「生まれも育ちも益城町でな。幼少期は地味な子だったけど、高校に入ってから男関係が派手になった。とっかえひっかえいろんな男とつきあうもんだから、両親が心配して高卒後早く結婚させたんです。旦那は自動車会社の社員で、真面目なかた。長男と長女を生んで、最初はちゃんとしとったんだけど、旦那の出張が多くなると、また男遊びが再燃して。それがバレて離婚しとります。別れるちょっと前には熊本市内で水商売を始めている。社長やら大金持ちを何人もつかまえたようで、生活がエラい派手になっていった」(山辺容疑者を知る地元住人)
冒頭の豪邸も水商売を始めてから建てたものだった。
「決してスタイルがいいわけじゃないんやけど、胸元開いた服着て猫なで声ですり寄るんよ。籠絡された男の中には町会議員もおった。彼は妻子持ちやったのに、山辺にのめり込んで、家族を捨ててしもて。でも離婚したあとすぐに死んじゃった。残された妻子は今も山辺には恨み骨髄よ」(別の地元住人)
本誌・女性セブンの取材によれば、彼女は水商売と並行して1992年に焼却炉の製造販売会社を興していた。だが資金繰りに行き詰まり、2005年に破産。当時の官報にも掲載されている。投資詐欺に手を染めるのはこの後のことだという。
「最初は高校の同級生をターゲットに声かけよった。“1000万突っ込んだら1350万返ってくる”とかなんとかうそぶいて。話持ちかける相手はみんな男よ。足や肩をえらい露出してな。ニュース見てわかったわ。この10年、山辺のやっとることは何も変わっとらん」(前出・別の地元住人)
18日に日本へ強制送還される見通しの山辺容疑者。現地の取り調べでは「自分も被害者です」と話し、容疑を否認しているという。
※女性セブン2017年4月27日号