山辺節子一覧

【山辺節子】に関するニュースを集めたページです。

私財を投じてまで浅田主演の映画を作ろうとしていた樹木さん
樹木希林さん、浅田美代子主演作への演技指導にみる絆
 樹木希林さん(享年75)が制作に関わっていた『エリカ38』の撮影がスタートしたのは昨年2月のことだった。同作は、被害総額27億円、被害者は男性ばかりで120人超ともいわれる“つなぎ融資事件”の山辺節子被告(2017年4月逮捕)をモデルにした作品だ。山辺被告はタイで逮捕された。 低予算のため撮影スケジュールは2週間ほど。1日も休みはなく、朝から晩まで撮影が続いたという。4日間のタイでのロケも敢行。浅田美代子(63才)はタイで本物の護送車に乗る撮影も行った。 樹木さんもタイトなスケジュールに対応していたが、その頃、彼女の体調はかなり悪化していたという。なお、同作は、樹木さんが、山辺被告のニュースを見た時に「美代ちゃん、こういう役をやったらいいのに」と言ったのがきっかけで誕生したという。樹木さんは、私財を投じてまで浅田主演の映画を作ろうとしていた。それほど2人の関係は深いものだった。「当初は今年に入ってからの撮影予定だったのですが、希林さんの意向で1年間前倒しになった。きっとご自身の体調のことがわかっていたんでしょうね。食欲も落ちていて、ずいぶんやせていた。それでも浅田さんのためなのか、自分の出番がほとんどない時でも、撮影現場に来ていました」(映画関係者) 浅田が62才の誕生日を迎えた昨年2月15日、映画撮影は佳境に入っていた。スタッフがケーキを用意すると、樹木さんは“あの娘は~♪”と浅田の往年のヒット曲『赤い風船』を歌い出したという。「希林さんに“ほら、美代ちゃん。あなたも歌いなさい”と促されて、浅田さんも口ずさみ始めたんですが、浅田さんの目には涙が光っていたそうです。毎年、浅田さんの誕生日には一緒に食事に行ったり、温泉に行ったりしていました。どちらかが忙しくて会えない時には、希林さんが留守番電話に“Happy Birthday”を歌ってくれていたとか。希林さんの体がいつまでもつか、という時期だったので、47年も一緒に過ごしてきた浅田さんには、万感の思いがあったのでしょうね」(スポーツ紙記者) 映画撮影中、樹木さんは浅田に対して、演技指導も熱心に行っていたという。「監督を差し置いて指導するようなことは、希林さんは絶対にしません。だから2人きりになった時に、自分が思ったことを伝えていたようです。特に注意していたのは“話し方”。人はそれぞれ知らないうちに話し方にクセがついているので、演じる上では、それを変えていかなければいけない。 話し方から“浅田美代子を消す”ことで初めて、見ている人は浅田美代子を忘れて映画に入り込めるのだ、と。“下手くそ”なんて言いながら、繰り返しアドバイスしていたそうです。希林さんは親心として、浅田さんに“演技力”という無形の財産を遺してあげたかったのでしょう」(別の映画関係者) 浅田はその女優魂をしっかりと受け継いだ。5月22日から5夜連続で放送されたドラマ『白い巨塔』(テレビ朝日系)でも、病院の教授夫人会を“牛耳る”医学部部長の妻を演じた。「いやらしく、ねちっこい女性を好演した。女優としてひと皮むけた印象で、今後は希林さんが演じていたような味のある“おばあさん”役もこなせるのではないでしょうか」(前出・スポーツ紙記者) 樹木さんは天国で「下手くそね」なんて言いながら、浅田の熱演を微笑んで見守っているに違いない。※女性セブン2019年6月6日号
2019.05.29 16:00
女性セブン
私財を投じてまで浅田主演の映画を作ろうとしていた樹木さん
樹木希林さん、浅田美代子に主演させたかった遺作の親心
「38才」と偽り、色香と巧みな話術で男たちを惑わし、金を巻き上げ、タイで逮捕される62才の女。優しい表情と言葉と、その裏で見せる狂気的な笑みのギャップに思わずゾッとする──。「浅田美代子さん(63才)の演技がすごい。60代にして初挑戦というセックスシーンといい、これまでの『釣りバカ日誌』の“かわいい奥さん”やテレビで見せる“明るい天然キャラ”といったイメージとはまったく違う。鬼気迫る体当たりの演技に目を奪われました」(スポーツ紙記者) 浅田にとって45年ぶりの主演映画となる『エリカ38』(6月7日公開)。被害総額27億円、被害者は男性ばかりで120人超ともいわれる“つなぎ融資事件”の山辺節子被告(2017年4月逮捕)をモデルにした作品だ。 昨年9月に亡くなった樹木希林さん(享年75)も、浅田演じる主人公・エリカの母親役で出演している。樹木さん自身が企画から出演まで携わった「遺作」でもある。「浅田さんに主演させたいと、希林さんが奔走して実現させた映画です。きっかけは、2人でこの事件のニュースを見ている時に、希林さんが“美代ちゃん、こういう役をやったらいいのに”と言ったことだったそうです」(映画関係者) 決断してからの樹木さんの行動は早かった。「希林さんは体調が悪い中、資金集めのためにいろいろなところに出向いたそうです。最終的に製作資金はなんとか集まりましたが、もし資金が集まらなかったら、自分が所有する不動産を売りに出してそれを製作費に充てようと考え、具体的に見積もりを取ろうとまでしていました」(前出・映画関係者) 全身がんに侵されていた樹木さんは、人生の最後に、私財を投じてまで浅田主演の映画を作ろうとしていた。それほどまでに2人の関係は深いものだった。「浅田さんが希林さんと出会ったのは16才。高校2年生の時、オーディションで2万5000人の中から選ばれ、大人気テレビドラマ『時間ですよ』(TBS系)でデビューし、そこで共演して以来のつきあいです。翌年にはドラマ『寺内貫太郎一家』(TBS系)で再会。撮影は、週5日もあり、家族よりも一緒にいる時間が長かった。特にデビューしたてで右も左もわからない浅田さんは、希林さんにいつもくっついて歩いていましたね」(ドラマ関係者) 浅田が21才で吉田拓郎(73才)と結婚した時は、樹木さんが夫の内田裕也さん(享年79)を伴って「本当に美代ちゃんを幸せにできるのか!」と、吉田の元に怒鳴りこんだという逸話もあるほどだ。「結婚に際して、浅田さんの両親を説得したのも希林さんでした。“美代ちゃんはもうやられちゃってるんですよ”と独特の言い回しだったそうです。離婚した時も、浅田さんのお母さんが亡くなった時も、彼女の節目には必ず希林さんがそばにいた。4年ほど前に浅田さんが千葉県に別荘を購入した時も、希林さんのアドバイスで、キャッシュで買ったそうです」(前出・スポーツ紙記者) 樹木さんにとっても、浅田は実の娘のような存在だったに違いない。「浅田さんが60才になったある日、“このままだと、ただのバラエティータレントで終わってしまう”と、希林さんに悩みを打ち明けたそうです。それで希林さんは浅田さんにとって代表作といえるような作品はできないものかと考えていた。そんな折に、『山辺節子』のニュースを見て、“艶がある美代ちゃんに、あの女みたいな役をやらせたい”とピンときたようです」(前出・映画関係者) 浅田が話を聞いた時には、樹木さんの取り計らいですべての段取りが決まっていたという。「浅田さんが62才になる前のある日、突然、希林さんから“がんばりなさい”と言われ、『エリカ38』の台本を手渡されたそうです。本人も事務所のスタッフにとっても寝耳に水のことで、本当に驚いたそうですが、希林さんらしいといえば希林さんらしい」(浅田の知人)※女性セブン2019年6月6日号
2019.05.23 16:00
女性セブン
つなぎ融資の女王・山辺節子がカネ・男・ホスト遊びを告白
つなぎ融資の女王・山辺節子がカネ・男・ホスト遊びを告白
