巨人のファームには他球団に行けば、十分戦力になる投手が沢山いると証明されている。美馬が山口俊のように先発の格になってくれれば申し分ないですが、年5~6勝しか挙げられない可能性もある。その場合、人的補償で選手を失うリスクも考える必要があるでしょう。美馬は来年34歳で、あと何年、先発ローテーションを守れるかわからない。FAに頼るのではなく、高田萌生などこれから伸びそうな若手に期待するという選択肢もあります」 毎年のようにFAで戦力補強を狙う巨人だが、そこには人的補償という厄介な問題がついてまわるようだ。
2019.10.30 07:00
NEWSポストセブン
猛虎戦士にも触手?(時事通信フォト)
巨人・阿部監督路線進むも「松井秀喜監督」を諦めない理由
 クライマックスシリーズ(CS)、その先の日本シリーズを見据える巨人。復帰1年目から「日本一」を狙う原辰徳監督の名声は高まるばかりだが、一方では“不協和音”も聞こえてくる。今季限りで現役引退を表明した阿部慎之助(40)のコーチ就任が有力視されており、原監督は阿部を自分の後任監督として育てるつもりでサポート役を集めていると言われ、“原―阿部シフト”の動きが加速している。 一部では、阿部と長年自主トレをともにした内海哲也(37=西武)や長野久義(34=広島)を将来のコーチ含みで再獲得する、という話まで出ているという。 その一方で、球団側は「松井秀喜監督」の誕生を諦めていないという。巨人に近いスポーツジャーナリストが語る。「松井監督は渡辺恒雄・読売新聞主筆の悲願とも言われ、松井氏の新人時代に監督として打撃指導にあたった長嶋茂雄・終身名誉監督の影響力が強いうちに実現させたいと考えているようです。 松井氏はニューヨークに拠点を置き、ヤンキースGM付特別アドバイザーとして3Aのマイナー選手の打撃指導をしていますが、巨人監督が実現しないのは、肩書きよりも子育てのためと言われている。子供は現在6歳と2歳なので、原監督の任期満了となる2021年シーズン以降は、家族問題での就任へのハードルは今よりも低くなる。もちろんその場合、“阿部監督”は、白紙になってしまいますが……」※週刊ポスト2019年10月18・25日号
2019.10.08 07:00
週刊ポスト
今年2月、週刊ポスト誌上の対談で原辰徳監督とツーショット
金田正一氏 原監督と松坂大輔に送っていた「最後のエール」
 プロ野球の国鉄、巨人で活躍した金田正一氏の訃報。巨人の原辰徳監督は、10月7日の全体練習前に「僕から見ると鉄人であり、野球の教科書。金田さんの野球に取り組んでいる姿勢、生き様、戦い様は、大変影響を受けた私の先生の1人でした」と故人を悼んだ。 5年ぶりのリーグ優勝を決めた巨人の原監督。今年2月、金田氏は巨人の宮崎キャンプを訪れ、その原監督にインタビューしていた。今季から新加入の丸佳浩への評価、FAの人的補償で移籍となった内海哲也、長野久義への思いなどを次々と“直球質問”。最後に原監督にこうエールを送っていた(『週刊ポスト』3月1日号)。──ジャイアンツは4年連続で日本一から離れているが、監督も3回目になれば、次世代の心配もある。原の使命は、日本一か? それとも選手を底上げして常勝球団の土台を作る……。原:(質問を遮るように)日本一です。それに付随することは出てくるかもしれませんが、まずは日本一以外ないですね。──その心意気だ! 丸(佳浩)が入って“丸く”収まるよう、期待しとるぞ! 今年5月には、中日・松坂大輔が二軍練習日にゴルフをプレーしていたことが発覚。球団から「10日間の外出禁止と反省文の提出」という処分を受けたことにも温かいコメントを寄せていた。 金田氏自身、国鉄から巨人に移籍した1965年に、一軍の戦列を離れて北海道で調整中、ゴルフをプレーしていたことが報じられ、批判を浴びたことをこう振り返っていた(同6月7日号)。「ゴルフスイングはヒジが伸びるから、いいリハビリになるのよ。シーズン中でも、完投した翌日は早朝からラウンドしていた。疲れた体を18ホール歩いて整えると、午前中の運動で午後はスムーズに体が動かせるようになる。