国内

もうボロボロ 民進党代議士「都議選議席ゼロは十分あり得る」

蓮舫代表に待ち受けるのは茨の道か

 政権の驕りと政治腐敗を厳しく追及し、国会のチェック機能を健全に働かせる。それが野党第一党の役目だ。

「安倍政権を厳しくチェックし、地に足の着いた提案をする」

 民進党の野田佳彦・幹事長は国会の代表質問でそう宣言したはずだった。ところが、この野党第一党では7月の東京都議選を前に都議らの離党者が相次ぎ、離党ドミノは国会議員にも波及、結党からわずか1年で党崩壊過程に入った。

「獲得議席ゼロ」

 複数のメディアが報じた衝撃的な都議選予測が民進党の実情を物語っている。

 政党が危機に陥ったとき、回復力が残っていれば執行部への批判が噴出するはずだ。しかし、長島昭久・代議士が離党会見を開いた日、民進党代議士会では蓮舫代表ら執行部への批判の声はほとんど上がらず、議員たちは力なく沈黙した。船の沈没が避けられないとなったら、船長を批判するより“逃げるが先”なのだ。

 中部地方選出の民進党代議士が語る。

「いまのうちの党なら都議選の議席ゼロは十分にあり得る。世田谷区など8人区で1人も当選できそうにないのに、衆院の小選挙区で当選できると思いますか。東京の状況は全国でも同じ。離党した長島さんや都議たちは小池新党に行くんでしょうが、救命ボートに乗れる人はまだいいですよ」

関連キーワード

トピックス

山尾志桜里氏に「自民入りもあり得るか」聞いた
【国民民主・公認取り消しの余波】無所属・山尾志桜里氏 自民党の“後追い公認”めぐる記者の直撃に「アプローチはない。応援に来てほしいくらい」
NEWSポストセブン
レッドカーペットを彩った真美子さんのピアス(時事通信)
《価格は6万9300円》真美子さんがレッドカーペットで披露した“個性的なピアス”はLAデザイナーのハンドメイド品! セレクトショップ店員が驚きの声「どこで見つけてくれたのか…」【大谷翔平と手繋ぎ登壇】
NEWSポストセブン
竹内朋香さん(左)と山下市郎容疑者(左写真は飲食店紹介サイトより。現在は削除済み)
《浜松ガールズバー殺人》被害者・竹内朋香さん(27)の夫の慟哭「妻はとばっちりを受けただけ」「常連の客に自分の家族が殺されるなんて思うかよ」
週刊ポスト
サークル活動に精を出す悠仁さま(2025年4月、茨城県つくば市。撮影/JMPA)
《普通の大学生として過ごす等身大の姿》悠仁さまが筑波大キャンパス生活で選んだ“人気ブランドのシューズ”ロゴ入りでも気にせず着用
週刊ポスト
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
遠野なぎこさん(享年45)、3度の離婚を経て苦悩していた“パートナー探し”…それでも出会った「“ママ”でいられる存在」
NEWSポストセブン
「参政党パワー」の正体とは(神谷宗幣・代表)
叩かれるほどに支持が伸びる「参政党パワー」 スピリチュアリズム勃興の中で「自分たちは虐げられていると不安を感じる人たちの受け皿に」との指摘
週刊ポスト
レッドカーペットに登壇した大谷夫妻(時事通信フォト)
《産後“ファッション迷子期”を見事クリア》大谷翔平・真美子さん夫妻のレッドカーペットスタイルを専門家激賞「横顔も後ろ姿も流れるように美しいシルエット」【軍地彩弓のファッションNEWS】
NEWSポストセブン
女優・遠野なぎこが自宅マンションで亡くなっていることがわかった
遠野なぎこさん死去…「絶縁状態」と言われていた親族が訃報発表に踏み切った事情 知人が明かす「ずっと気にかけていた」本当の関係
NEWSポストセブン
レッドカーペットに登壇した大谷夫妻(時事通信フォト)
《真美子さんの艶やかな黒髪》レッドカーペット直前にヘアサロンで見せていた「モデルとしての表情」鏡を真剣に見つめて…【大谷翔平と手を繋いで登壇】
NEWSポストセブン
誕生日を迎えた大谷翔平と子連れ観戦する真美子夫人(写真左/AFLO、写真右/時事通信フォト)
《家族の応援が何よりのプレゼント》大谷翔平のバースデー登板を真美子夫人が子連れ観戦、試合後は即帰宅せず球場で家族水入らずの時間を満喫
女性セブン
鉄板焼きデートが目撃されたKing & Princeの永瀬廉、浜辺美波
《永瀬廉と全身黒のリンクコーデデート》浜辺美波、プライベートで見せていた“ダル着私服のギャップ”「2万7500円のジャージ風ジャケット、足元はリカバリーサンダル」
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 石破政権が全国自治体にバラ撒いた2000億円ほか
「週刊ポスト」本日発売! 石破政権が全国自治体にバラ撒いた2000億円ほか
NEWSポストセブン