 還暦を超えながら“38才”を自称し、男を籠絡して次々と大金をだまし取った「つなぎ融資の女王」こと山辺節子被告(63才)。拘束されたタイでは、ミニスカワンピ姿で若い男と行動を共にする姿が幾度となく目撃されていた。稀代の詐欺師は、いかにして絶頂から転げ落ちたのか。拘置所から本人が全てを語る。 濃紺のタートルネックに漆黒のパンツ。三つ編みの髪の毛は大部分を白髪が占める。「メディアで面白おかしく報じられていたことは知っています。色と金に狂った女だ、と。確かに私は男からお金をだまし取ってきた。金銭に物を言わせた交遊は数え切れない。でも、私には本当に愛する男性がいた。そのことだけは知ってほしいのです」 熊本県熊本市の京町拘置支所でアクリル板越しに向き合うこの女性は、山辺節子被告。昨年4月、企業のつなぎ融資名目で架空の投資話を持ちかけ、金銭をだまし取った詐欺の疑いで逮捕・起訴された女性である。 被害総額27億円、被害者は男性ばかり120人超とも報じられ、その髪形から「熊本の聖子ちゃん」「つなぎ融資の女王」としてメディアを騒然とさせた山辺被告は、事件発覚前、熊本県益城町の大豪邸に暮らしており、1年にわたる拘置所生活で疲れ果てているように見えた。 3月26日、熊本地裁で検察は懲役10年を求刑。彼女は起訴内容を全て認めており、判決は4月19日に下される。3月上旬の4日間、合計120分にわたる面会で、山辺被告は男と金の妄執に満ちた自身の半生を明かした。以下、彼女の独白をお届けする――。◆月180万円で愛人契約 振り返ると私は、自分から「お金が欲しい」と言ったことはありません。願望を伝えるだけで、男性の方から夢を叶えてくれる。そんな人生だったように思います。 19才で結婚して1男1女に恵まれましたが、30才になる前に離婚。女手一つで子供を育てるため、熊本市内にスナックをオープンしました。開店資金は当時おつきあいをしていた会社の社長さんに出していただきました。店を移転する際も、別の男性が開店資金を出してくれました。 スナックの次は市場調査の会社も経営し、短歌集を出して出版パーティーを開催したこともあります。これら全て、男性からいただいたお金で叶えた夢です。 私は正統派の美女ではありませんが、男性にはモテました。相手の好みを研究し、雰囲気や振る舞いを演出すると、みな私に夢中になるのです。 そんなある日、仕事で知り合った女性に手形の裏書き(手形の譲渡)を頼まれました。信頼して応じたのですが、これがつまずきの始まりでした。額面2000万円の手形の期日に女性の会社が倒産し、私が肩代わりするはめに。 当時の私は贅沢三昧の暮らしだったため、自分も借金まみれ。手形の返済と合わせ、借金の総額は1億円を超えていました。 頼りにしていた男性たちも仕事を引退し、お金を“引き出す”ことができません。仕方なく手元にある宝石や車を売って生活する毎日でした。一時は闇金にも手を出していて、一刻も早く借金を返す必要がありました。 そんなとき、ふと知人女性に「30万円投資してみない」と言ってみたところ、いとも簡単にお金を得ることができたのです。元金完全保証とか20%の配当率を10回に分けて戻すなどのルールを浅い知識で適当に作りました。 あまりにも簡単にお金が手に入ったことに驚きました。金持ちの知り合いをターゲットに、同じ話を持ちかけました。すると面白いようにお金が集まって来るようになったのです。これが「つなぎ融資」の始まりです。 2年もするといったいどれくらいの人がいくら投資しているのかわからない状態になりました。毎日のように数百万円単位のお金が目の前に積まれ、流れて行く。お金の感覚は完全に麻痺し、高級外車や宝石を買い漁りました。 60才の時、旅行先のフィリピンで美しいフィギュアのような男性に巡り会います。一目惚れした私はすぐに高級車と家を買い与え、月額180万円を支払う愛人契約を結びました。ただ、彼とは最後までお金だけの関係でした。◆500万円を3日で使う いつの頃からか、投資話が嘘だと気づく人が現れ始め、除々に私の元にお金が集まらなくなってきました。詐欺容疑で警察も動き出し、隠れるしかないほど追い詰められた時、ふと浮かんだのは、やっぱり男性の顔でした。 以前から私に好意を持ってくれている九州のAさんという会社社長。電話をすると、案の定「すぐに来なさい」と言ってくれた。以後しばらく、熊本市内のとある場所で匿ってもらうのですが、身についた華やかな生活が忘れられません。 閉じこもりっぱなしで気持ちも塞ぎます。その時もまたある男性のことを思い出しました。数年前に一度だけ会った歌舞伎町のホストのB。一度思い出したらもう、いてもたってもいられない。Aさんに「東京でどうしても進めなければならない仕事がある」と説明しました。すると彼は500万円の現金をポンと渡してくれたのです。私はこれを持ってすぐにBに会いに行きました。 Bはまだ同じ店で働いていて、向こうも私を覚えていた。嬉しくて、Aさんからもらった500万円を3日で使い切ってしまいました。熊本に帰って1週間もすると、Bに会いたくてたまらなくなる。Aさんには仕事だと説明し、また500万円をもらうとその足で空港に行き、歌舞伎町に直行します。 都内の高級ホテルでBに優しくしてもらう。チップは金の入った封筒から手掴みです。500万円なんてすぐになくなる。そのたびにAさんに電話し、追加のお金を送らせました。積み上がったお金は4500万円以上になります。 ただ、破滅はすぐにやってきました。2015年のクリスマス、AさんにBのことを知られ大げんかになったのです。私はAさんが用意してくれたケーキを彼の顔に押しつけて部屋を飛び出しました。 そして年が明けた2016年1月、私はなけなしの50万円を握ってタイのバンコクに逃亡したのです。その地で、私は運命の出会いをします。バンコクのレストランで若い男性のCに「日本人ですか」と声をかけられたのです。日本のことを勉強したいという元ボクサーで、31才だと言っていました。 183cmの長身で、体の引き締まったイケメン。毎日ワット(寺院)に通う敬虔な仏教徒です。 ほんの数日で、私とCは恋に落ちました。結婚の約束をして、彼の家族が参加する披露宴まで挙げました。タイではCが私を養ってくれた。お金を持っていない私のことを心から受け入れてくれた男性は、彼が初めてです。 何年後になるかわかりませんが、刑期を終えたらラオスに行きます。犯した罪のこともあり、タイには入国できない。ラオスにCを呼び寄せて一緒に暮らすつもりです。──アクリル板の向こうで背筋を伸ばし途切れることなく質問に答える山辺被告。Cについて話す時は少女のように涙を見せた。別れ際、彼女は記者に向かってこう言った。「こんな私を笑いますか? でも、本気なのです。私はいつまでも男を愛し、また愛される女性でいたいのです」※女性セブン2018年4月19日号
2018.04.05 11:00
女性セブン
山辺節子被告「出所したらラオスでタイ人恋人と一緒に…」
山辺節子被告「出所したらラオスでタイ人恋人と一緒に…」