(中略)ところがあの時は、『調整中の金田を取材したい』と言ってきたなじみのスポーツ紙の記者とカメラマンが、ワシのバンカーショットの写真を撮り、それが新聞に載って顰蹙を買ったわけさ。おまけに、どこぞのホールで8つもたたいたとか、サンザンなスコアまで書かれてのう。あれには参ったわい」 それを踏まえ、松坂にはこんな言葉を送っていた。「今回の松坂にしても、治療の空き時間を利用してのゴルフで、ラウンド後には、ちゃんと治療やトレーニングをしてたというじゃないか。練習をサボってパチンコや麻雀をしていたわけでもないし、写真を撮られたといって反省することなんかない。選手にとってリハビリは苦しいからのう。時には気分転換も必要じゃ。それで結果を出せなければ、球団がクビにすればいい話。外野がガタガタいうことじゃない。黙って見守ればいい」 現役の監督や選手に対して、常に厳しくも温かいまなざしで見守る人だった。これからCS、日本シリーズに臨む原監督、そして現役続行を目指す松坂にとっても、大先輩である金田氏のエールは心強く響いているはずだ。
2019.10.08 07:00
NEWSポストセブン
巨人、将来の「阿部監督」に備え内海や長野の再獲得視野か
巨人、将来の「阿部監督」に備え内海や長野の再獲得視野か
「日本一になって、嬉し涙で終えられたら」。今季限りでの現役引退を表明したプロ野球・巨人の阿部慎之助(40)は、リーグ優勝の祝賀会でそう決意を述べた。 巨人番記者が語る。「阿部の引退会見に集まった坂本勇人(30)、中央大学の後輩である亀井義行(37)や澤村拓一(31)らを中心に、選手には“阿部さんの引退を有終の美で飾りたい”という思いが強い。原辰徳監督にとっても、自身が率いた2012年シーズン以降、遠ざかっている日本一奪還は悲願です」 祝賀会で渡辺恒雄・読売新聞主筆は、「年内に“本当の優勝”をしていただきたい」とハッパをかけた。 そんな中、最大の不安要素が、原監督の甥でエース・菅野智之(29)の状態だ。「今季苦しんだ腰痛の影響でCSの登板が危ぶまれています。原監督は『出場できるかできないか、智之が判断する』と一任していますが、頭の中では“2014年の悪夢”がよぎっているのではないか。2位の阪神に7ゲーム差をつけてリーグ優勝したのに、CSでは右肘靱帯損傷のケガで菅野を欠き、阪神に敗退した。今季最多勝の山口俊(32)や若手の桜井俊貴(25)、戸郷翔征(19)らでカバーできるかにかかっている」(同前) 投手陣をリードする「正捕手問題」も混沌としたままだ。「FAで加入した炭谷銀仁朗(32)は西武時代からポストシーズンの経験が豊富です。一方、小林誠司(30)が正捕手に定着したのは2016年シーズンからで、日本シリーズ出場経験はなし。短期決戦の経験は捕手にとって大きく、原監督がどちらにマスクを任せるかに注目が集まります」(同前) 正捕手の育成は、近年の巨人の大きな課題だった。巨人に近いスポーツジャーナリストが言う。「阿部のコーチ就任が有力視されるのは、原監督が後継者としてだけでなく、正捕手の育成も託したいとの思いからでしょう。阿部を支える“懐刀”として、長年自主トレをともにした内海哲也(37)、長野久義(34)を将来のコーチ含みで再獲得するという話まで出ている。過去にも高橋由伸監督時代に、FAの人的補償で流出した“由伸派”の脇谷亮太を連れ戻した前例がありましたからね。 同時に、実績があるコーチとしてヤクルトを退団した石井琢朗氏の招聘に向けて動いている。広島の打撃コーチとして3連覇の土台作りに貢献したと定評があり、阿部のサポート役を任せたい意向があるようです」※週刊ポスト2019年10月18・25日号
2019.10.07 16:00
週刊ポスト
推定5億円でも今季登板ゼロのサファテ(時事通信フォト)
プロ野球・年俸のコスパがよい投手、悪い投手一覧 最強は床田
