過去のモテ話自慢ほどつまらないものはないが、それを夫にされたものなら、妻としては本当に最悪な気分となるだろう。茨城県に住む女性Nさん(50才)は、工務店勤務の夫(50才)のどうでもいいモテ話に困ってしまったという。
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夫のもとに数十年ぶりに、中学の同窓会のお知らせが届いたの。
「行ってくれば」と言うと、「おれさ~、かなりモテてたんだよな~。それで今はちょっとイケてないじゃん? おれのこと、好きだった女子たちに悪いかな~」と言って、太鼓腹をさすっているんだわ。
冗談だと思って笑ったらムキになって、「ほんとだって。ほんとにおれのこと好きだった女子が、同学年に2人。いっこ下に最低3人はいたんだぞ」と必死の説明よ。
それでも「あ、そ」と、取り合わないでいると、「お前はおれの価値がわかんないだ」とぷんぷん。
その夜、ベロベロに酔っぱらって、「おれだよ、おれ…。こら、やめろ。そんなとこ、触るなよ。女房と話してるんだから」と電話してきたの。
呆れて電話を切ったらすぐにまたかかってきて、「怒ったのか? 誤解、誤解だって。駅の横のスナックで飲んでいるだけだよ」と。
「だからぁ、私は怒ってもいないし、あんたに女ができてもできなくても、どうでもいいの」と、もうちょっとで言いそうだったわ。
※女性セブン2017年3月30日・4月6日号