 ちょうど1年前、逃亡先のタイで逮捕された山辺節子被告(63)は、松田聖子風のヘアスタイルに、両肩を露わにした白いブラウス、生足にショートパンツという出で立ちで、自身の年齢を38歳と偽り、30代現地男性と同棲生活を送っていた。熊本市にある京町拘置支所で彼女は4回にわたって本誌・週刊ポストの取材に応じ、計120分間、謎に包まれた半生を明かした。幼少時から結婚、離婚、高級スナックのママとしての派手な生活、自己破産したのに“つなぎ融資の女王”を始め、2015年9月、つなぎ融資がついに破綻する。山辺被告は還暦を迎えていた。「投資が架空のものだと気づいた人たちが私のところにお金を持ってこなくなったのです。入ってくるお金がないから配当に回すお金もない。精神的に追い詰められて……知り合いに頼んで、匿ってもらいました」 潜伏生活はストレスの多い日々だった。そこで頼った男性がいたという。「九州の建設会社社長Aさんです。あの人ならなんとかしてくれると思い、電話をかけると“すぐに来なさい”と言ってくれたんです」 電話から数日のうちに山辺被告は指定された場所を訪れ、隠遁生活を始める。だが、そこでの生活も1週間ほどで飽きてくる。「行き詰まった現実から逃げたいという思いもありました。そんなときに思い出したのが、華やかな生活を送っていた数年前に一度だけ会ったことのある歌舞伎町のホストBのことでした。いちど思い出したら、いてもたってもいられなくなり、Aさんに“東京でどうしても進めなければならない仕事がある”と説明したところ、500万円の現金を渡してくれました。それを持ってBに会いに行ったんです」 数年前に一度会ったきりのBは、まだ同じ店で働いていた。「もらった500万円は2日くらいで使い切りました(笑い)。お金がなくなったら九州に帰ります。でも1週間もするとBに会いたくなる。そのたびにAさんに仕事だと説明し、また500万円をもらい、歌舞伎町に直行していました。2か月で7回ほどこんなことを繰り返しましたね。 Bとは3回目くらいからは店ではなくホテルで会いました。高級ホテルのルームサービスを楽しみながらBに優しく、気持ちよくしてもらう。そのときだけ生きている気がしました。お金の入った封筒から手づかみでチップを渡すから500万円なんてすぐになくなります。でも、もう一泊したい。その度にAさんに電話して追加のお金を送ってもらいました」 だが、そんな生活も長くは続かない。「Aさんは私に愛情を持っていたんだと思います。でも、私の好みはB。一刻も早く会いたくて仕方がない。そんなことだから、クリスマスの日にAさんと大喧嘩してしまうんです。お互いに感情的になって……私はAさんの用意してくれたケーキを彼の顔に押しつけて逃げ出したんです」 山辺被告がその間に受け取った額は4500万円にものぼるという。Bとの思い出を語る山辺被告の瞳からは涙がこぼれていた。◆拘置所で綴る恋歌 2016年1月4日、山辺被告はタイに逃亡する。ただここでも、同様のことを繰り返した。「現地の男性にレストランで声をかけられて、その人とお付き合いすることになりました。31歳のプロボクサーです。私はこの人と結婚の約束をしました」 これまでの男性とはすべてお金でつながっていた。ところが、彼だけは違うと彼女は言う。「タイに持っていけたのは50万円だけです。お金のない私を彼はすごく愛してくれました。今でも待ってくれているはずです」 山辺被告が記者に渡した短歌集『嵐の前に』には〈無防備の 君の裸体 夜明かり ひとり占めなる 甘蜜濡れて〉〈愛された 記憶たよりに 目を閉じる 乳房やさしく 君との時間〉と、この男性への想いが141首綴られていた。「何年先になるかわからないけど、出所したらラオスで暮らします(事件でタイには入国禁止)。彼を呼んで一緒に暮らすつもりです」 2人の子供は面会に訪れないという。“彼が待っているはず”という淡い期待だけが、彼女を支えているように見えた。●取材協力/小川泰平(犯罪ジャーナリスト)※週刊ポスト2018年4月6日号
2018.03.29 16:00
週刊ポスト
憧れは黒木瞳の山辺節子被告 「つなぎ融資の女王」誕生まで
憧れは黒木瞳の山辺節子被告 「つなぎ融資の女王」誕生まで
 ちょうど1年前、一人の女性詐欺師が逮捕された。27億円とも報じられた被害総額の大きさ以上に注目を集めたのは、60代にして、“聖子ちゃんカット”“太腿や二の腕を大胆に露出したファッション”というその風貌だった。判決を目前に控えた“つなぎ融資の女王”こと山辺節子被告(63)が初めて、その数奇な生涯について語った。小さいときから男性に助けられて生きてきたこと、19歳で結婚し一男一女に恵まれたものの30歳を前に離婚したこと、熊本市内で高級スナックを出店しママになったこと──そして、お金が回らず自己破産したときには51歳だった。 その後、選挙のウグイス嬢やイベントの司会で生活費を工面するようになったものの、派手な生活は止められず。ついにはヤミ金にも手を出すようになったという。「2011年秋、ヤミ金の支払いが限界を迎えました。しかし、知人からお金を借りることはプライドが許しません。私は知人の1人に“お金を貸して”と言うかわりに“30万円投資してみない?”と言ってしまったのです」“つなぎ融資の女王”が誕生した瞬間だった。 架空の投資話は元金完全保証で20%の配当をつけ、10回に分けて戻すというもの。次々と出資者を募りながら、集めたカネを配当に回す“自転車操業”だったが、当初は配当を遅れさせることもなく、出資者は増え続けた。2年もすると、「いったい何人の人が参加して、全体のお金がどうなっているのか全くわからない状態になった」というのである。 山辺被告は今まで以上の放蕩生活を送るようになる。高級車、宝石はもとより、装飾品としての“男”を求めるようになっていった。不動産事業に乗り出そうとフィリピンに渡った際は、ホストクラブで30代のホストに一目惚れする。「お気に入りのフィギュアが置かれた感じでしょうか。色も形も表情もなにもかも私の好みでした。その場で“愛人契約”を申し出ました」 後日締結した“愛人契約書”には山辺被告が「高級外車と自宅を与え、毎月180万円を支払う」「男性側には女性との交際を禁じる」といった条件が明記されていたという。「当時、日本で23歳のモデルともお付き合いしていました。もちろんお小遣いをあげてました。その子は私がフィリピンに愛人を作ったことを知ると、怒って現地まで乗り込んできたりもしました(笑い)」 若い男性に寄り添うため、顔や胸の形を良くするヒアルロン酸注入の施術もした。憧れは女優・黒木瞳だったという。●取材協力/小川泰平(犯罪ジャーナリスト)※週刊ポスト2018年4月6日号
2018.03.28 16:00
週刊ポスト
詐欺で逮捕された「つなぎ融資の女王」 謎の半生を独占告白
詐欺で逮捕された「つなぎ融資の女王」 謎の半生を独占告白
 熊本県熊本市にある京町拘置支所。時折、隙間風が入り込み、アクリル板を挟んで2人ずつ向き合うのがやっとの狭く、古めかしい面会室で、彼女の言葉はよどみなく続いた。「私を助けるために、4500万円出してくれたある社長さんがいました。でも、そのお金も全部、ホストに貢いでしまいました」 刑務官の目を気にする素振りも見せず、言葉を紡ぐのは“つなぎ融資の女王”こと山辺節子被告(63)だ。「大企業が資金繰りに困った際のつなぎ融資」という架空の投資話を持ちかけ、金銭を騙し取ったとして昨年4月に逮捕された。その後、詐欺罪で起訴され、被害額は8件で1億8000万円。立件は一部にとどまったが、山辺グループによる被害総額は約27億円とも報じられた。 金額以上に世間に強い印象を与えたのは、その装いだ。逃亡先のタイでの逮捕時は、松田聖子風のヘアスタイルに、両肩を露わにした白いブラウス、生足にショートパンツという出で立ち。さらに自身の年齢を38歳と偽り、30代現地男性と同棲生活を送っていた。 だが、面会時の山辺被告にその面影はなかった。黒のタートルネックと胸にリボンをあしらった青いショート丈のワンピースと、服装こそ若さを感じるものの、三つ編みにしてまとめた髪は毛先の10センチほどだけが黒く、あとは真っ白だ。 被害者に「申し訳ないことをしました」と謝罪を口にする時は、眉間に皺を寄せ、神妙な顔つきを見せる。起訴内容を認めている山辺被告の裁判は、4月中旬に判決が言い渡される予定だ。 彼女は拘置所で4回にわたって取材に応じ、計120分間、これまで謎に包まれていた自身の半生について明かした。 1955年3月、山辺被告は熊本県益城町で大手バス会社に勤める父と専業主婦の母の間に生まれた。