 プロ野球シーズン終盤、思うような結果が出なかったチームのファンは、活躍しなかった選手に対して「ヒット1本いくらだ?」「アウトひとつ何百万かかってる?」という愚痴もいいたくなるだろう。では、本当に費用対効果が悪いのは、いったい誰なのか。 集計は『プロ野球なんでもランキング』(イースト・プレス刊)などの著書があるライター・広尾晃氏に依頼した(今季データは9月24日現在のもの)。「アウト1つ取るのにいくらかかったか」で算出した投手について紹介する。 図を参照していただきたいが、投手では、億プレーヤーにもかかわらず、一度も登板しなかった選手が4人いた。その中で最も高年俸は、5億円のサファテ(ソフトバンク)だ。「2017年にはシーズン最多記録の54セーブを達成したものの、昨年4月に右股関節のケガで登録抹消されて以来、2シーズンを通してまったくチームに貢献できていません」(広尾氏) 他の登板ゼロの3人は、ソフトバンク・スチュワート、西武・内海哲也、日本ハム・マルティネスだった。 登板機会があった投手の中で最も高くついたのはソフトバンクのバンデンハーク。6月4日の中日戦で腰痛からの復活白星を挙げたものの、直後に右肘の張りを訴えて登録抹消。わずか2勝では、年俸4億円はさすがに高すぎた。「ソフトバンクからはストッパーの森唯斗も9位にランク。高額年俸の救援投手はどうしても効率が悪くなる傾向があります。今季も2年連続の30セーブをマークしたが、シーズン前半に右背中痛で戦線離脱していなければワーストランク入りは免れたはず。とにかく今季のソフトバンクは脇役にも高い年棒を払っており“無駄金”が多かった」(同前) コスパの悪さは巨人も負けていない。マシソン、クック、野上亮磨らに加え、昨年まで2年連続の沢村賞を獲得した菅野智之もワーストランク入り。「腰痛による不調を抱えながら2ケタ勝利をマークしたものの、球界最高年俸の6億5000万円に見合う成績とはいかなかった。 昨年は年俸4億5000万円で202イニングを投げ、1アウトあたり約74万円と素晴らしいコスパでしたが、今季は年俸が2億円上がったのに136イニングしか投げられなかった」(同前) 低調だった菅野に対し、めざましい活躍を見せたのが今季15勝で最多勝候補、ノーヒットノーランも達成した山口俊。巨人入団1年目の2017年は1アウトあたり約365万円と散々だったが、昨年は154イニングを投げ約50万円、今年は163イニングで約47万円と改善。「年俸1億円以上の投手ではダントツのコスパ」(同前)だった。 山口とともに巨人の優勝に貢献した桜井俊貴もベスト9位の好成績だ。「入団4年目の桜井は原監督の先発抜擢で化けた。“速球ではなく多彩な変化球を操るタイプだから長いイニングが向いているのではないか”と考えたようだ。原監督が復帰1年目から巨人を5年ぶりのリーグ優勝に導けたのは、このあたりの伏兵の起用の巧さによるところが大きい」(巨人番記者) そしてベスト1に輝いたのは、広島で今季7勝の床田寛樹。「1アウトあたり1万5600円」を叩き出した。 CS、日本シリーズが終われば、各球団は来季の戦力構想に取りかかり、契約更改交渉も始まる。さて、来季はどんなベスト、ワーストの順位になるだろうか。※週刊ポスト2019年10月11日号
2019.10.03 07:00
週刊ポスト
交流戦を前に巨人の苦境 内海哲也放出がじわじわ効いてきた
交流戦を前に巨人の苦境 内海哲也放出がじわじわ効いてきた
 6月4日からプロ野球では交流戦が始まる。2005年のスタートから昨年までの14回のうち、パ・リーグが13回勝ち越した。交流戦の「パ高セ低」は風物詩となっている。 広島と首位争いする巨人の状況は深刻だ。エース・菅野智之(29)は腰の違和感で登録抹消。交流戦前には再登録される見込みだが、今年の菅野は本調子にはほど遠い。リリーフ陣の層も厚いとはとてもいえない。 辛口評論で知られる江本孟紀氏が語る。「打線にも不安が多い。坂本(勇人、30)、丸(佳浩、30)に続く4番の岡本(和真、22)がことごとくチャンスを潰している。現状の投手力では“打ち合い”は避けられないが、パに打ち勝てるかは疑問ですね」 3度目の就任となった名将・原辰徳監督(60)を取り巻く環境も厳しい。「GMもヘッドもいない全権監督であることがどう影響するか。監督の存在感だけが突出し、宮本(和知、55)や元木(大介、47)といった経験に乏しいコーチ陣は自分のキャラを抑えて監督の顔色をうかがっている。どんな名監督も時には選択ミスをするが、それを進言できる腹心がいないとね。 選手の中からリーダーシップを発揮する選手が出てきてほしいところだが、上原(浩治、44)が引退し、さらに菅野が二軍に落ちたことで、精神的支柱がいなくなってしまった。兄貴分だった内海(哲也、37)が西武に人的補償で移籍してしまったことが、ボディーブローのように効いてきている」(スポーツ紙デスク) 今年の交流戦は、3連戦が6カード予定されている。セの覇権を争う両チームは梅雨の季節を晴れやかに乗り切れるのか。※週刊ポスト2019年6月7日号
