結婚1年目、2年目までは素直に聞ける質問も、時を重ねるうちに重荷になっていく。数多の仕事を抱えていた赤江にとって、妊活を最優先事項にすることはできない。しかし35才を超え、気づけばアラフォー。追い打ちをかけたのは、母親の言動だった。母親は自戒の念を込めてこう話す。
「40才になるまでは、私もしつこく“子供はまだ?”“子供はあかんね?”と言うとりましてね。姉(珠緒は次女)には孫もおるもんで。ちょっと言いすぎた部分はありました。そのうち、娘は私の小言を煙たがるようになって…」
赤江自身、『たまむすび』で、妊娠を急かす母親の言葉が長年重荷になっていたことを明かしている。
「できないものはしょうがないでしょ!」
と泣きながら電話を叩き切り、衝撃のあまり受話器が壊れたこともあったという。
「本人の気持ちも考えず、悪いことしました。娘は妊娠について聞かれるのが嫌で、一時は全く連絡をくれなくなってしまったんです」(母親)
降りかかる“禁句”から逃れるように、母子の断絶は続いた。
◆その頃はもう子供のことは一切言わんようにしていた
孫を熱望するあまり、母娘や嫁姑関係に溝が生まれるケースはままある。昨年7月、林家三平(46才)の妻、国分佐智子(40才)の妊娠が発表された時のこと。姑の海老名香葉子(83才)は国分に子作りを催促し続けていたことを明かし、本誌にこう懺悔した。
「私もね、昔ながらの人間だから、結婚して1年もすれば赤ちゃんはできるだろうと思っていたんです。確かに、さっちゃんには言っていました。“赤ちゃんはまだ?”って。彼女は“まだなんです”って答えていたけど、その後も何度か聞いたら、ある時すごく寂しそうな顔をしたの。その時、あぁこれは言っちゃダメな言葉だったんだと気づいたんです」
ネットを見れば、同様の声が溢れている。
《顔を見れば孫催促、電話しても孫催促、メールが来たと思えば孫催促。もう限界》
《両親の孫プレッシャーで逆に不妊になりそうです》
妊娠を巡って親との確執を抱える女性は絶えない。