「小さいときから男の人に助けられて生きてきました。私はご覧の通り正統派の美人ではありませんが、とてもモテたんです。学校で校則違反をしても、男性の先生は許してくれる。そういう“ワザ”をいつの間にか身につけていたのだと思います。一方で、女性からは嫌われていました。ええ、母からもです」 19歳で結婚した山辺被告は一男一女に恵まれたものの30歳を前に離婚。ここから生活は一変する。「熊本市内で一番地代の高い繁華街に高級スナックを出店し、ママになりました。数百万円はくだらない宝石を身につけ、高級外車に乗っていた。“原菜つ子”のペンネームで短歌集も出版し、出版記念パーティも開催しました。 全て男性からいただいたお金で成し遂げました。どうやって? 相手の好みを研究し、雰囲気や振る舞いを演出するんです。“お金をください”と言ったことなんてないけれど、自然と男性たちが夢を叶えてくれた」 一時はマーケティング会社の経営も手がけたというが、知人の女性経営者から手形の裏書きを依頼されたことが“転機”となった。2000万円の手形の期日にその女性の会社が倒産したのだ。「贅沢がしたくて、もともとあちこちからお金を借りていました。不渡りになった手形の額と合わせて借金は1億円を超えていたと思います。 頼りにしていた男性たちも年を取って会社を引退していたので、お金が回らず自己破産を選びました。ですが、身についた派手な生活を変えることはできませんでした」 この時、山辺被告は51歳になっていた。●取材協力/小川泰平(犯罪ジャーナリスト)※週刊ポスト2018年4月6日号
2018.03.27 16:00
週刊ポスト
「何にでも王子をつけるんじゃない!」の喝と日本の王子列伝
「何にでも王子をつけるんじゃない!」の喝と日本の王子列伝
 女性セブンの名物還暦記者“オバ記者”こと野原広子が、世の中の気になる出来事に思いの丈をぶちまける! 今回が「○○王子」について語ります。きっかけは眞子さまの婚約者・小室圭さんが2010年度の「湘南江の島 海の王子」だったからだ。 * * *「海の王子」。ワイドショーから何から、世間はこの言葉で一時期もちきりだった。ついこの間まで、“つなぎ融資の女王”が画面をひとり占めしていたことを思い出し、思わず「何にでも王子、女王をつけるんじゃないの!」とテレビに毒づいたわよ。◆人が呼ぶ“王子”がいつの間にか自称に で、民主国家・日本にいつ“王子”が現れたか。調べたら、1993年にNHKの『おしゃれ工房』に出演したニットデザイナーの広瀬光治さんがその走りなのね。中性的な風貌で“ニット界の貴公子”と呼ばれた頃からそうした呼称が広まり、1998年には漫画『テニスの王子様』が大ヒット。だけどなんといっても、“王子”を定着させたのは、2006年の夏の甲子園でユニホームから取り出したハンカチで汗をぬぐった斎藤佑樹くんだね。 続く翌年には、ゴルファーの石川遼選手が“ハニカミ王子”。このあたりから、会社や町内に1人や2人いる、さわやかな風貌の若者を“〇〇王子”と呼び出したのよ。 その後、レスリングの樋口黎選手は “マカロン王子”。洗濯アドバイザーの中村祐一さんは“洗濯王子”。 それからよ。私の身近にも“王子”が現れ始めたんだわ。ミシン修理を営む30代のMさんが、「私は、奥様の間を渡り歩くミシン王子で…」と、真顔で自分のことを“王子”と言うの。ミシンを直す腕は確かだけど、聞けば子供が2人いるとか。“王子”は未婚限定じゃないの? かなり残念な容姿でも、たいがいの男は内心、自分をハンサムだと思っているそうだけど、なるほどなぁと思ったね。「もう、日本男子の恥じらいはどうした!」──と、あぁ言い出したら止まらないわ。◆たとえイベント名でも“海の王子”と呼ぶのは… いっぽう“女王”のほうは安定期に入ったのか、「えっ?」と思うことが少ないんだわ。悪さをするのは“女王”ではなく“姫”のほうで、人を人とも思わない“姫キャラ”の女は、とかく鼻つまみ。対して、“ミス熱海 梅の女王”“十日町きもの女王”など主な観光地の女王はそれなりの風格がある気がする。 各種スポーツ、クイズ、のど自慢、大食いなど、競い合いで勝ちとった“〇〇の女王”は公明正大だしね。“つなぎ融資の女王”だって、豪邸に住んでゆったりとかわいい声で話している分には、女王の貫禄、充分だったと思うよ。 でもさすがに、“くびれの女王”とか、“揚げ物の女王”、“ママチャリ女王”となると、女王は“自慢”という意味でしかなく、本人も家臣をはべらそうなんて気はさらさらないんじゃない? 要は“王子”も“女王”も、もともとの意味をなくして、平たくなっているんだよ。 だからこそ、なの。たとえ市が主催のイベント名でも、相当な覚悟で結婚を決めたであろう小室圭さんを紹介するとき、“海の王子”を前面に出すのは、違うんじゃないかなと、私は思うんだわ。ましてや、“プリンセス”と“プリンス”の結婚なんて、冗談がすぎますぜ!※女性セブン2017年6月8日号
2017.05.25 07:00
女性セブン
年の功の人間力が喜ばれることも
バーが閉まりかける時間になると異性が段々魅力的に見える
 恋人がいない人急増、生涯未婚率も過去最高――そんななか色と欲におぼれた山辺節子容疑者(62才)。『ティファニー』のリングで一発ノックアウトの渡辺謙に中川俊直前政務官(47才)…。これらを「バカ」の一言で片付けられない“理由”とは? 動物行動研究家の竹内久美子さん(60才)、ネットニュース編集者の中川淳一郎さん(43才)、精神科医の片田珠美さん(56才)に聞いた。 よくも悪くも、昨今の炎上事件や不倫スキャンダルは、スマホの存在が問題を拡大していった側面が大きい。そのスマホを使った子育て「スマホ育児」が、ママたちの間ではやっているが、これが子供の脳を退化させると指摘されている。睡眠障害を生み出し、記憶力を低下させ、ストレスからうつ病を発症するというのだ。中川:本や新聞など活字と違って、例えばニュースでも、スマホで検索すると、勝手に過去の履歴からその人に合った記事を選んできてくれるんですが、これが、知識が増えないと指摘されているゆえんです。スマホ脳とかネット脳といわれますが、信じたい情報だけを信じるようになる。ただ、賢く活用すると、こんな便利なものはないけど。 竹内:ちょっと話がずれちゃうかもしれないんですが、私は、ネット時代になって助かっています。論文が、あまり新しくなければ大学図書館に行かなくても自宅でただで見られますし、ある論文を引用している論文も次々とその場で閲覧できます。それはありがたい。中川:趣味とか仕事に使えばいんですよ。炎上やけんかをするために使っている人は、ただ時間泥棒されているだけという状況なんですから。あとは酔っ払っている時にSNSをアップするのはよくない。朝起きて、「まずいことしてしまった…」っていうのがありますからね。竹内:酔っ払ってなくても夜はやめた方がいい。夜の精神状態は昼間と全然違うんですから。私も原稿を書いていて、朝、起き抜けの頭で見ると、夜の原稿は全然ダメなことを書いていることがあります。片田:判断力が違いますよね。 竹内:こういう研究があるんですけど、バーが閉まりかけの時間が近づくと、だんだん異性がチャーミングに見えるっていうんです。店は午前1時に閉まるのですが、9時、10時半、0時と3回に分けて異性の魅力を評価させるんです。もちろん遅い時間帯ほどそれまでに飲んだお酒の量が増えるので、その影響も考えなくちゃいけないんですけど、バーに仲間と一緒に来ている運転手役で酒を飲まない人々でも同じ傾向だったので、酒は関係ないことがわかりました。とにかく0時に評価させたときに異性の魅力はマックスになりました。きっと成果なしで帰らないための心理でしょう。 朝起きたら、「え、なんでこの人と…」というのは、そういった影響があるんです。