2019.05.30 16:00
週刊ポスト
一軍復帰は6月頃か(共同通信社)
福浦、松坂、和田… 世代交代に逆らうおっさん選手の意地
 高卒のゴールデンルーキーたちが注目を集めている2019年プロ野球シーズンが開幕した。だが、必死に歯を食いしばって若手と争う“おっさんたち”も負けてはいない。野手の球界最年長はロッテの福浦和也(43)。昨年2000本安打を達成したが、それを花道にはせず、コーチ兼任ながら今シーズンも現役続行を選んだ。「すでにシーズン終了後の引退を宣言しているが、グラウンドに出る前から約1時間のストレッチを行ない、試合後、若手や監督・コーチ陣が帰ってから、やっとトレーニングルームから出てくることもしばしば」(ロッテ担当記者) 昨年、中日にテスト入団し6勝を挙げてカムバック賞を受賞した松坂大輔(38)を筆頭にした「松坂世代」も、徳俵で踏み留まろうと必死だ。「松坂はキャンプでファンに手を引っ張られ肩を痛め、一軍復帰は6月頃と見られている。右肩には引っ張られたときの炎症だけでなく、昨年の疲労もあったのか、水も溜まっていたという。 短い距離での投球を再開しているが、ソフトバンク時代の長期リハビリの苦い記憶から、焦って復帰を目指すのではなく一から肩を作り直すことに集中している」(中日担当記者) ソフトバンク・和田毅(38)は、登板なしに終わった昨年からの雪辱に燃えている。「キャンプでは9か月ぶりにブルペンに入り、500球を投げ込んで回復をアピールした。交流戦で松坂と投げ合いたいと息巻いてます」(ソフトバンク担当記者) 同じソフトバンクでは、36歳になる松田宣浩の処遇が注目されている。今年が4年契約の最終年に当たるが、昨年はシーズン終盤のCS、日本シリーズでスタメンを外れるなど、かつての「熱男」の影は急激に薄くなった。「背番号を3年ぶりに『3』から『5』に戻して、“世代交代に逆らう”と宣言。グアムで行なった自主トレでは走り込みを重ね、キャンプでは一~三軍まである大所帯の中で、相変わらず一番声を出していた」(同前) そのソフトバンクを戦力外となり、10年ぶりに古巣・ヤクルトに復帰したのは五十嵐亮太(39)だ。「背番号は前回在籍時と同じ53。戦力外を拾ってもらったという恩義を強く感じているようで、オープン戦から全球種を試し実戦調整を続けていた」(前出・在京スポーツ紙記者) 人的補償で巨人から西武へ移った内海哲也(36)は、左腕の肉離れで戦列を離れている。「単なる“指導役のベテラン”としてではなく、菊池雄星(27)がメジャーに移籍し、その穴を埋める先発ローテの駒として補償に指名されたことを意気に思っているようだ。ケガの症状は軽く、4月中に復帰してからは、昨年のリーグ優勝チームの先発に恥じない投球をしたいとリハビリに取り組んでいる」(同前)“俺たちまだまだやめないよ”──世代交代の波に逆らい、“おっさん”たちは老体にムチ打って今季に臨む。※週刊ポスト2019年4月12日号
2019.04.05 16:00
週刊ポスト
巨人放出の長野久義と内海哲也 新天地での明暗分かれる
巨人放出の長野久義と内海哲也 新天地での明暗分かれる
