ライフ

缶詰の食べ頃「製造日から半年以上経った方がおいしい」

『島根県産猪肉のカルボナード(ビール煮)CARBONNADES』200g、1296円/アクタス

 スーパーだけでなく、百貨店や専門店でも、売り場面積を広げている缶詰。最近人気の傾向を、公益社団法人・日本缶詰協会認定の缶詰博士・黒川勇人さんに聞いた。

「素材の鮮度がいいのは当たり前になっています。最近では、素材を漬けるだし汁やソースの味、調理法にまでこだわった缶詰が増えています」(黒川さん、以下「」内同)

 だしやソースで味つけされた缶詰には、賞味期限とは別に“食べ頃”もあるという。

「製造日から半年以上たった方がおいしいと、缶詰業界ではいわれています。ただ、個人的には賞味期限ギリギリの方が、より味わい深い気がします。1~2年経って味がなじみ、素材の風味が調味液にしみ出した頃にぜひ食べてみてください」

◆値段が高い缶詰にハズレなし!

 缶詰ブームにのってか、1缶5000円以上する高級缶詰も見かけるが、味や品質はどうなのだろう。

「値段が高いものほど、質の高い素材を使っており、ハズレは少ないといえます。しかも、パッケージがおしゃれなものも多いので、ギフトにしても喜ばれます」

 単なる保存食としてではなく、日常的に使える高級食材として、毎日の食卓に活用していきたい。

 そして、黒川博士におすすめの「高級セレブ缶」をセレクトしてもらった。

◆『天の橋立かきくん製油づけ』 105g、820円/竹中罐詰

 京都の久美浜湾などでとれた旬のかきをスモークして油漬けにした缶詰。「料理人の中で“知る人ぞ知るかき缶“と称される逸品。大粒で濃厚な味わい。湯煎で缶ごと温めると身がふっくら仕上がります」。手作業で製造しているため、出荷数に限りのあるレア缶だ。

◆『島根県産猪肉のカルボナード(ビール煮)CARBONNADES』200g、1296円/アクタス(賞味期限は製造日より1年)

 東京にあるジビエ(野生の狩猟肉)レストラン『SOHOLMスーホルム』の味を再現。「塩気を極力抑え、猪肉の風味を引き出しています」。缶詰のデザインがおしゃれでギフトとしても大人気だ。

※女性セブン2017年3月2日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

学歴を偽った疑いがあると指摘されていた静岡県伊東市の田久保真紀市長(右・時事通信フォト)
「言いふらしている方は1人、見当がついています」田久保真紀氏が語った証書問題「チラ見せとは思わない」 再選挙にも意欲《伊東市長・学歴詐称疑惑》
NEWSポストセブン
13日目に会場を訪れた大村さん
名古屋場所の溜席に93歳、大村崑さんが再び 大の里の苦戦に「気の毒なのは懸賞金の数」と目の前の光景を語る 土俵下まで突き飛ばされた新横綱がすぐ側に迫る一幕も
NEWSポストセブン
参院選の東京選挙区で初当選した新人のさや氏、夫の音楽家・塩入俊哉氏(時事通信フォト、YouTubeより)
「結婚前から領収書に同じマンション名が…」「今でいう匂わせ」参政党・さや氏と年上音楽家夫の“蜜月”と “熱烈プロデュース”《地元ライブハウス関係者が証言》
NEWSポストセブン
学歴を偽った疑いがあると指摘されていた静岡県伊東市の田久保真紀市長(共同通信/HPより)
《伊東市・田久保市長が独占告白1時間》「金庫で厳重保管。記録も写メもない」「ただのゴシップネタ」本人が語る“卒業証書”提出拒否の理由
NEWSポストセブン
7月6~13日にモンゴルを訪問された天皇皇后両陛下(時事通信フォト)
《国会議員がそこに立っちゃダメだろ》天皇皇后両陛下「モンゴルご訪問」渦中に河野太郎氏があり得ない行動を連発 雅子さまに向けてフラッシュライトも
NEWSポストセブン
参院選の東京選挙区で初当選した新人のさや氏、経世論研究所の三橋貴明所長(時事通信フォト)
参政党・さや氏が“メガネ”でアピールする経済評論家への“信頼”「さやさんは見目麗しいけど、頭の中が『三橋貴明』だからね!」《三橋氏は抗議デモ女性に体当たりも》
NEWSポストセブン
かりゆしウェアをお召しになる愛子さま(2025年7月、栃木県・那須郡。撮影/JMPA) 
《那須ご静養で再び》愛子さま、ブルーのかりゆしワンピースで見せた透明感 沖縄でお召しになった時との共通点 
NEWSポストセブン
参院選の東京選挙区で初当選した新人のさや氏(共同通信)
《“保守サーの姫”は既婚者だった》参政党・さや氏、好きな男性のタイプは「便利な人」…結婚相手は自身をプロデュースした大物音楽家
NEWSポストセブン
松嶋菜々子と反町隆史
《“夫婦仲がいい”と周囲にのろける》松嶋菜々子と反町隆史、化粧品が売れに売れてCM再共演「円満の秘訣は距離感」 結婚24年で起きた変化
NEWSポストセブン
注目度が上昇中のTBS・山形純菜アナ(インスタグラムより)
《注目度急上昇中》“ミス実践グランプリ”TBS山形純菜アナ、過度なリアクションや“顔芸”はなし、それでも局内外で抜群の評価受ける理由 和田アキ子も“やまがっちゃん”と信頼
NEWSポストセブン
中居、国分の騒動によりテレビ業界も変わりつつある
《独自》「ハラスメント行為を見たことがありますか」大物タレントAの行為をキー局が水面下でアンケート調査…収録現場で「それは違うだろ」と怒声 若手スタッフは「行きたくない」【国分太一騒動の余波】
NEWSポストセブン
かりゆしウェアのリンクコーデをされる天皇ご一家(2025年7月、栃木県・那須郡。撮影/JMPA) 
《売れ筋ランキングで1位&2位に》天皇ご一家、那須ご静養でかりゆしウェアのリンクコーデ 雅子さまはテッポウユリ柄の9900円シャツで上品な装いに 
NEWSポストセブン