ライフ

「難民の子供向け学校設立したい」 女子大生AV女優の夢

女子大生たちがAVに出演するようになる契機とは

 身バレ、顔バレなどの様々なリスクを考えると、AV女優になるハードルは高いかと思いきや、昨今、女子大生AV女優は右肩上がりに増え続けているのだという。都内の有名私大2年生の坂井亜美さん(20)がAV出演したのはこんな理由からだった。坂井さんが語る。

「私は奨学生なんですけど、入学早々に授業料を遊びに使っちゃったんです。マズイと思って、すぐに高収入のバイトを探している時にスカウトマンに出会い、1年生の夏にAVデビューしました。

 それまでの経験は1人だけでしたが、AV出演への抵抗感はゼロ。むしろ“可愛くもない私がAVに出ていいのか”、“私のエッチがお金になるのだろうか”という不安のほうが大きかったです。AVって、きれいな人しか出られない仕事だと思うので……」

 作品中では「人妻」などと偽プロフィールで身バレ対策をしていたという坂井さん。しかし、出演作品が大手動画配信会社『DMM』のランキング上位に入ったことで、男子学生にバレてしまいピンチを迎える。

「噂はあっという間に学内に広がりました。私のことを二度見し、コソコソ話す男子学生が増えました。食事の誘いも増えて、ついていったら普段は大人しい男友達が興奮しながら私の胸を触ってきたり……私がAV女優だと知ってから豹変しちゃったみたいなんです。そういう関係が嫌になったのと、AVの撮影現場が楽しかったこともあり、学校を辞めてAV一本にしちゃおうかとも考えました」(坂井さん)

 そんな坂井さんを思い止まらせたのは、事務所の社長だった。

「“AVを辞めた後の人生のことも考えなさい”と言われて、“私は英文科の女子大生なんだ”って我に返りました。今は英語を生かせる仕事に就きたいと思っています。ゆくゆくは黙ってても収入が入るアパートの経営者になりたいな。日本にやってきた外国人就労者のための賃貸物件をたくさん持って。稼いだお金で難民の子供たちに向けた学校も設立したいです」

 こんな夢を語れるのも、女子大生AV女優ならではなのかもしれない。

※週刊ポスト2017年3月3日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

11月16日にチャリティーイベントを開催した前田健太投手(Instagramより)
《いろんな裏切りもありました…》前田健太投手の妻・早穂夫人が明かした「交渉に同席」、氷室京介、B’z松本孝弘の妻との華麗なる交友関係
NEWSポストセブン
役者でタレントの山口良一さんが今も築地本願寺を訪れる理由とは…?(事務所提供)
《笑福亭笑瓶さんの月命日に今も必ず墓参り》俳優・山口良一(70)が2年半、毎月22日に築地本願寺で眠る亡き親友に手を合わせる理由
NEWSポストセブン
高市早苗氏が首相に就任してから1ヶ月が経過した(時事通信フォト)
高市早苗首相への“女性からの厳しい指摘”に「女性の敵は女性なのか」の議論勃発 日本社会に色濃く残る男尊女卑の風潮が“女性同士の攻撃”に拍車をかける現実
女性セブン
イギリス出身のインフルエンサー、ボニー・ブルー(Instagramより)
《1日で1000人以上と関係を持った》金髪美女インフルエンサーが予告した過激ファンサービス… “唾液の入った大量の小瓶”を配るプランも【オーストラリアで抗議活動】
NEWSポストセブン
日本全国でこれまでにない勢いでクマの出没が増えている
《猟友会にも寄せられるクレーム》罠にかかった凶暴なクマの映像に「歯や爪が悪くなってかわいそう」と…クレームに悩む高齢ベテランハンターの“嘆き”とは
NEWSポストセブン
六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)と稲川会の内堀和也会長
六代目山口組が住吉会最高幹部との盃を「突然中止」か…暴力団や警察関係者に緊張が走った竹内照明若頭の不可解な「2度の稲川会電撃訪問」
NEWSポストセブン
浅香光代さんと内縁の夫・世志凡太氏
《訃報》コメディアン・世志凡太さん逝去、音楽プロデューサーとして「フィンガー5」を世に送り出し…直近で明かしていた現在の生活「周囲は“浅香光代さんの夫”と認識しています」
NEWSポストセブン
警視庁赤坂署に入る大津陽一郎容疑者(共同通信)
《赤坂・ライブハウス刺傷で現役自衛官逮捕》「妻子を隠して被害女性と“不倫”」「別れたがトラブルない」“チャリ20キロ爆走男” 大津陽一郎容疑者の呆れた供述とあまりに高い計画性
NEWSポストセブン
無銭飲食を繰り返したとして逮捕された台湾出身のインフルエンサーペイ・チャン(34)(Instagramより)
《支払いの代わりに性的サービスを提案》米・美しすぎる台湾出身の“食い逃げ犯”、高級店で無銭飲食を繰り返す 「美食家インフルエンサー」の“手口”【1か月で5回の逮捕】
NEWSポストセブン
温泉モデルとして混浴温泉を推しているしずかちゃん(左はイメージ/Getty Images)
「自然の一部になれる」温泉モデル・しずかちゃんが“混浴温泉”を残すべく活動を続ける理由「最初はカップルや夫婦で行くことをオススメします」
NEWSポストセブン
宮城県栗原市でクマと戦い生き残った秋田犬「テツ」(左の写真はサンプルです)
《熊と戦った秋田犬の壮絶な闘い》「愛犬が背中からダラダラと流血…」飼い主が語る緊迫の瞬間「扉を開けるとクマが1秒でこちらに飛びかかってきた」
NEWSポストセブン
シェントーン寺院を訪問された天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年11月21日、撮影/横田紋子)
《ラオスご訪問で“お似合い”と絶賛の声》「すてきで何回もみちゃう」愛子さま、メンズライクなパンツスーツから一転 “定番色”ピンクの民族衣装をお召しに
NEWSポストセブン