中川:ぼくも夜7時くらいから女性と飲んでるとき、夜11時を過ぎると確かに相手の顔が変わってくるように思います(笑い)。あちらさんの顔が、肌がつるっとしてきて、すごくやさしそうに見える(笑い)。あぁ、なるほど、夜は人を狂わせるんですね。片田:夜は眠るに限るんです。寝ないと頭が働かないのに、日本人は、寝ることへの罪悪感がありますよね。中川:逆に東大生はよく寝るっていいますよね。 竹内:そうなんです。息子3人と娘さんを東大理IIIに合格させたお母さんも…。 片田:佐藤ママね。 竹内:子供は10時間寝させるって言ってて、この人はわかってるって思いました。起きている間はずっと集中させて、ご飯を食べながらでもお母さんが質問をするんですって。 ――フェイクニュース――トランプ大統領が、自身に関する報道が情報操作されていると発言したが、それは私たちの間でも日常的に起こっている。中川:森友学園の問題は、自民党を倒す手段に目的が変わってしまいましたね。本来は国有地の譲渡方法とか、助成金とかが大きな問題なのに、いつのまにか問題の全体像が把握できず、これは情報操作されているといえます。都合のいいことだけ切り取って出されているということは非常に危険で、それに気づくには、やはり個々人が明確な基準を持つことが大事だと思います。 片田:ママ友だとか、職場とか、身の回りでも、そうですよ。人間は嘘をつきますから、相手の話をうのみにするのではなく、この人はなぜこんなことを言うのかを、騒ぎ立てず、静かに観察する。そのなかで、時には自分がターゲットにされることもあるでしょうが、基本的には嵐が過ぎ去るのを待った方がいい。ただある程度闘う覚悟も必要だと思いますよ。 竹内:例えばシャコは定期的に脱皮しますが、最大の危機は脱皮直後の3日間。体もはさみも柔らかいので、本当に闘ったら負けることは火を見るより明らかなので、はさみによる脅しだけにとどめておきます。体とはさみが硬くなったら、はさみで攻撃します。そして脱皮直前にははさみでの脅しと直接の攻撃の両方を行い、他のシャコたちをおおいにビビらせておくのです。 時と状況に応じてパフォーマンスするということを、動物は明快に教えてくれます。だまし、だまされるのは世の常なんですから、まんまと引っかからないように、相手を見て簡単に心を許したり、知ったかぶりをしないようにしないと、なんて人間はおめでたいことかと動物たちはあざ笑うと思いますよ。※女性セブン2017年5月11・18日号
2017.05.07 16:00
女性セブン
山辺節子容疑者に巨額出資していた有村智恵プロの母の告白
山辺節子容疑者に巨額出資していた有村智恵プロの母の告白
「山辺さんと初めて会ったのは、5年ほど前でした。それから1~2年してからだったと思いますが、彼女が勧める投資にお金を出すようになりました。仲のいい友達と一緒に合計2000万円くらいを渡して、結局、数百万円が戻っていません。正直、自分は山辺さんに利用されてしまったのだと思っています」 そう告白するのは、人気女子プロゴルファー・有村智恵(29)の母・由紀子氏(53)だ。「山辺さん」とは、4月19日に出資法違反で熊本県警に逮捕された山辺節子容疑者(62)のこと。大企業へのつなぎ融資資金としてカネを集め、「50人以上から少なくとも7億円を騙し取った」(全国紙記者)とみられている。 渡航先のタイで拘束され、日本に送還されて逮捕に至ったが、集めた金額の大きさに加え、往年の(松田)聖子ちゃんカットや、「肩や脚を大胆に露出した62歳とは思えないファッションがワイドショーで大きく取り上げられ、注目を集めた事件」(同前)である。 その集金システムはやや込み入ったものだ。約5年前から合計数千万円を山辺容疑者に渡したというA氏はこう証言する。「基本的には『どうしてもすぐにお金が必要な企業へのつなぎ融資の資金を出さないか』という投資話です。お金を渡すと、翌月から10回に分けて利子をつけて戻してくれる仕組みで、利息は数%から20%程度。20%の時は、1000万円渡せば翌月から120万円ずつ10回に分けて配当がもらえるというもの。ただ、実際には配当のタイミングで“今(配当を)受け取るより、さらに追加して再投資したほうが儲かる”と誘われ、投資額が膨らんでしまった」 利息のついた配当を戻す時は、すべて現金の手渡しだったといい、そうやって巧みに出資者の信用を得る手口だったという。結局、投資話は架空のもので、山辺容疑者は配当を渡し終えることなく、2015年秋以降は出資者たちの前から姿を消した。A氏が続ける。「最初の説明は山辺さんから受けましたが、お金は仲介者に渡すかたちでした。山辺さんが親で、仲介者が子、私たちが孫というイメージ。知り合い同士の紹介で資金の出し手が広がっていった。そうした輪の中に有村選手のお母さんもいました」◆「まだ娘には言ってない」 ツアー通算13勝を誇る有村智恵は、山辺容疑者と同じ熊本出身だ。母・由紀子氏は試合会場にもよく姿を見せ、「記者へのリップサービスを忘れない豪放磊落な人」(スポーツ紙記者)として知られる。A氏がいう。「地元ではお母さんも有名人。山辺さんからは、“有村さんも一緒にやっている話だから大丈夫”といわれて投資話を信用してしまった。有村選手のお母さんを通じて、山辺さんにお金を渡していた被害者もいると聞きます」 真相を聞くべく、母・由紀子氏に直撃すると、冒頭のように投資話にかかわっていたことを認めた。由紀子氏の告白は続いた。「友人2人と一緒に、最初は50万円から始めました。不審なところがなかったわけではありませんが、少しは配当も入るし、信用してしまった。最初に会った頃の山辺さんはもっと上品そうで、ガツガツしたタイプにも見えなかった。ご自宅も豪邸でしたし、きちんとした人に見えました」──他の出資者からカネを集める役割もしていたのか。「友達2人のお金を預かって自分のお金と一緒に渡すことはありましたが、他の人からは預かったことはありません。この話は、主人にも内緒にしていたくらいで、誰にも話していない。仲介者の人からは、“手数料をあげるから人を集めなさい”といわれたこともありましたが、娘のこともあるし、それはできなかった」──人気ゴルファーの母親の絡む話だから安心だと思ったという被害者もいる。「仲介者のところに何人かで集まっている時に、一緒に投資の仕組みの説明させられたことはあります。“あなたからも説明して”というように促されて、話をした。でも、仕組みを説明しただけで、“素晴らしい話だからあなたもやったほうがいい”というような言い方をしたことはありません」──有村智恵という有名選手の母親が説明したから信用した人もいたのでは?「利用されてしまったという気持ちです。今回のことで、娘が一生懸命やっている(熊本地震被災者支援の)ボランティア活動まで嘘っぽく見られたらどうしようかと……。先日、東京で娘に会った時に謝ろうと思ったんですけど、結局、言い出せませんでした」 有村の所属事務所に見解を問うたが、締め切りまでに回答は得られなかった。県警は、山辺容疑者の詐欺容疑での立件を視野に取り調べを進めている。被害の全貌が見えてくるまでにはまだまだかかりそうだ。●取材協力/小川泰平(犯罪ジャーナリスト)※週刊ポスト2017年5月19日号
2017.05.07 16:00
週刊ポスト
南果歩の闘病中に不倫の渡辺謙 動物行動学的にしょうがない
南果歩の闘病中に不倫の渡辺謙 動物行動学的にしょうがない