 プロ野球のペナントレース開幕が近づくと、12球団や選手の成績はもちろんだが、営業の行方も気になるもの。番記者たちが、新旧の人気者たちに集まる期待と、活躍への展望について語り合った。在阪スポーツ紙デスクD:集客力がある根尾(昂、18)と松坂(大輔、38)が2人とも不在だと、開幕後のナゴヤドームの営業面では大打撃。根尾の人気を生かすために、二軍で10試合ほど出場させたあと、できるだけ早く一軍に昇格させるプランだと聞く。在京スポーツ紙デスクB:打撃がプロレベルなのは評論家たちも認めるところだけど、課題はショートの守備。捕球時に腰が高く、たまに暴投もある。ショートを守るようになったのは高校2年の秋からと経験が浅いこともあって、現段階では広島の小園(海斗、18)のほうが数段上だね。在阪デスクD:小園はオープン戦で本塁打を放って騒がれたが、相手投手の本当の目的は、このコースは打てる、打てないと新人のデータを集めること。ファンを一喜一憂させないと新聞が売れないから、景気よく書いているけどね。セ球団担当記者A:広島ファンといえば、巨人にFA移籍した丸(佳浩、29)がマツダスタジアムに立ったら、拍手で迎えて意外と温かかったですね。ブーイングが起きれば遺恨ムードを演出できると思ったんですが。デスクB:でも、丸が三振した時の拍手はもっと大きかったみたいだけど(笑い)。逆に丸の人的補償で広島入りした長野(久義、34)は、キャンプでこそ広島の激しい練習についていけないと弱音を吐いていたけど、今や広島の選手からもファンからも受け入れられている。パ球団担当記者C:一方、西武に人的補償で移籍した内海(哲也、36)は、古傷の左浅指屈筋のケガで、開幕ローテが白紙になりました。巨人では“精神的支柱”という名のベンチウォーマーでしたが、西武では“足りない先発要員のコマの1人”との期待もあっただけに、現時点では長野との明暗が分かれてますね。※週刊ポスト2019年3月22日号
2019.03.13 07:00
週刊ポスト
巨人自主トレ派閥に異変 阿部は韓国選手と、坂本は新派閥
巨人自主トレ派閥に異変 阿部は韓国選手と、坂本は新派閥
 2月1日のキャンプインを控え、新シーズンに向けた自主トレにも徐々に熱が入ってきた。しかし、今オフに「総額50億円」ともいわれる大補強に走った巨人から、早くも“不協和音”が漏れ聞こえてきている──。 万全なキャンプインを迎え、シーズンで活躍するためには、自主トレがカギを握る。だが、原辰徳新監督(60)を迎え、4年連続V逸からの巻き返しを図る巨人では、大型移籍が相次いだことで「自主トレ」に思わぬ“歪み”が生じている。 今オフ、内海哲也(36)と長野久義(34)が、巨人にFA移籍した炭谷銀仁朗(31)と丸佳浩(29)の人的補償としてそれぞれ西武と広島に移籍した。「長らく投手陣の兄貴分を務めてきた内海は、巨人の若手投手を引き連れて毎年自主トレを行なってきた。今年も、今村信貴(24)と大江竜聖(20)を連れて奄美大島に行っています。西武のベテランが巨人の若手の面倒を見ていることになりますが、内海の移籍前から一緒に自主トレするのは決まっていたことだそうです。若手もいきなり“新しい兄貴分”は見つけられませんからね」(スポーツ紙記者) もともと、内海は阿部慎之助(39)率いる一大グループ「阿部組」で自主トレを行なってきた。「坂本勇人(30)と長野が阿部に誘われてグアムで合同自主トレを始めたのをきっかけに結成され、内海ら投手陣も加わるようになった。山口鉄也(35)や小山雄輝(30)、宮國椋丞(26)らは、肉体や技術面だけでなく、メンタル面でも内海からたくさんのアドバイスを受けていた」(同前) 原監督の下でV3(2012~2014年)を達成した頃の話だ。 自主トレは、チーム内人脈の変遷の映し鏡ともいえる。その後、坂本と長野は中堅に差しかかった2016年から阿部組を離れ『サカチョー組』で村田修一(38)や岡本和真(22)らと自主トレをするようになった。 阿部は翌2017年に「捕手としての経験をすべて小林(誠司、29)に伝える」と公言し、丸坊主になった小林とともに「新阿部組」としてグアムに乗り込んだ。メディアも大きく報じたが、わずか1年で解散。 そして今オフ、阿部はグアムで自主トレに励んでいる。だが、これまで阿部に教えを請うてきた巨人の若手選手の姿が見られない。「韓国・斗山のパク・セヒョク捕手、女子野球日本代表の金満梨々那捕手と異色の合同自主トレです。 4年ぶりの捕手復帰を宣言し、小林をはじめ巨人の若手選手たちはライバルだという思いが強くなった結果なのか、“ひとりぼっち練習”を貫いている。生え抜きで年齢の近い内海や長野はいなくなってしまいましたからね」(同前) 内海と長野の流出は、長期的に見ても致命的な問題になりかねない。「若手の成長もそうだが、今後の“組閣”にも影響します。