無理もない。小池新党は都議選(定数127)の過半数を目標に70人以上の候補を立てる方針と見られているが、発表された公認候補はまだ15人(3月21日現在)に過ぎない。
他にどんな人材がいるのかさえ明らかになっていない。にもかかわらず、自民党の現職都議を取材すると、「うちの選挙区にどんな候補が来るのかわからないのが一番恐い」「女性弁護士や女性経営者のような、強い女性候補を立てられたら票をごっそり奪われるだろう」──そう悲観して小池新党の“姿の見えない刺客”に怯えているのだ。
※週刊ポスト2017年4月7日号