 新聞もテレビも、さかんにニュースを伝えているが、どうも本質が見えてこない。それどころか、いつの間にか主人公が代わってしまったり、議論がズレていったり…。あまりのバッシング報道に、「フェイク(偽)ニュース」との言葉を使った大統領もいたが、日本でもそれは日常だ。 犯罪心理や心の病の構造を分析し、『他人を平気で振り回す迷惑な人たち』などの多数の著書を持つ精神科医・片田珠美さん(56才)、著書に『ネットのバカ』などを持つ、ネットニュース編集者・中川淳一郎さん(43才)、著書に『そんなバカな! 遺伝子と神について』などがある動物行動学研究家・竹内久美子さん(60才)の3人に、この複雑に絡み合う日々をたくましく乗り越えていくヒントを聞いた。 さて、指輪…それは恋人同士が愛を誓うプレゼント。なかでも『ティファニー』は、永遠の愛の証として、婚約指輪や結婚指輪として男性から女性へ贈られる。ハワイでの“重婚ウエディング”で一躍時の人となった中川俊直前経産政務官(47才)が、元愛人に贈ったのもティファニーのリングだった。また21才年下の元ホステスでジュエリーデザイナーの女性とのゲス不倫に沈黙を続けている渡辺謙(57才)も、この指輪をプレゼントしていたという。これをテーマに3人が語り合った。片田:謙さんの場合はこうしたことが公になるのって、あくまで私の推測ですけど、手切れ金が少なかったんじゃないですか? だって交際中も、アメリカまでの渡航費とか滞在費、ホテル代も、彼女持ちだったくらいでしょ?中川:そうそう、ぼく、この前、女性の恐ろしさを知ったんです。広告代理店の男に遊ばれている女性と知り合ったんですが、その女性が「あの野郎、女子アナと結婚すればいいのに」って言ってて、「なんで?」って聞いたら、「週刊誌に売ってやる」って(苦笑)。聞くと、その男の恥ずかしいエピソードを日記につけたり、動画に撮ったりして、きちんと残してるんですよね。 で、その女性は今29才ぐらいなんですけどね、「私、まともにつきあって、結婚したい」って言うんです。だったら早く別れればいいのに、復讐のために関係を続けてるんです。片田:非常に自己愛が強く被害者意識の塊のようになっていますね。「私はこんなに尽くしたのに…」って。自分が好きになったから仕方ない、いい思い出ができた、というふうにはならないんです。だから懲罰欲求も強くなるわけで、最近の女性に多く見られる傾向です。――中川前政務官の場合は、元愛人に「性の対象の安定供給」を求め、他にも愛人をつくるなど卑劣な行為を繰り返したことから、この元愛人から「週刊誌に全部話す」と“宣告”された。片田:謙さんのお相手にもそういった懲罰欲求があっても不思議ではないですよね。あくまで、私のごく個人的な見解ですが。ただね、みんな「どうして謙さんが…」って言うでしょ? でもそれが男っていうもんじゃない?竹内:しょうがないですよね。若い女と恋愛できる地位とお金とか能力があるなら、それは使うなっていう方が無理ですよ。奥さんの南果歩さん(53才)が闘病中なのにかわいそう、ともいわれていますが、動物行動学的にはしょうがないんですから。これは動物行動学の基本中の基本ですが、人間も含め、動物は自分の遺伝子をいかに多く残すかが最大の使命です。しかも男は女と違い、毎日でも繁殖の機会があります。年をとった妻を横目に若い女性に走ることも、妻が闘病中や妊娠中の夫の不倫も、起こってしかるべきことなんです。片田:謙さんみたいな男性だったら、なおさらですよね。竹内:女性は排卵期になると、男っぽい顔を好むという報告があります。男性ホルモンの『テストステロン』のレヴェルが高くなると、男っぽい顔になるのですが、この大半は精巣で作られ、性欲や生殖能力に影響を与えます。つまり女性が、排卵期に謙さんのような男っぽい見た目の男性を好むというのは理にかなっているんです。だけど、一方で女って、男っぽい男よりも女っぽい優男を好みますよね。羽生結弦選手(22才)とか、アイドルグループの男の子とか。片田:いいよね、羽生くん。相手が羽生くんだったら、タイ在住の男性(31才)に貢ぎ出資法違反で送検された山辺節子容疑者(62才)の気持ちがわからなくもないよ(笑い)。竹内:小顔で、顎もしゅっと細くて、ひげも本当に生えるのというくらいに気配がなくて、お肌はつるつるでしょ。これ全部、女性の顔の特徴です。羽生くんがいかに魅力的かっていうのは、私もわかります。で、羽生くんのような一見草食に見える優男を、女性はイケメンだと言うんですが、イケメンは精子の質がいいという調査結果もあるんです。 精子の質とは、他の男の精子と卵の受精を巡って競争をしたときに、泳ぐ速度が速いとか、頭突きしたり邪魔したりして、卵子にたどりつく、という表現をする人もいますが、そういう戦で勝ちやすい精子のことです。優男は女性にモテて、特にすでにパートナーのいる、たぶん年上の女性から声がかかりやすいので、パートナーVS優男という精子同士の争いに遭遇することになる。そのために精子の質がよい必要があるのです。だから優男には腹違いの子供がいることも少なくないでしょう。 これはテストステロンのレヴェルが高いと生殖能力も高いということと矛盾するのですが、このあたりは一筋縄ではいかない問題なので、少なくとも今わかっていることとしてご理解ください。※女性セブン2017年5月11・18日号
2017.05.03 07:00
女性セブン
女性に対する「年齢不詳」という言葉 約6割が皮肉
女性に対する「年齢不詳」という言葉 約6割が皮肉
 焼酎をウーロン茶で割るだけのウーロンハイ作りに四苦八苦し、ビールを注げば3分の2が泡。ちくわを焼くだけなのに焦がしてしまう──。4月12日に放送された特番『天海祐希・石田ゆり子のスナックあけぼの橋』(フジテレビ系)では、チーママに扮した石田ゆり子(47才)のそんなポンコツなかわいさに、共演者の小栗旬(34才)、西島秀俊(46才)、田中哲司(51才)はデレデレ。ジャージーデート願望を明かし、「そう言い続けて15年なんですけど」と苦笑する石田に、小栗は思わず「信っじられない!」と呟つぶやくほど。 ネットでも「あのかわいさ、逆サバ読んでるんじゃないの?」などと大きな話題を呼んでいる。“年齢不詳”──石田のように、イイ女の称賛文句として使われるこの言葉は、今、ワイドショーを盛り上げているあの女性の肩書としてもさかんに使われている。 複数の男性から7億円もの大金を貢みつがせた山辺節子容疑者(62才)だ。事件の本筋はさておき、オフショルダーにホットパンツなど若作りすぎるスタイルに、自称38才というサバ読みをしていたことに、世の女性たちは大いにざわついている。「年齢不詳ですね」。誰かにそう言われて、うれしくなった経験がある女性もいるのではないか。またそうした“美”を追求している人も多いのではないか。 しかしこれは、必ずしも褒め言葉ではない。20代、30代、40代、50代の男性200人にアンケートを実施したところ、「年齢不詳」という言葉を女性に対して褒め言葉として使っているのは36.5%。「皮肉を込めて」使っているというのが31.5%、「若作りがイタイ場合に使う」というのが29.5%という結果だった。つまり、「年齢不詳」という言葉は約6割が皮肉混じりなのだ。◆大事なのは「清潔感」と生き方のアップデート 歓迎されるか、されないか。なりたいと思わせるか、思わせないか──。恋や結婚だけではないアラフォー女性の心の叫びを描いた漫画『未中年』(新潮社刊)を刊行したばかりのコラムニスト、ジェーン・スーさん(43才)は、“年齢不詳”には相反する2つの意味があると言う。「自分のいちばんよかった時代のままアップデートされないと、“年齢はわからないけど、若くは見えない”という人になってしまうと思うんです。山辺容疑者は典型的な歓迎されないタイプの年齢不詳ですよね。印象に残っているのは、タイ警察に捕まった時の服装。両肩とカチューシャと、バストアップだけで3つもリボンがありました。リボンがあればかわいいだろう、若く見えるだろう、という記号的なものをたくさん身につけることで安心するタイプなのでしょうね」(スーさん) それはもはやただの“嫌われるサバ読み女”。