阿部は当然“ポスト原”の最有力候補ですが、その時にコーチとしてサポートすることを期待されていたのが、若手の面倒見が良く人望がある内海や長野だった。特に同一リーグの広島は、この先、阿部監督時代になったときにまで“広島優位”を保つ目的もあって、長野を獲得したのだろう」(在京球団関係者)◆菅野さんのオゴリだけど…… かつての阿部や内海の役割を担うのが坂本と菅野智之(29)だ。「『サカチョー組』も長野が広島に移籍したことで、坂本が“最大派閥”のトップに立った。 今年は吉川大幾(26)や北村拓己(23)と沖縄で自主トレをしている。坂本は“期待されて巨人に入ってきているので、技術も大事ですけど、考え方や心の持ちようも教えたい”とチームリーダーとしての意気込みを見せていた」(別のスポーツ紙記者) 一方の菅野も、毎年、何百万円もの費用を負担して後輩の自主トレにつきあっている。「負担は大きいが、連続して優勝を逃している責任をエースとして感じているからか、指導に熱も入ります。 ただ、昨年の同行メンバーだった畠世周(24)は自主トレ直後のキャンプで故障し、一軍復帰は9月だった。桜井俊貴(25)は一軍登板なし。もともと、菅野は群れるのを嫌うタイプです。それでも沢村賞投手と自主トレをしたいという声に応えて懸命に後輩の面倒を見ているのに、『チーム菅野』から活躍する若手投手が出てこない」(同前)※週刊ポスト2019年2月1日号
2019.01.22 07:00
週刊ポスト
巨人OB前田幸長氏 内海哲也の流出は「率直に言って痛い」
巨人OB前田幸長氏 内海哲也の流出は「率直に言って痛い」
「ブルペン」とは元々、闘牛場で「牛を囲う場所」という意味がある。2019年シーズンの、巨人の“牛”たちは、きっちりゲームを締めくくれるのか。 ロッテ・中日を経て2002年に巨人入りし、左のセットアッパーとして活躍した前田幸長氏(48)が話す。「退団したカミネロに替わる抑え候補として、マリナーズから右腕のクック(31)を獲得しました。150キロ超えの速球とスライダーが武器だそうですが、日本での実績がないので、圧倒的な存在感のあるストッパーになれるかどうか」 勝利の方程式を担っているマシソン(34)が昨年8月に膝の手術をしたことも不安要素だ。そこで、大胆な“配置転換”を提言する。「上原浩治(43)、澤村拓一(30)、吉川光夫(30)、鍬原拓也(22)らがブルペンを支えることになるでしょうが、最速156キロで生きのいい3年目の畠世周(24)をストッパーにするのはどうか」 そうした投手陣で意外に影響が大きいのが、炭谷銀仁朗(31)の人的補償で内海哲也(36)が西武へ流出したことだという。「率直に言って痛い。ベテランの域に入り1年を通じて活躍はできなくなっていたが、彼がひとつでも勝てばチームが盛り上がり、2勝3勝の価値はあった」 投手陣には課題が多いが「それでも、野手の補強は文句なく、僕は巨人の優勝を予想します」とした前田氏。“打ち勝つ”が新生巨人の目指す姿だ。※週刊ポスト2019年1月18・25日号
2019.01.17 16:00
週刊ポスト
昨年の日米野球では原辰徳監督と松井秀喜氏が談笑する姿も見られたが(写真:時事通信フォト)
巨人、内海・長野の流出で松井秀喜監督就任がさらに遠のくか
 巨人はFAで広島から丸佳浩、西武から炭谷銀仁朗を獲得した代償として、人的補償で広島に長野久義、西武に内海哲也という幾度となくチームを救ってきた2人を流出させることになった。 昨年10月23日の原辰徳監督の就任会見では、山口寿一オーナーが「チームに関しては監督に全てをお任せする。編成の方針に関しても監督の意向を完全に尊重しようと思う」と発言。原監督は選手獲得にも当然関わっていたはずで、28名のプロテクトリストの中に生え抜きのベテランを入れなかったことを疑問視する声も上がっている。野球担当記者が話す。「チーム史上ワーストタイの4年連続V逸をしているため、何が何でも優勝したいという意向はわかりますが、あまりにも生え抜き選手を蔑ろにしていると批判されても仕方ない。仮に優勝しても、ファンがどこまで喜べるのか。