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福原愛の“サーッ!” 上手に発すると心身にプラスの影響

“ニッコリ”は脳に効く(写真/アフロ)

「ササッ」「パパッ」などの言葉を、行動とともに口に出すと、運動パフォーマンスが上がる、とオノマトペ研究家の藤野良孝さんは言う。

「オノマトペとは擬音語と擬態語をまとめた言葉のこと。これらをシチュエーションに応じて上手に発することで、心身にプラスの影響を及ぼせるため、“強い力が出る”“スピーディーに動ける”“やる気がアップする”“緊張感がほぐれる”などの恩恵が得られます。

 例えば、卓球の福原愛選手が、スマッシュを決めると“サーッ”と言いますが、これにより体がリラックスして自分にあった運動のリズムが引き出されるのです。そして、脳にもプラスの情報を与え、つらい状況でも楽しいと思える効果が期待できるのです」(藤野さん、以下「」内同)

 またその効果は、行動する時のみならず、楽しくない気分の時にも発揮される。

「“ニーッ”と声に出しながら笑うと口角が上がり、自然に心も落ち着きます。口を開けた状態は、筋肉をリラックスさせる効果もあるので、面倒な気分も緩和されます」
 
 実はこれはあらゆる家事にも効果的だという。掃除機をかける際には、滑らかな動きを表す「スーッ」という言葉を言いながらかければ、掃除機を真っ直ぐ楽に動かせる。

 洗濯物干しの時は、両手で衣類をはさみ、「パンパン」と言いながら叩いてしわを伸ばせば、軽やかに干せる。トイレ掃除では、ブラシを「ゴシゴシ」と言いながら動かす。“ゴ”という言葉を口に出すと、手に力が入りやすい。

 アイロンかけは、「スーッ」と言いながら、アイロンをかけると滑らかな動きになり、面倒な気持ちも解消される。

 基本的に、常に「ニーッ」と口角を上げて笑うことを意識する。これで脳に楽しいという感情が伝達される。はじめは意識して行って身につけていこう。

※女性セブン2017年4月27日号

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