ヘアメイクアーティストのおぐねぇー(48才)も、山辺容疑者について、「自分のいちばん輝いていた時代を引きずっているのねぇ」とため息をつく。「きっと昔から、かわいいね、ってちやほやされて、そのときの記憶が誇りなのよ。本当は前に進まなきゃいけないのに、道に迷って帰ってこれなくなっちゃった。それが周りに違和感を抱かせてしまう。年を重ねると、誰もが陥る落とし穴ですよ。特にちやほやされてきた女性に多い」(おぐねぇー) …と言われて、稲田朋美防衛大臣(58才)を思い浮かべた人も多いのではないだろうか。柄ワンピに網タイツをはいたり、どんなときもくるんと巻いた髪で、ふさふさのつけまつげに、キラキラしたアイメイク。スーさんは、姿よりも年甲斐もない行動のほうが問題だと指摘。「やっぱり男性議員に追及された時のしゃべり方とか、口をすぼめて涙ぐむとか、そういう大人げない仕草が鼻につくんだと思うんです」 では、愛される“年齢不詳”とは?スーさんは「まずは清潔感。そして、生き方がアップデートされている女性」と言う。「最近20才下の男性と再婚した藤あや子さん(55才)も、きれいな背中が見えるファッションをするとか、いちばんいい見せ方を知っているかたですよね。山辺容疑者と大きく違うのは、人からどう見た目で判断されるかということにあまり重きを置いてない気がする点。腹が据すわっている。石田さんもそう。ちょっとやそっとのことでは動じなさそうな潔いさぎよさが感じられます」※女性セブン2017年5月11・18日号
2017.05.02 07:00
女性セブン
ホストクラブは「捨ててもいい金ない人にはわからない遊び」
ホストクラブは「捨ててもいい金ない人にはわからない遊び」
 女性セブンの名物アラカン記者“オバ記者”こと野原広子が、世の中のおかしな出来事に疑問を投げかける! 今回のテーマはホストクラブだ。 * * * 親しいホストを脅して3万円を騙し取ろうとして逮捕されたタレントの坂口杏里。“つなぎ融資の女王”こと、山辺節子容疑者もホストクラブで、シャンパンを並べている写真が出回っている。 少し前には、「週1、2回通って1晩で900万円を使った」と語っていたタレントで女医の脇坂英理子も詐欺罪で逮捕されたっけ。 女の犯罪の後ろにホストあり? 女の豪遊といったらホストクラブ? ああもう、書いているだけで血圧が上がりそうだよ。◆髪はざんばら 目はうつろなやさぐれホスト 暗い店内で、斜め座りした男たちがすることといったら、たばこの火の早づけ競争と、水割り作りだけ。いたたまれずトイレに入れば、いやもう目を疑ったね。堂々と“ホストの誓い十か条”が張ってあるんだもの。「客には惚れず、惚れられなければならない」だの、「どれだけ売り上げに貢献する客か、見極めなければならない」って、あのね! 昭和のホストクラブの話だけど、そんな男らとは、二度と会うことはないと思っていた。なのに、バブルの絶頂期、歌舞伎町に仕事部屋をもったら、昼間、近所のスーパーで気の抜けたホストと顔を合わせるようになったんだわ。髪はざんばら、目はうつろ。そのやさぐれっぷりに目をそむけたもんね。◆捨ててもいいお金がない人にはわからない遊び「それは昔の話よ。今のホストはものすごくきれいで、見たらビックリするよ。私がお金を出すから行こうよ」 株で儲けた知人に誘われ、有名店へ行きましたとも。「いらっしゃいませ~」 席に着くなりやってきたのは、武闘派の元ヤン風。次がアイドル未満顔で、その次がニコニコ調整型の元ヤン風。 もらったキラキラ名刺を見ると、取締役、部長、課長、主任って、なぜ会社ごっこ? さらに、すかした歩き方も、グラスを斜めにして目をじっと見て乾杯する仕草もみんな同じって、もう、どうしよう。 隣の席では「お前がバックレたんだろうよ」とホストはため口。若くもない客はぷっとふくれながら、うれしそう。「できるホストは、常連客をお金を運んでくる“しもべ”にする」と聞いていたけど、これか。 で、私は新人ホスト相手に、「いい若い者が汗も流さないで×※◇▽○。実家はどこ? 母ちゃん、泣いてない?」とつい本気のお説教をしそうになっては寸止め。 これでお会計は30万円。わずか2時間ナリ。「こんな大金払って、何が面白いの?」と全額ポンと払った知人に聞くと、「まずホストの売り上げ順位争いがあって、客の私たちはそれにのって、ホストの愛情の取り合いをしてるのよ。あ、捨ててもいいお金がない人には、わかんない遊びかも」だって。 その知人も、やがてはホスト相手に「金返せ」の大げんかをしていたっけ。面白くもなく、やがて哀しきホストクラブになぜ行く?※女性セブン2017年5月11・18日号
2017.04.30 07:00
女性セブン
還暦女性はニンフォマニア? 閉経と「抗うつ作用」の関係
還暦女性はニンフォマニア? 閉経と「抗うつ作用」の関係
 出資法違反で送検された山辺節子容疑者(62才)は、男性ばかり50人を超える被害者から7億円もの金をだまし取っていたといわれている。そんな山辺容疑者は、肌を大胆に露出した服を着て、38才であると自称し、タイ在住の31才の男性に貢いでいたという。 山辺容疑者は60才を超えてもなお性欲旺盛に見えるが、この傾向は女性全体に言えることなのだろうか。「女性の肉食化」などと言われるこのトピックについて、ネットニュース編集者の中川淳一郎さん(43才)、精神科医の片田珠美さん(56才)、動物行動学研究家の竹内久美子さん(60才)が意見を交わした。中川:こうした女性の話になると、女性の肉食化、おじさん化という人もいますが、そうじゃないと思う。女性はもともと、肉食で、じゃあ、何が変わったかといえば、ぼくは自由奔放になってきたと感じています。結構、不倫にも抵抗がなくなってきていて、「バレなければいいでしょ」って女性がぼくの周りでもいる。「不倫するとか、他の男とつきあうことで、結果的に私の人生上向いて」って言う人も1人や2人じゃありません。そういう人は確かに30代~40代が多い。片田:精神医学では、女性の異常な性欲亢進をニンフォマニアと呼ぶんですけど、女性は閉経前後になると一時的にニンフォマニアの状態になるという報告があるんです。中川:最近『夫のちんぽが入らない』っていうタイトルの本が売れていますよね。これって、女性の胸に響いたんだと思いますよ。今はちょっと調べれば、誰でも簡単に豊富な性知識を得られますよね。みんなのテクニックや、サイズ感など、何が標準で何がそうでないかなどの情報であふれています。だから、「私もベストを見つけたい」と思うようになってきたんじゃないかと思うんです。 ただ同時に、自信を失っている女性が増えている可能性もあります。最近は『逃げるは恥だが役に立つ』とか『東京タラレバ娘』とか、恋に不器用な女性たちを描いたドラマがヒットしていますが、それも無関係ではないでしょうね。竹内:60才前後は子供ができるわけでもないので、行動と性欲の高まりをうまく説明できないんですが、精液には抗うつ作用があるという研究があるんですよ。気分がよくなる。コンドームをつけると精液の作用が働かないので関係ないのですが、60才前後の女性は子供ができないから、コンドームをつける必要はなく、おそらく生でセックスをするでしょう。そうすると精液に抗うつ作用があるので、非常に気持ちがよくなる。 もう1つ、精液は栄養源にもなる。コオロギやキリギリスは交尾のとき、オスが精包というパッケージをメスに渡すんですが、メスはその精包の一部を食べちゃうんです。非常に栄養に富んでるからと。自分の卵を受精させる部分を残しつつも食べてると。 同じようなことが人間でもいえて、セックスをすると女性ホルモンが分泌されます。60才前後になると女性ホルモンは激減しますが、若い男と恋愛すれば女性ホルモンが分泌され、血流がよくなり、楽しさ、うれしさもありますから、若返りの効果もあるといわれていますよね。