120%巨人を好きな人であれば何をしても勝てばいいのかもしれませんが、かねてより球団の姿勢に疑問を持っているファンも沢山いる。これを機にファン離れが進んでもおかしくない」(以下同) 原監督は今季、ヘッドコーチを置いていない。還暦を迎えた原監督には優勝とともに、次期監督を育てることも求められており、来季ヘッドのポジションに付く人物が後釜になると予想されている。「気の早い話ですが、高橋由伸前監督が1年で復帰するとは考えづらいですし、今年3月で40歳を迎える阿部慎之助が据えられる可能性もある。でも、ファンが一番望んでいるのは、松井秀喜氏の巨人復帰でしょう」 第1次原政権1年目の2002年、全試合で4番を打って二冠王とMVPを獲得し、日本一の原動力になった松井は同オフにFA宣言をし、ヤンキースへ移籍。2012年限りで引退すると、2014年、2016年、2018年と3度にわたって春季キャンプで巨人の臨時コーチを務めてきた。現在、ヤンキースのGM特別顧問を務め、昨年の日米野球ではMLBオールスターチームのコーチとして来日している。「巨人も松井氏に何としても監督になってもらいたい考えは変わらない。しかし、今の原監督とは根本的な野球観からして合わないのではないでしょうか」 松井氏は日刊スポーツの連載「野球の国から」の平成野球史編でこう語っている。〈だれが理想のプレーヤーなのか。どういう選手なのか。どういう血が流れているのか。勝負事だから勝ったり負けたりする。もちろん、勝たなきゃいけないけど、巨人には長嶋さん、王さんのV9という、素晴らしい見本の歴史がある。巨人の強いDNA、それがファンに伝われば、勝っても負けても、応援してもらえると思います〉(1月10日付)〈チームに流れている文化があるんです。それをどこまで大事にするのか。今は、そういうところにスポットライトを当てないですから〉(1月11日付) 松井氏のプロ野球人生を振り返る連載のなかで、自身の野球観が如実に現われている。今の巨人に最も欠けている“チームの文化を大事にする”という志向を松井氏が持っていることは間違いない。「取材自体は長野の流出以前に行なわれたと考えられ、この発言に他意はない。ただ、このタイミングで掲載されたことで、いみじくも巨人の現状を嘆いているようにも読めてしまう。少なくとも、松井の考え方と今オフの巨人の補強は正反対といえる。 巨人ファンにも色々いて、とにかく勝てばいいという人もいれば、優勝へのプロセスを大事にしたい人もいる。内海、長野の移籍で、ファンのあいだでは松井監督待望論が過熱するのではないでしょうか。しかし、松井氏は今回のことでさらに巨人から気持ちが離れていったかもしれません」
2019.01.14 16:00
NEWSポストセブン
丸佳浩の入団会見で笑顔を見せる原辰徳監督(写真:時事通信フォト)
ジャイアンツ愛はどこに? 生え抜き重視だった原監督の変貌
 FAで広島から丸佳浩、西武から炭谷銀仁朗、その他にもオリックスを自由契約になった中島宏之、元マリナーズの岩隈久志を獲得するなど、今オフの補強に余念のなかった読売ジャイアンツ。しかし、FAの人的補償として広島に長野久義、西武に内海哲也という生え抜きの主力選手が流出したことで、ファンからは惜しむ声が続出している。 3度目の巨人監督就任となった原辰徳監督は1月8日、客員教授を務める国際武道大学で特別講義を行なった際、「勝負の世界は足し算ばかりではない。引き算で長野、内海はいなくなったが、トータルで答えが出たときにどういう結果になるか。これが勝負」と話した。野球担当記者が話す。「何かを得れば、何かを失うのがFA制度ではある。たしかに丸は大きな戦力に間違いないですし、ここ数年の成績を比べれば長野より上です。しかし、プロ野球を人気商売と考えた時、長い間、巨人に貢献してきた長野や内海の流出をファンがどう思うか。圧倒的にその視点に欠けているといわざるを得ないでしょう」(以下同) 巨人の“生え抜き軽視”は今に始まったことではない。FA制度が出来ると、1994年に中日から落合博満、1995年にヤクルトから広沢克己が移籍してきた。この時、最も割を食ったのは、他ならぬ生え抜きのスター選手である原辰徳自身だった。