我慢するのは体によくないと言われる「おなら」だが、さすがにいつでもどこでもブッとやってかまわないというものではない…。東京都に住むパート勤務の女性Wさん(56才)は、工務店経営の夫(58才)の放屁癖に困っているという。Wさんが告白する。
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緊張すると、おならが出る夫。わが家の歴史を振り返ったとき、おならがつきものって、本当に笑いごとじゃないわよ。
小学生の娘の父親参観日、娘が先生に指され、答えを言おうとした瞬間に、ブッ。舅に胃がんの疑いがあって、いろいろな検査の結果を聞いている狭い診察室で、ボワッ。私の好きなアーティストのコンサートで、バラードを歌っているときにも、特大のをかまされたっけ。
娘の結婚式では、バージンロードで婿に手渡すときに、やらかしたんだから。この時は、「おならの出ない薬をのんだから大丈夫だ」と言っていたのに、よりによって飛びきり臭いのをしたのよ。
神父さんは思わず吹き出すし、それにつられて新婦側の人たちは笑いの波。娘は怒ってずっと父親をニラみつけていたけど、間に合わないわよ。
こういうことがあるたび、夫は、「体質だから仕方がないだろ」と開き直るんだけど、どうもウケたくてわざとしている節もあるのよ。
来月、娘のうちで初孫のお祝いをするのね。「パパだけ来ない方法、考えて」と、娘と会えばその相談しきりよ。
※女性セブン2017年4月20日号