片田:60才前後になってもセックスに積極的な女性のことがニュースになると、そういう女性が増えてきたと思われがちですが、そういうわけではないですよね。 私は女性が経済力を持つようになったことを反映していると思います。やっぱり年をとった人が若い人と交わるには、それなりの経済力と権力が必要でしょ? 例えばロシアのエカチェリーナ2世は、夫を押しのけて女帝になって、若い男の子を食いまくってた。それは権力があるからできたわけですよね。 今回は大金が絡んだ事件なので、一緒にはできないですが、仮に女性が、うんと年下の男性と普通の恋愛や結婚をすると、やっぱり「恥ずかしいこと」と見られるケースが多いですよね。例えばアメリカのトランプ大統領(70才)の奥様、メラニア夫人(47才)のように、成功した男性が手に入れた若く美しい妻を、“トロフィーワイフ”と呼ぶけれど、成功した女性が、うんと若い男性と結婚しても、そんなふうにはいいません。その点ではまだまだ男女平等とはいきませんね。 ちょっと話はずれるかもしれないけど、私が今、唯一の希望をかけているのが、フランスの大統領選に出ているエマニュエル・マクロン候補(39才)! かっこいいよね。彼は16才の時、ふたまわりぐらい年上の高校教師と恋に落ちて、駆け落ちして、その後2007年に結婚して、今もラブラブ。マクロンは、私たち女性の希望の星よ!※女性セブン2017年5月11・18日号
2017.04.29 07:00
女性セブン
62才・山辺節子容疑者 なぜ、欲望が旺盛になるのか
62才・山辺節子容疑者 なぜ、欲望が旺盛になるのか
 被害者は男性ばかり50人超。被害総額は7億円にものぼるといわれている──。4月19日、熊本県警は、山辺節子容疑者(62才)を出資法違反で送検した。 色白ぽっちゃりフェイスに、肩を大胆に露出したファッション、お気に入りは花柄ワンピや真っ白なカットソー。“熊本の聖子ちゃん”とも呼ばれていた彼女は、自称38才。その集めた大金は、タイ在住の男性(31才)に貢いでいたことも明らかになっている。 まるで一昔前のパトロンおじさんのようなふるまいをしていた山辺容疑者だが、彼女だけではない。2月には、大阪の『みるく保育園』の副園長だった尾形久美子被告(58才)が、元夫で園長の岡田忠彦被告とともに、補助金をだまし取ったとして詐欺の容疑で逮捕された。尾形被告は韓国人ホストに大ハマりで、一晩で50万円以上散財していたなどといわれている。 60才前後になって性欲が衰えないように見える彼女たち。これは一体どういうことなのだろうか。犯罪心理や心の病の構造を分析する精神科医の片田珠美さんと、動物行動学研究家の竹内久美子さんが分析する。片田:いずれの女性にも、おじさんが若い女の子に入れ揚げるケースと共通する部分があって、それは若い子に愛されることで、まだ自分は終わっていないのだと再確認したいということ。相手が若ければ若いほど、自分の価値は高まります。これはいわば、喪失感の裏返しです。 個人差はありますが、男性は特に50代以降になると性的能力が衰えていきます。女性の場合も、50才前後で閉経を迎え、女でなくなるという現実を突きつけられるわけです。そういった時に若い異性と交わると、自分にはまだ性的能力があるんだということを再確認できるんです。 若い頃、いい思いをいっぱいしてきて、それを失いたくない人も、まったく逆に、そういう恋愛経験が少なかったからこそ、「このまま終わるのは嫌。最後に…」と焦る人も、両方いると思います。竹内:女の性欲でいえば、女はうんと若い頃よりも、30代~40代半ばにピークを迎えるといわれているんです。つまり、それは出産の最後のタイミングと重なります。 それを動物行動学的にどう説明するかというと、女っていうのは必ずしもみんながうらやむようなとびきりいい男と結婚できるわけではなく、多くの人は、とりあえず適当なところで手を打っています。でも本当に欲しい遺伝子は、とびきりいい男の遺伝子なんですよ。 ですから、この年齢の女は、よそに男を求めて、あわよくば妊娠して、うまいこと旦那をだまして他の男の子供を育てさせる。末っ子の父親が違うという話が実は世の中には少なくないそうですが、それは動物行動学的にはごく自然な成り行きといえます。※女性セブン2017年5月11・18日号
2017.04.27 07:00
女性セブン
年齢詐称62才山辺容疑者 「38才か39才」は絶妙すぎる
年齢詐称62才山辺容疑者 「38才か39才」は絶妙すぎる
 女性セブンの名物アラカン記者“オバ記者”こと野原広子が、世の中のおかしな出来事にメスを入れる! 今回のテーマはアラカン女性の逮捕騒動です。 * * *「62才の彼女がなりきったのは“女”を飛び越えて“女の子”」「たいしたタマだよね」「千両役者!」 ここのところ、アラカンの女友達が集まるとこの話だ。人差し指を反そらせてスマホをいじる仕草。タイの警官を見上げる視線と甘い声。彼女が日本中の目をくぎ付けにしたのは、『出資法違反』という四角い法律ではなくて、間違いなく、一度見たら忘れられない異様な見た目だ。◆詐欺被害の悲しさは、痛い腹を探られること 山辺節子容疑者は、「大企業は銀行からすぐお金を借りられないんです。私がその埋め合わせをしているので、私にお金を預ければ必ず儲かります」と言って、7億円以上を集めたそう。ここ数年、大手企業の粉飾決算が騒ぎになっているから、この話を信じた人もいたと思う。 この手の話を聞いて思い出すのは、私自身が以前、ひっかかってしまった苦い経験。ウソっぽい話に乗っかり、何度か辛酸をなめた私の恥をさらすと、詐欺被害の悲しさは、他人から同情されないことなの。 私をだました相手と、そうなるまでのいきさつを思い出すと、夜中に仁王立ちになるほど腹が立つ。けど、それを人に話すと、「なんで?」とアホを見るような目で見られるんだよ。それか、「あんな人に惚れたの?」と痛くもない、または痛い腹を探られるかで、ロクなことがない。◆昭子でも和子でもタイ人にとっては変わらないけど… とはいえ、山辺容疑者には共感するところもある。それは、ウソのさじ加減。 31才のタイの恋人に年齢を「38才か39才」と言っていたそうだけど、40才ではいかにも“おばさん認定”だけど、35才と言うとさすがにウソっぽい。そのギリギリが38か39って、わかるわ~。「エリコ」というタイで名乗っていた名前もそう。タイ人にしてみれば節子でも昭子でも和子でも同じだったかもしれないけど、節子さんにとっては、その名前でしか31才の男にしなだれかかれなかったのよ、きっと。わかるわ~。 まず自分をだまして、相手をだまして、夢の世界にワープ。でも、それをしてみたいかというと、話は別なんだわ。 熊本の豪邸からも夜逃げ同然だったというし、資金からして人からだましたお金。タイのビーチを歩いていても、心はいつも“カチカチ山”だったのではないか。 それに、若作りがうまくいったところで、31才の男とカップルになっての明け暮れはくたびれない? 「お金をあげるから同棲して」と言った彼女を、テレビのコメンテーターは色欲という意味で、「パワフル」と言っていた。でも彼女が考えていたのは逃亡と隠とんで、性愛は、憂さを晴らすお酒ほどの役割りだったと思うんだけど、どうなんだろう。 伝え聞くところによると、子供の頃から男の子にもてて、結婚して子供もいたとか。それがなぜ、どんないきさつでこんなことに??? やだ、彼女のことなら何でも知りたい私は、すでにファン!?※女性セブン2017年5月4日号
2017.04.21 16:00
女性セブン

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