「長嶋茂雄監督就任1年目の1993年、原は4番を任されていたものの、絶不調に陥り、入団以来12年連続で続けていた20本塁打以上の記録も途切れます。すると、長嶋監督はFAで落合を獲得し、4番として起用し続けた。1994年、ケガで出遅れた原ですが、復帰戦で本塁打を放つなど67試合で14本塁打、規定打席不足ながらも打率2割9分とそれなりの成績を残した。しかし、このシーズンで8年ぶりに犠打を記録するなど、長嶋監督から全幅の信頼を置かれていないことも伝わってきました。翌年5月のヤクルト戦では、9回一打同点の場面で、代打を送られるなど原のプライドを傷つけるような起用もありました。結局この年限りで原は現役を引退しています」 このような経験がある原だからこそ、生え抜きの気持ちがわかるはず、だった。実際、監督就任1年目の2002年には斉藤宣之や鈴木尚広など長嶋政権化でくすぶっていた若手を抜擢。ベテランの桑田真澄を復活させるなど絶妙な采配が功を奏し、見事日本一に輝いた。「この年、巨人戦の視聴率が上向いた。優勝したこともあるが、生え抜き選手を上手く起用したことが大きく関係したと思います。原監督退任の翌2004年、小久保裕紀やタフィ・ローズなど他球団から来た選手ばかりの打線になると、視聴率は下落していった。優勝できなかったこともあるでしょうが、寄せ集めのチームより、自前で育てて勝つというドラマをファンは望んでいたとも捉えられる。 原監督の価値観を変えたのは、2度目の監督就任となった2006年でしょう。開幕ダッシュに成功したものの、交流戦で失速。8連敗を止めたかと思えば、10連敗。それをストップした直後に9連敗するなどチームの弱体化は明らかで、結果として4位に終わった。以降、生え抜きと移籍組関係なく、『実力至上主義』を打ち出し、『上手い選手はいらない。強い選手が欲しい』と口にするようになった」 原監督は翌2007年からの9年間で6度のリーグ優勝を果たした。そして、今年4年ぶりに巨人のユニフォームに袖を通すことになる。「原監督の現役時代を知る往年の巨人ファンからすれば、生え抜きを育てながら計7年で4度優勝した藤田元司監督を原監督に重ねながら見ていた部分もあった。原監督就任1年目のキャッチフレーズだった“ジャイアンツ愛”という言葉を、ファンはこそばがゆく感じながらも、どこか嬉しい気持ちで聞いていたと思います。しかし、今の原監督から“ジャイアンツ愛”という言葉は聞かれなくなった」 勝負の世界は勝てば官軍、負ければ賊軍といわれる。しかし、プロ野球はエンターテイメントでもある。ファンは勝利を求める一方で、現在の原監督に“ジャイアンツ愛”も求めているのかもしれない。
2019.01.12 16:00
NEWSポストセブン
広岡達朗氏が巨人の補強に喝「原はオールスターの監督しろ」
広岡達朗氏が巨人の補強に喝「原はオールスターの監督しろ」
 キャンプインを3週間後に控え、各チームの戦力が固まってきた。球団史上ワーストタイ記録の「4年連続V逸」の巨人に対し、大物OBからの箴言が届いた。球界のご意見番・広岡達朗氏(86)は、巨人の補強に「喝!」だ。 巨人はFAで西武から炭谷銀仁朗(31)を獲得し、人的補償で内海哲也を失った。広島から獲得した丸佳浩(29)の人的補償は長野久義(34)だった。いずれも巨人生え抜きの選手だ。「自分たちが“いい”と思った選手を毎年ドラフトで獲っておきながら、なんで何十億円も使って補強しないといけないの。それは、監督やコーチがよう教えられていないということだよ。 原(辰徳新監督、60)がかき集めている選手は、かつて才能はあったのかもしれないが、彼らも歳を取る。そんなに実績と名前がある選手ばかり集めて野球をやりたければ、オールスターゲームの監督になりゃいい。もっと若い選手の育成にヒト、カネ、時間をかけるべきです。おまけに生え抜き選手を人的補償で失って……。これでチーム一丸となれという方が無理です」 優勝は夢のまた夢だとブッタ斬る。「勝率5割でいいんだから、CSには出られるでしょうが、3位が限界ですよ」※週刊ポスト2019年1月18・25日号
2019.01.11 07:00
週刊ポスト

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