芸能

橋本奈々未写真集も発売前重版 異例の10万部スタートの理由

『2017』のロケはニューヨークで行なわれた

 アイドルグループ「乃木坂46」が、出版界を大いに賑わせている。

 2月7日に発売された白石麻衣の2ndソロ写真集『パスポート』(講談社)が、2月20日付のオリコン週間BOOK総合ランキングでダントツの1位を獲得。週間売上10.4万部は女性ソロ写真集として同ランキング史上最高記録を更新した。

 続けざま、今度は橋本奈々未の2nd写真集『2017』(小学館)が20日に全国発売開始。同日をもって橋本はすべての芸能活動から引退を表明していることから大きな話題を呼び、当初の初版部数8万部に加え発売前重版1万部が決定。さらに再々重版1万部が加わり、計10万部からのスタートとなった。

「1万部を超えればヒット作」と評価される写真集市場において、乃木坂46の二人はなぜ「桁違い」の旋風を巻き起こすことができたのか。白石、橋本に共通するのは「リーチの広さ」だ。

 従来、女性写真集の購買層といえば男性ファンが大半を占める。ところが、白石は『Ray』(主婦の友社)専属モデルのほか『LARME』(徳間書店)でもモデルを務め、橋本は2015年10月から約2年間『CanCam』(小学館)の専属モデルとして活躍。男性ファンのみならず、普段写真集を買わない女性層にまでリーチが届いたため、二人は超異例の数字を叩き出したとみられる。

 なお『2017』は橋本にとって正真正銘、最後の写真集。オール撮り下ろしロケは白銀に包まれるニューヨークで行われた。通りに面する住宅のポーチや舗道の街路樹、路肩に停められた車の屋根も、すっかり雪化粧。橋本は、そんな極寒のコンディションにもめげることなく、時には少女のように雪と戯れ、時には大人びた表情でレンズの先にいる読者を見つめている。

 日常から切り離された真っ白なニューヨークは、同時に北海道出身の橋本の心のルーツをもイメージさせる。彼女の白い吐息が感じられそうなページをめくるだけで、この写真集にこめた彼女の想いが染み入ってくる。

 ●橋本奈々未プロフィール
はしもと・ななみ 1993年2月20日生まれ 北海道出身 B型 身長163cm
「乃木坂46」の一期生としてグループを牽引。2015年5月から約2年間、『CanCam』専属モデルとしても活動。『CanCam』2017年3月号では表紙モデルを務めたほか、16ページに渡る特集が掲載されている。同誌4月号(2月23日ごろ発売)では、『2017』からの未公開カットを使い最後の特集も。

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