とはいえ今年の天皇賞は役者が揃います。昨年の今頃はまだデビューすらしていなかった馬が、昨年の有馬記念を争った名馬たちと、同じ土俵に立てるとは思わなかった。
キャリアわずか6戦でまだまだ未知数。強い相手と戦うことで、また強くなるかもしれないという楽しみもあります。
●すみい・かつひこ/1964年石川県生まれ。2000年に調教師免許取得、2001年に開業。以後15年で中央GI勝利数23は歴代3位、現役では2位。ヴィクトワールピサでドバイワールドカップ、シーザリオでアメリカンオークスを勝つなど海外でも活躍。引退馬のセカンドキャリア支援、障害者乗馬などにも尽力している。引退した管理馬はほかにカネヒキリ、ウオッカ、エピファネイア、サンビスタなど。『競馬感性の法則』(小学館新書)が好評発売中。
※出走予定馬、成績などは4月18日時点のもの。
※週刊ポスト2017年4月28日号