スポーツ

春場所注目の十両力士 小柳、旭日松、大奄美、山口

十両にも面白い力士はたくさんいる

 一年に一度、大阪で開催される春場所は番付上位が負ける波乱の結果が多く「荒れる春場所」と呼ばれる。横綱など幕内力士に注目が集まることが普段は多いが、新横綱・稀勢の里と同じくどんな相手にも全力でぶつかっていく注目の力士は十両にも大勢いる。荒れる春場所の台風の目となるかもしれない、期待の十両を紹介する。

●「怪物馬力」小柳
(おやなぎ、十両4枚目、時津風部屋)
 入門時から関取と互角に稽古し、昨年11月の新十両場所では小柳見たさに横綱、大関陣が出稽古に来たほど。突き押しが得意で、師匠も「(部屋の先輩の)正代より馬力がある」と評価。本人は「(※超ネガティブ発言で知られる)正代関よりはポジティブだと思う」と語る。

●「新生ソルトシェイカー」旭日松
(あさひしょう、十両13枚目、友綱部屋)
 2012年5月場所、初日から10連敗した際に「塩を豪快に撒けば相手が怯むかもしれない」と考え、翌日から制限時間いっぱいで大量の塩撒きを行なうようになった。仕切り線付近に塩が集中するために自分が撒いた塩で滑って負けたことも。

●「右四つの豪腕」大奄美
(おおあまみ、十両9枚目、追手風部屋)
 日大出身の元実業団横綱で「遠藤の後継者」の声も。幕下15枚目格付け出しから、6場所連続勝ち越しで十両に。右差し手を返して左上手を引き付け、胸を合わせれば無類の強さを発揮する。右四つからの寄りは最強。

●「土俵のハプニング王」山口
(やまぐち、十両6枚目、宮城野部屋)
 アマ19冠の大器だが、新十両初日に力水を吐かずに飲んでしまったり、土俵入りで降りる場所を間違えたりする「天然キャラ」。立ち合い前の気合いの声が大きすぎて審判部に注意されたことも。白鵬の内弟子第1号。

※週刊ポスト2017年3月24・31日号

関連記事

トピックス

ヴィクトリア皇太子と夫のダニエル王子を招かれた天皇皇后両陛下(2025年10月14日、時事通信フォト)
「同じシルバーのお召し物が素敵」皇后雅子さま、夕食会ファッションは“クール”で洗練されたセットアップコーデ
NEWSポストセブン
高校時代の青木被告(集合写真)
【長野立てこもり殺人事件判決】「絞首刑になるのは長く辛く苦しいので、そういう死に方は嫌だ」死刑を言い渡された犯人が逮捕前に語っていた極刑への思い
NEWSポストセブン
ラブホテルから出てくる小川晶・市長(左)とX氏
【前橋市・小川晶市長に問われる“市長の資質”】「高級外車のドアを既婚部下に開けさせ、後部座席に乗り込みラブホへ」証拠動画で浮かび上がった“釈明会見の矛盾”
週刊ポスト
米倉涼子を追い詰めたのはだれか(時事通信フォト)
《米倉涼子マトリガサ入れ報道の深層》ダンサー恋人だけではない「モラハラ疑惑」「覚醒剤で逮捕」「隠し子」…男性のトラブルに巻き込まれるパターンが多いその人生
週刊ポスト
問題は小川晶・市長に政治家としての資質が問われていること(時事通信フォト)
「ズバリ、彼女の魅力は顔だよ」前橋市・小川晶市長、“ラブホ通い”発覚後も熱烈支援者からは擁護の声、支援団体幹部「彼女を信じているよ」
週刊ポスト
新聞・テレビにとってなぜ「高市政権ができない」ほうが有り難いのか(時事通信フォト)
《自民党総裁選の予測も大外れ》解散風を煽り「自民苦戦」を書き立てる新聞・テレビから透けて見える“高市政権では政権中枢に食い込めない”メディアの事情
週刊ポスト
ソフトバンクの佐藤直樹(時事通信フォト)
【独自】ソフトバンクドラ1佐藤直樹が婚約者への顔面殴打で警察沙汰 女性は「殺されるかと思った」リーグ優勝に貢献した“鷹のスピードスター”が男女トラブル 双方被害届の泥沼
NEWSポストセブン
出廷した水原一平被告(共同通信フォト)
《水原一平を待ち続ける》最愛の妻・Aさんが“引っ越し”、夫婦で住んでいた「プール付きマンション」を解約…「一平さんしか家族がいない」明かされていた一途な思い
NEWSポストセブン
公務に臨まれるたびに、そのファッションが注目を集める秋篠宮家の次女・佳子さま(共同通信社)
「スタイリストはいないの?」秋篠宮家・佳子さまがお召しになった“クッキリ服”に賛否、世界各地のSNSやウェブサイトで反響広まる
NEWSポストセブン
司組長が到着した。傘をさすのは竹内照明・弘道会会長だ
「110年の山口組の歴史に汚点を残すのでは…」山口組・司忍組長、竹内照明若頭が狙う“総本部奪還作戦”【警察は「壊滅まで解除はない」と強硬姿勢】
NEWSポストセブン
「第72回日本伝統工芸展京都展」を視察された秋篠宮家の次女・佳子さま(2025年10月10日、撮影/JMPA)
《京都ではんなりファッション》佳子さま、シンプルなアイボリーのセットアップに華やかさをプラス 和柄のスカーフは室町時代から続く京都の老舗ブランド
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 電撃解散なら「高市自民240議席の激勝」ほか
「週刊ポスト」本日発売! 電撃解散なら「高市自民240議席の激勝」ほか
NEWSポストセブン